Have a bad memory.

忘れっぽい自分へ向けた記事

Part 8 be動詞の過去形

Lesson1 - be動詞の過去形(肯定文)

be動詞の過去形はwas と were の2つ
be動詞は「=」の意味を表す
過去のある時点で「何かが何かとイコールだった」という状態を表す
There be 構文では、be動詞は There be のすぐ後ろに来る人やものが単数か複数かで決まる。人やものが単数なら is か was、複数なら are か were を使う

be動詞を過去形にする

She was happy then.
彼女はその時幸せでした

be 動詞の was は主語が単数のときに使います。
上の例文には過去を表す then「そのとき」がありますが、was や were は「過去のある時点で何かが何かとイコールの状態である」ことを表します。
過去形では過去形のbe動詞の am と is が was に、 are が were になります

+αの解説 There be 構文

There were some books on the table this morning.
今朝、テーブルの上に数冊の本がありました

ここではbe動詞を使った新たな表現を解説します。

There be は「~がいる・ある」という表現で、There be 構文と呼ばれます。
この例文では、There were と過去形のbe動詞を使っているので、「~がありました」という意味になります
後ろに続く some books が「存在したもの」、on the table が「ものが存在していた場所」、this morning が「ものが存在していた過去のある時点」を表しています。
some は「いくつかの」と訳されることが多いですが、「はっきりとはわからない、ぼんやりとした」というイメージを持つ単語です。
「何冊あるかははっきりとはわからないけれども本がある」、つまり「数冊の本」という意味になります。
また、名詞の複数形には books のように s をつけます。

Lesson2 - be動詞の過去形(否定文)

be動詞の否定文の2つの形をおさえよう
He was not busy last week. (彼は先週忙しくなかった)
He wasn't busy two days ago. (彼は2日前は忙しくなかった)

was か were に not をつけて否定文にする

He was not happy then.
彼はその時幸せではありませんでした

be動詞の was は主語が単数のときに使い、過去のある時点での「=」を表します
was に not をつけて was not とすると現在系のときと同じように「≠」を表すことができます。
過去形のbe動詞には was と were がありますが、否定文ではそれぞれの後ろに not をつけて使います

Mr. Taguchi wasn't a singer.
タグチさんは歌手ではありませんでした

ここでは短縮系の wasn't を使いましたが、Mr. Taguchi was not a singer. でも大丈夫です。

Ms. Miura wasn't busy yesterday.
ミウラさんは、昨日は忙しくありませんでした

be動詞を使う過去形の否定文は、 was not か were not のいずれかに限ります。
主語が単数なのか複数(もしくは you)なのかに注意して使い分けてください

+α解説 There be 構文の否定文

There weren't any books on the table this morning.
今朝、テーブルの上には1冊の本もありませんでした

There be 構文の否定文は「~がない」という意味を表します
また、not any… で「1つの…もない」という「ゼロ」を表す表現になるので、「1冊の本もなかった」という意味になります。
not any は no を使って言いかえられるため、この例文は There were no books on the table this morning. と表現できるということを抑えておいてください。

Lesson2 - be動詞の過去形(疑問文)

be動詞を使った疑問文は、現在系も過去形もご順は同じになる

主語とbe動詞(過去形)を入れ替えると疑問文になる

Was he happy then? - Yes, he was. / No, he wasn't.
彼はそのとき幸せでしたか? - はい、幸せでした。 / いいえ、幸せではありませんでした。

He was happy then. は「彼はそのとき幸せでした。」という意味の肯定文です。
この文を「られはそのとき幸せでしたか?」という疑問文にする場合は、主語と He と be動詞の was の順序を入れ替え、文末に?をつけます
be動詞の現在系を使った疑問文の作り方と同じです。

Was Mr. Taguchi a singer? - Yes, he was. / No, he wasn't.
タグチさんは歌手でしたか? - はい、そうです。 / いいえ、ちがいます。

be動詞の過去形を使った疑問文の答え方も、現在系と同様です。
Yesのときは(Yes, 主語 + be動詞.)で答え、Noのときは(No, 主語 + be動詞 + not.)で答えます。

+α解説 There be 構文の疑問文

Were there any books on the table this morning? - Yes, there were. / No, there weren't.
今朝、テーブルの上に本がありましたか? - はい、ありました。 / いいえ、ありませんでした。

any には「どれでも」という意味があり、any books には「どんな本でもいいのだけれども」というニュアンスがあります
「(どんな本でもいいのだけれども、とにかく)テーブルの上に本はあったの?」という意味の疑問文なのですが、日本語にする場合には any はとくに訳さなくてもいいでしょう。