ミーとポコンの家勉記録 by 料理担当パパ

パパが夕ご飯の準備をしながら娘の教育について書きちらかします。小学5年で英検2級取得、準一級に挑戦中!

小学生への動機づけ(1) 入試対策としての英語

ご存知の通り、日本の教育システムにおける英語の存在感は大きくなるばかりです。

慶應大学総合政策学部環境情報学部は英語試験と小論文のみを課する入試方式を採用しています。青山学院大学文学部の一部方式では英語のみの一教科400点で合否が決定します。

また、求められる「英語能力」の内容も変化しています。

2021年度からは現状のセンター試験が、大学入試共通テストに変更されます。

センター試験の英語においてはいわゆる筆記が200点、リスニングが50点の計250点満点であったのに対し、共通テストでは筆記100点、リスニング100点の計200点満点に変更されます。そして将来的にはいわゆる「4技能」である書く、読む、聞く、話す能力をバランスよく測る(建前の・・・)民間試験への完全移行が予定されています。

はたしてこれらが正しいことなのかという議論は一旦保留にすべきでしょう。ただ、多くの大学が志望者に対して、より英語能力を重視する流れはこれからも続いて行くことは火を見るよりも明らかだと思います。

でも、高学年になった今ならともかく、英語学習を始めた当時小学1年生の娘には、大学受験の動きについて話したところでピンとこなかった。これから取り組まれる方にとっても同じではないですか。

一方で、英語についてはフライングスタートさせて、将来の受験で少しでも有利に事を進ませてあげたいという下心もありました。

なので、

1、アルファベットや単語の読み方を覚えるのは退屈だけど、本が読めるようになると英語は本当に楽しいよ

2、10年後には大学受験という、あなたの人生を左右しかねない試練が待っている

3、それまでに英語が楽しくなっていたら受験の英語なんて簡単だ!

というレベルまで簡単にしたうえで繰り返し言い聞かせました。

難しいのは1の「退屈なことをした先に楽しさが待っている」ことを実感させること。

これには悩みましたのでいつか詳しく書いてみようと思います。

ま、中学生や高校生になった時には単語の暗記以外にも大切なことがたくさんある。ありますよね?ありましたよね?

恋だったり部活だったり、死ぬほど悩んだり。

皆さんのお子様が、自分の未来を切り開いていく学業と、青春時代の醍醐味を両立させられるよう、願っています。

 

 

 

 

なぜ英語? モチベーションを共有する大切さ

現状の日本社会で生活するには、英語は必要不可欠なものではありません。小学生低学年にとって、親の誘導なしには触れる機会すらないものでしょう。

そのような環境で高度な英語力を身に着けるには、「なぜ英語を学ぶのか」を親子で共有し、機会あるごとにそこへ立ち返ることがとても大切だと実感しています。

大げさですか?でも親が思う以上に子供は賢いと思いますし、する理由を理解できない作業を強制するのは苦行でしかありません。

「英検合格」「英語で会話ができた」「発音を誉められた」などといった心理的報酬を得られる機会が少ない学習初期、だいたい1年間ほどは、「学ぶ理由」を私が幾度となく意識して伝えるよう努めました。

親の言葉で列挙すれば次の通りです。

1.将来の入試対策として

高校入試にしろ大学入試にしろ、英語の試験が求められないことは通常ありません。

2.複眼的な視点を持つための訓練として

異なる言語には異なる論理展開があります。その背後にある異文化に触れることで、日本文化を深く理解することができます。

3.学ぶ大切さを身に着ける手段として

英語の資格を取得するためには毎日の愚直な努力が求められます。これは学校の他教科においても、さらに社会人になってからも学び続けることの大切さを身に着けることに通じます。

これらをどのようにかみ砕いて子供に伝えたか、次回以降のエントリで書いていきます。

海外経験の無い小学5年生が英検2級に合格するまでを公開します。

初めまして。

夕ご飯の準備をしながら娘たちと英語を学んでいるパパと申します。

このブログを始めた経緯について簡単に。

公教育においても英語に接し始める学年が低くなってきている現状は、少なくとも親世代が小学生であった30年前には考えられなかったものであり、多くの保護者の方もなんとなく不安を感じられているのではないでしょうか。

一方でメディアを通じて得られる情報は、「英語ビジネス」が発信する高額な教材の宣伝や、怪しげな留学を売り込む内容であったりすることも多く、必ずしも英語教育の本質を伝えているとは思えません。

上の娘には、1年生の2学期に入ってから英語に触れさせ始めました。そして4年ほどたった小学5年生の春、高校卒業レベルといわれる英検2級に彼女は合格し、現在準一級に合格すべく学んでいます。

これからの投稿で、長期の海外経験はもとよりパスポートすら取得したことがない娘の学習の歩みや、英語教育に対する私自身の考え方を公開することで、子供の将来を真剣に考えておられるみなさんに少しでも役に立てればと思い、ほぼ10年ぶりにブログを再開することにしました。

質問、コメントなどたくさん頂ければ嬉しいです。