空気を読む。空気とは何か。
会話には「空気」という概念がたしかに存在します。
みなさんも誰かといるときに楽しい雰囲気や気まずい雰囲気を感じたことがあると思います。
人にはいろんな感情が存在します。
楽しいとか悲しいとかムカつくとかあなたが感じていたとします。
それらすべては周りにいる人たちに伝わります。
また、相手が感じている感情もすべてあなたには伝わってきています。
人には他人の感情を敏感に感じとるセンサーが元々備わっているのです。
それを認識して、相手はこう感じているのではないか?とハッキリ考えられるようになるのが空気を読む第一歩になります。
空気というのは自分の醸し出す雰囲気と相手の醸し出す雰囲気が混じり合って作られます。
自分ひとりで明るい空気にしようと頑張っても空回りしていては、それは相手の雰囲気を感じ取れておらず、空気が読めない人になってしまいます。
空気を読むには相手を観察し、敏感に感情を感じとってあげましょう。
相手の感情を読んだ上で楽しい空気を作るにはどうしたら良いか考えてください。
コレを言ったら笑うだろうとかテンション上げたら盛り上がるだろうというのでは空気は読めていません。
空気を楽しく変えるにはその空気に合った言動が必要なのです。必要な言動ができるように柔軟な発想と相手の感情を察知する技術を身に着けましょう。
空気が読めるようになったら空気を作れるように頑張ってみましょう。
「空気を作る」というのは自分の醸し出す雰囲気で相手の雰囲気を変えることです。
これはみなさんも無意識で行っているかもしれません。
例えば自分がイライラしてた時、その感情は無意識に周囲に発散されます。発散されたイライラの感情は周囲の人たちに伝わり、周囲の人たちの感情にも影響し、空気がどんよりしていきます。空気が重くなるっていうやつですね。
また、逆に自分が元気で明るい感情だったとしたら、それもまた周囲に影響し、空気が楽しくなります。
たった一人の感情で空気は変わってしまいます。
まずあなたが空気を作る上で理解しないといけないのは自分の感情をコントロールし、それを発散してもいいのかどうか考えること。
イライラした感情をそのままにして職場に行けば職場の空気は悪い方へ変わり、「今日は機嫌が悪そうだなぁ…」なんて思われて他の人は離れていきます。イライラは隠すべきでしょう。
イライラしてても笑顔を心がけ、逆にイライラしてそうな人がいたら優しく声をかけてリラックスさせてあげたりできたら場の空気はそれだけで明るく楽しい空気に変わります。
こういった地道な作業が空気を作り、場を良い方向へ変えるのです。
空気を作るには自分自身がその場の空気を悪くしないこと。コレが第一です。
それができたら次に空気を壊している人を探してフォローする。
もちろんコレですべてがうまく行くわけではありませんが、空気を読めない人に限って自ら空気を悪くしているものです。今日は良くても明日はうまくいくかわかりません。
基本的な「空気を作る」技術を身に着けておけばほとんどの場において役に立つと思います。
自分自身で空気を壊さないように自分自身の感情をコントロールすること。そして、周りの人に目が行く余裕ができたら、まずは一人の人の感情をポジティブに変えてあげましょう。そうすれば一人一人が楽しい空気を発散するようになるので、徐々に空気は良い方へ変わっていくでしょう。
一気に全員を変えようとはしないでください。みんなの感情を自分一人だけでコントロールするのはとても難しいことなので十分に注意してください。
常に機嫌の良さそな雰囲気を出せる人になりましょう。