シドニアの騎士
- 作者: 弐瓶勉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/23
- メディア: コミック
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(ハードSF+学園青春モノ)×(二瓶勉)=∞ (無限大)
↑の式につきます.
数百年前,宇宙から飛来した謎の生命体・寄居子(がうな)の襲撃により,地球は半分に断裂し,消滅.
シドニアは消滅から逃れた数百艘の宇宙船のうちのひとつ.
あらゆる生活機能を備えた超巨大宇宙船であり,度重なる寄居子の襲撃をかいくぐり,新天地を求め宇宙を彷徨っている.
主人公・谷風長道はシドニアの地下で外界から外れた環境で生活していたが,ある時発見され,色々あってシドニアを守る戦闘マシン・衛人の操縦士として暮らすようになる.
BLAMEやBIOMEGAなどの作品と比較して絵はだいぶソフトになりましたが,空間の書き方は相変わらず秀逸.
それに加えて,今回は登場人物同士の恋愛模様や葛藤といったやり取りも描かれていて,これまでの二瓶先生作品とは一味違うものとなっています.
思うに,これまでの作品の主人公はサイボーグみたいなのばっかりで,人間らしさを描きようにも描けなかったけど,その点今回の主人公を含めた登場人物は,人間らしさが前面に出てる.
ちょっとぼけてていじられやすい谷風が,これからどうなるのやらとハラハラしてしまいます.
「寄居子」とは一体なんなのか,「衆合船」はなんの目的で存在しているのか,谷風はなぜ他の人間と違う(光合成ができない,治癒が異常に早い)のか,謎は深まるばかりで次が気になって仕方ない!
彼が2度愛したS
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2009/04/24
- メディア: DVD
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しかしある夜、弁護士を名乗る男と知り合い、秘密クラブの存在を知ったことで彼の生活は一変する。
秘密クラブの会員は金融界や法曹界で成功したキャリアたち。
「今晩空いている?」
を合言葉に、お互いの職業、名前を明かさず、一夜限りの関係を楽しむ。
このクラブにすっかりはまってしまった彼だが、ある時、名前がSで始まる美女に心を奪われてしまい、彼の人生が狂い始める。
ストーリー設定が妄想好きにはたまんないっすね。
本当にこんな秘密クラブがあったら、ぜひ入りたい。
監督が視聴者に優しいのか、伏線が伏線になってません。ゆえにに次の展開がすぐわかってしまうのが残念。
最後のオチも、無理やりな感じがして、薄っぺらい印象。
設定とか、前半の展開が良かっただけに、もう一ひねり欲しかったなー
とは言え、ヒュージャックマンの残忍かつ軽妙な悪役っぷりは見る価値がありますです◎
トランスフォーマー
- 出版社/メーカー: シネマ・タプート
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アイランドに続いてまたもやマイケルベイ監督作品。
ロボット生命体であるトランスフォーマーが車や電気製品がに変身して戦う映画!
以上!
説明するのもめんどくさい!
このしっちゃかめっちゃかぶりは目を見張るものがありますねー。
特筆すべきは、味方である「サイバトロン(AUTOBOTS)」のアホさ加減。
主人公の曾祖父が使っていたメガネが重要なカギとなっており(トランスフォーマー達はebay(アメリカのオークションサイト)に出品されていることで見つけたw)、それを探しに主人公の家に行くのですが。
おもむろにロボット姿で家の周りをうろつき始めるサイバトロン達。
おい。おまいらちょっとまてw
当然あのでかい図体で動くので、知らず知らずのうちに周りのモノを破壊し始める。
あ、花壇だ、気づいてないぞ、踏むぞ、踏むぞ、踏んだー(もはやドリフ)
見かねた主人公が怪しすぎるから車の姿に戻ってくれと請えば、庭の真ん中で車に変形するロボット達。もっと怪しいからw
一方の悪の集団であるデストロン達もアホさ加減では負けてない。
スーパーコンピュータでも20年かかるセキュリティーを1分で破るハッキング能力を持った彼ら。
アメリカ政府のコンピュータの情報を奪い、メガネの存在を知った彼らはたちまち主人公に襲いかかる。
なぜそこで強奪しようとする。
ebayで落札しろよっ
まぁ要するに、この映画結構コメディなんです。
そういう観点から見れば、オチのあっけなさとか、全然気にならない。多分。
ちなみに、ロボットたちが変身する車はすべてGM製。なんだか切ないですねー。
アイランド(ネタバレ)
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
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2010年代。地球が汚染され、シェルター内で生活する人々。彼らの日常は常に監視され、服装や食事に至るまで管理されている。そんな彼らの望みは地球で唯一汚染されていない地域であり、豊かな自然が育まれる「アイランド」に行く権利を得ることだった。
シェルターで暮らす主人公(ユアン・マクレガー)は不思議な夢に悩まされていた。船に乗った自分が黒服の男たちに捕まり、海へと引き釣り込まれていく夢。そして同時に、自分たちの日常に疑問を持ち始めていた。彼の仕事はチューブに正体不明の液体を流すという作業。このシェルターは一体なんなのか。自分は一体誰なのか。やがてある出来事をきっかけに、このシェルターの恐るべき目的を知る…!
(以下ネタバレ)
続きを読む本と映画のレビューとか
をつらつらと書くブログ◎
グッドモーニング・ベトナム!
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アメリカ軍を鼓舞するために送り込まれた型破りなDJが過ごした5ヶ月を描いた戦争映画。
戦争映画なんてほとんど見ないのだけど、これを見たきっかけは、どこかのレビューで「ルイ・アームストロング『この素晴らしき世界』をBGMに米軍がベトナムのサイゴンを爆撃するシーンが印象的だった」というのを読んで、強い興味を抱いたからだ。
実際にそのシーンを見て感じたのは強烈な虚しさだった。
素晴らしき世界ってなんだよ。
目の前で爆弾テロが起こり、兵士たちが死んでいく様子を見たDJも、戦争の前に虚しいと感じつつもこの曲を流したのだろうと思う。
友人だと思っていたベトナム人がベトコンであるとわかり、上司により名誉除隊をさせられた主人公のDJが、帰国間際に英語を教えていたベトナム人たちとソフトボールをする。
白人も黒人もベトナム人も、男も女も関係なく笑い、熱中する姿を見て、最後に少しだけ救われた。
残念だったのが、この映画の見所のひとつであるはずの、皮肉たっぷりに語られるDJのジョークがほとんどわからなかったこと。当時の国際情勢を理解してたり、アメリカ人ならわかるんだろうけど。DVDの付録としてジョークの解説なんかがあったらよかったのになー。