今週の書評本 全44冊（2024/4/29～5/5 掲載分 週刊9誌＆新聞3紙）

毎週日曜日は、この一週間（4/29～5/5）に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。

今週の書評本

*表示凡例
◆掲載された媒体： 発行号数　掲載冊数
書籍タイトル　著者.編者　出版社　税込価格　書評掲載回数（②回以上を表示）

◆週刊現代「日本一の書評」： 5/11 号 6 冊
ゆうびんの父 門井慶喜 幻冬舎 2,000
カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」 室橋裕和 集英社新書 1,320 ⑤
横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのか 田崎健太 カンゼン 2,970
2025年大学入試大改革: 求められる「学力」をどう身につけるか 清水克彦 平凡社新書 1,078
頭上運搬を追って 失われゆく身体技法 三砂ちづる 光文社新書 946 ②
夜の人々 エドワード・アンダースン 新潮文庫 880 ②

◆週刊東洋経済「話題の本」： 4/27・5/4 号 6 冊
「推し」で心はみたされる? 21世紀の心理的充足のトレンド 熊代亨 大和書房 1,760
正力ドームvs.NHKタワー 幻の巨大建築抗争史 大澤昭彦 新潮選書 1,980
嫉妬論 民主社会に渦巻く情念を解剖する 山本圭 光文社新書 946 ⑤
財政と民主主義 人間が信頼し合える社会へ 神野直彦 岩波新書 1,100
漫画家が見た百年前の西洋 近藤浩一路「異国膝栗毛」の洋行 和田博文 筑摩選書 1,870 ②
統帥権の独立 帝国日本「暴走」の実態 手嶋泰伸 中公選書 1,870 ②

◆朝日新聞： 5/4 朝刊 16 冊
母という呪縛 娘という牢獄 齊藤彩 講談社 1,980 ⑤
密航のち洗濯 ときどき作家 宋恵媛、望月優大、田川基成 柏書房 1,980 ④
トランスジェンダーと性別変更 これまでとこれから 高井ゆと里 岩波書店 748
ここはすべての夜明けまえ 間宮改衣 早川書房 1,430 ③
ゆれるマナー 青山七恵ほか 中央公論新社 1,760
憶 藤沢周連作短編集 藤沢周 春陽堂書店 1,980 ③
実存主義者のカフェにて 自由と存在とアプリコットカクテルを サラ・ベイクウェル 紀伊國屋書店 4,180
都市に侵入する獣たち クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系 ピーター・アラゴナ 築地書館 2,970
大江戸恋情本繁昌記 天の地本 ゆうきりん 集英社オレンジ文庫 737
龍馬 THE SECOND 1 馳月基矢 ヒーロー文庫 770
哄う合戦屋 北沢秋 河出文庫 869
痛みの〈東北〉論 記憶が歴史に変わるとき 山内明美 青土社 2,860
日本昔噺選集 梅花の想ひ人 おく KADOKAWA 1,430
かまくらBAKE猫倶楽部 1 五十嵐大介 講談社 836
増補版 宇野亞喜良クロニクル 宇野亞喜良 グラフィック社 5,940
高校生と考える 人生の進路相談 磯野真穂ほか 左右社 1,980

◆毎日新聞：  5/4 朝刊 7 冊
山よりほかに友はなし マヌス監獄を生きたあるクルド難民の物語 ベフルーズ・ブチャーニー 明石書店 3,300
ヤマトタケルの日本史 女になった英雄たち 井上章一 中央公論新社 2,420 ②
草の譜 黒木三千代 砂子屋書房 3,300
サンリオ出版大全 教養・メルヘン・SF文庫 小平麻衣子ほか 慶應義塾大学出版会 3,960
車輪の下 ヘルマン・ヘッセ 新潮文庫 440
むかし話 本宮ひろ志 集英社 924
再生　西鉄バスジャック事件からの編み直しの物語 山口由美子 岩波書店 2,200

◆読売新聞：  5/5 朝刊 9 冊
三井大坂両替店 銀行業の先駆け、その技術と挑戦 萬代悠 中公新書 1,100 ②
利他・ケア・傷の倫理学「私」を生き直すための哲学 近内悠太 晶文社 1,980
きらん風月 永井紗耶子 講談社 1,980 ④
評伝 丸山眞男 その思想と生涯 黒川みどり 有志舎 3,520
柳宗悦の視線革命 もう一つの日本近代美術史と民芸の創造 西岡文彦 東京大学出版会 4,950
センスの哲学 千葉雅也 文藝春秋 1,760 ③
ぼくらは回収しない 真門浩平 東京創元社 1,870
「むなしさ」の味わい方 きたやまおさむ 岩波新書 1,012 ③
VIOLA 海島千本作品集 海島千本 パイ インターナショナル 2,970

以上

以下の週刊誌の今週号はお休み
サンデー毎日
女性自身
女性セブン
週刊ポスト
週刊新潮
週刊文春
週刊エコノミスト

嘘（うそ）で固めた人生なのか維新の大物議員中条きよしの不始末

維新の中条きよし参議員が、知人に金利60％で1千万円を貸していた件で、
元維新代表の松井一郎がXで以下のようにつぶやいています。
中条きよし参院議員「金利60％で知人に1000万円」高利貸し　「出資法違反の疑い」との指摘も(NEWSポストセブン)当時代表は僕、国会議員になる前のお付き合いの中で金銭貸し借りだと想像するが違法金利はダメ、事実であれば中条さん、潔く辞職すべき。

これは中条きよしは国会議員の辞職は確実でしょうね。

借りる方も借りる方だとも思いますが、金利60％とは法外も法外、堅気の仕業じゃないのですが、よほど信用がならない借り手だったんでしょうか。

それはともかく、中条きよしは法治国家の国会議員としては不適切なことこの上ない反社会的行為に走ったわけですから、とっとと辞職していただきましょう。

そもそもが、税金から歳費をいただいている身で、それをもとに高利貸しとはあきれてものも言えないわけですし、まあ議員辞職すれば、立件されると思いますので、社会的制裁のみならず法の裁きをきっちり受けるべきです。

中条は、「年金は要らないから、掛け金は払っていない」という国家議員の前に国民としての義務も果たしていなかった前科もありましたので、日本維新の会の鑑（サンプル見本）のようなポンコツ議員ではないでしょうか。

山本太郎のような芸能人から議員になった有能な議員もいますが、今井絵理子、生稲晃子、三原順子などと言った面々はどんな仕事をしてくれてるんでしょうか。「維新の中条と一緒にされたくない」、そうですか、そうですよね。

ということで、例によって以下にXでの「世間の声」をお届けして終わりにしたいと思います。

◆じこぼう@kinkuma0327
以前に、維新を「チンピラみたいな集団だ」と揶揄したことがあったが、今は反省している。金利60%の高利貸し稼業となれば、もはやチンピラなんてものじゃない、「ホンマもん」というべきじゃないか。

◆個人事業主(#ﾟДﾟ)y-~~@boty02563682
「金利60％」で話題沸騰の
維新・中条きよし参院議員。
この中条さんが参議院の任期6年間でもらう税金は、なんと「約5億円」。
しかもこの人、年金すら払ってなかったわけで。維新は二度と「身を切る改革」とか言わないでほしい。

◆松尾 貴史@Kitsch_Matsuo
年金未納、
ディナーショー宣伝、
おひねり要求、
そしてヤミ金。
凄いね、維新クオリティ🤮

◆恒久的絶対平和☮️@japasiaearth
#中条きよしの議員辞職を求めます
中条きよし氏に対する松井一郎氏のコメントは一見まともそうに見えますが、そもそもご自身が維新の代表の頃から取り敢えず苦言を呈する風のコメントを発し実際には誰も辞職してませんから、単なるガス抜き的な発言と捉えるのが適切だと思います。

◆紀藤正樹 MasakiKito@masaki_kito
中条きよし議員って余りにも社会の常識的なルールを知らないのではないでしょうか。私にも芸能人の知人も多数いますが私の知り合いは皆常識人です。”芸能人たる前に社会人たれ”です。しかも議員ですよ

◆岡崎　敬@0kazakikei
維新の議員には、ずば抜けてとんでもない人が、なぜこれほどたくさんいるのでしょう。
あえてそういう人を選んでいるのでしょうか。

◆適菜収（新刊『安倍晋三の正体』発売2ヵ月で5刷）@tekina_osamu
黒田官兵衛の子役もそうだが、人間、闇に落ちるのは一瞬ですね。まあ、維新自体が闇だけど。

12.6億円+おみやげ持参の外遊岸田内閣と15億円の製作費「ゴジラ-1.0」

上は、岸田内閣の首相・閣僚のGW外遊予定一覧表です。

外遊費用は12.6億円だそうですが、自己負担（or裏金）で視察して、12.6億円はそのままそっくり能登半島の復興資金に充ててほしいものですね。

震災から4か月経ちましたが、いまだに珠洲市は断水してるそうですから、12.6億円で何かできませんかね。

岸田首相は、また外遊で金をバラ撒くつもりでしょうからその「おみやげ費用」を加えると外遊費は20億円では収まらないような気がします。

他の閣僚は、外遊と言っても個人差があって、行先によって「仕事・視察」チームと、「行楽」組分かれているようにも思います。

武見（スイス6日間）、松本（ベルギー、デンマーク、仏7日間）、斎藤経産相（イタリア、フランス8日間）、河野太郎（欧州、サウジ9日間）、新藤（英、仏、フィンランド10日間）、自見（英、仏6日間）などは、あの「エッフェル姉さん」たちとどっこいどっこいの外遊なんじゃないかと思いたくなりますが、いかがでしょう。

いずれにせよ、閣僚たちが訪問した国々から日本は「一周遅れ」ですから、これまでの外遊で何を見てきたのかと頭にくるのであります。

ということで、どこへも行く予定のない私は、本日からAmazonPrimeで配信される、わずか15億円で製作された「ゴジラ-1.0」を楽しもうと思います。