つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

宮崎旅行(その1)~神話の里、高千穂へ

先週、宮崎へ旅行に行って来ました。宮崎県は初めてで、九州自体20年ぶりでした。

特に「高千穂」は昔から憧れていたので、やっと念願が叶いました。

宮崎観光の写真でも、高千穂峡「真名井の滝」の写真が有名ですよね。

宮崎県を旅行してみて、高千穂だけではなく、宮崎県全体が、神話と伝説に溢れた場所だということを知りました。神話に詳しかったわけでもないですが。

 

「高千穂」には、宮崎空港より熊本空港から行く方が近いと、かなり前、九州一人旅をした長男から聞いていたので、先ず、熊本空港からレンタカーで高千穂へ向かいました。

2時間かかると旅行サイトに出ていましたが、1時間半ほどで到着。

初日は雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気でしたが、ホテルにチェックインした後は、歩いて5分の高千穂神社へ向かいました。

高千穂神社

約1900年前に創建。高千穂峡八十八社の総社。縁結び・交通安全・厄除けの神として広く信仰を集めていて、境内には「秩父杉(樹齢800年)」や「夫婦杉」がそびえている。

夜は、こちらの神社での「夜神楽」を事前にネット予約していたので、それも今回とても楽しみにしていました。

今回の宮崎旅行での神社参拝時、他と空気が違うのは度々経験しましたが、先ず最初の「高千穂神社」でも、とても神聖な空気感で清々しさを感じました。

お天気も悪く夕方だったためか参拝者も少なく、とても静かで厳かな雰囲気に包まれていました。

ホテルに戻り、早めの夕食をとるため、ホテルスタッフの方が色々教えてくれたおすすめレストランの中から、直ぐそばにあった高千穂牛のステーキハウスへ。

宿泊先は、「ソレスト高千穂ホテル」

旅行サイトの口コミや、場所の便利さでこちらに決めました。

ビジネスタイプのホテルですが、開業して6年ほどで築浅だから、綺麗で気持ちよく過ごせました。バス・トイレ別のセパレートタイプで。

(小説や写真集などが置いてあるロビーもおしゃれな空間でした。)

そして夜8時から始まる「夜神楽」を観に、再び「高千穂神社」へ。

出かける時はホテルスタッフの方が、座布団を二枚用意してくれていました。(口コミ通りで♪)

「高千穂神楽(岩戸神楽)」について

夜8時から1時間。大晦日と元旦以外は毎日開催。

高千穂地方に伝承されている神楽は、天照大神が天の岩戸に隠れられた折に、岩戸の前で天鈿女命が面白く踊ったのが始まりとされていて、以来、古来からずっと伝承されている。この夜神楽では、33番の神楽の中から代表的な4番を公開。

毎年11月中旬から翌年2月にかけては、秋の実りに対する感謝や豊穣を祈願のため、各村々では、33番の夜神楽を実施している。

7時半頃到着したときは、既に観光客の方が前方に座っていました。観光バスでのツアー客も来て、開始前はかなり賑わっていました。

手力雄命が岩戸を取り除き、天照大神を迎え出す舞も力強く良かったですが、最後の、イザナギイザナミの二神がお酒を作ったり、夫婦円満な舞が笑いを誘って面白かったでした。

動画もOKで一応撮ったのですが、高千穂町観光サイトに、お神楽のダイジェスト動画がUPされていましたー。

youtu.be

この高千穂神社での夜神楽は、料金は一人千円で、観光協会のサイトからの予約で100名。他に、当日予約は50名が定員だそうです。

(二日目)

翌日は、朝からカラッと晴れ渡りました♪

朝食後は、先ずホテルから歩いて高千穂峡・真名井の滝」へ。ホテルから徒歩20ほどと聞いたのですが、時間は短時間でも、帰りは登り坂が続くので、結構キツかったでした。

でも山並みなどの風景は美しく、空気も美味しくて…

道の途中での石仏・道祖神

高千穂峡は、高さ約80~100mもの断崖が約7kmに渡って続いているそう。その雄大な渓谷美は、阿蘇山の火山活動で噴出した火砕流五ヶ瀬川が侵食して作られたとのことです。

「真名井の滝」。日本の滝百選に指定されているだけあって、新緑をバックに、とても美しい風景でした。明け方まで降っていた雨のせいか、川の水は濁っていましたが。

おのころ池おのころ島

国産みの神話で知られる神、イザナギノミコトとイザナミノミコトが作り出した最初の島が、池中央の「おのころ島」だそう。毎年4月の高千穂神社の春祭りには、ここで神事が行われ、今年はちょうど今週行われたばかりのようです。

池に悠々と泳いでいるチョウザメ。かなり大きかったです。

 

高千穂峡」へは、前日参拝した高千穂神社の前を通っていくので、帰りにもまた寄ってみました。

参道のツツジも綺麗でした。

やはり朝の光を浴びた拝殿はさらに清々しく、神聖な感じがしました。

前日夜、お神楽を観た「神楽殿「夫婦杉」。

拝殿の裏手、本殿横に、前日は気づかなかった「鎮石」が…

第十一代垂仁天皇の勅命により我国で始めて伊勢神宮と当高千穂宮が、創建せられた際用いられた鎮石と伝えられます。尚住吉、関東鹿島神宮御社殿御造営の際、高千穂宮より鎮石が贈られ、同宮神域に要石として現存しています。またこの石に祈ると人の悩みや世の乱れが鎮められると言われています。(案内板より)

数年前、茨城県鹿島神宮で見た「要石」は、こちらの高千穂神社から贈られた「鎮石」だったんですね。

この場所に「鎮石」があったこと自体知らなかったので、何だか、引き寄せられた気分になりました。

昨夜も愛媛・高知県で大きな地震が発生しましたが、何とか「鎮石」や「要石」のお力で、大地震を鎮めて欲しいです。

この後はホテルの駐車場に戻り、他にも行きたかった高千穂町にある神社を、車で回りました。

「槵觸(くしふる)神社

「くしふる神社」のあるくしふる峰は、ニニギノミコト三種の神器を奉戴し、国を治めるために降り立った聖地とされている。社殿は1694(元禄7)年に建立。古くは社殿がなく、山(くしふる峰)そのものを御神体として祀っていた。

高千穂峡」の直ぐ後だったので、長い階段には閉口しましたが、こちらの神社は「高千穂神社」よりもさらに、うっそうとした杉木立の中に佇んでいて、観光客も少なく、荘厳な雰囲気に包まれていました。(土俵もありました。)

記事を書くにあたって調べたら、この神社は、強烈なパワースポットとして、知る人ぞ知る神社だそうです。(だから、写真に不思議な光が映り込んでいたのでしょうか…^^;)

「荒立神社」

芸能縁結びにご利益がある神社。「くしふる神社」の直ぐ近くでした。

主祭神は、猿田彦命(さるたひこのみこと)と天鈿女命(あめのうずめのみこと)。猿田彦命と天鈿女命が結婚して住まわれた地。
猿田彦命は、天孫降臨の道案内をした神で、道開きの神として祀られていて、天鈿女命は、天照大御神が天の岩戸に隠れた際に、楽しげに踊り、天照大御神を誘い出した神として祀られている。

境内には7回打つと7つの願いが叶うという「七福徳寿板木」や、幸福を呼ぶ「未来板木」「芸道進栄板木」「干支板木」など様々な板木が点在していました。

こちらの「芸道進栄板木」の後方には、ナント!相川七瀬ご夫妻の記念植樹が♪

芸能にご利益がある神社ということで、芸能人もたくさん参拝に来られているのでしょうね。そういえば、芸能人っぽい美しい女性も見かけました。

私もドラマーの端くれ。全ての板木を7回ずつ打って来ました。

駐車場から望んだ遠くの景色ものどかで美しく、ずっと眺めていたいくらいでした。

旅行前は、高千穂での神社巡りは、「高千穂神社」と「天岩戸神社」は絶対に行きたいと思っていたのですが、ホテルでもらった観光地図で、天岩戸へ行く方向に「くしふる神社」「荒立神社」もあったので寄ってみたのですが、どちらも参拝に行って本当に良かったでした。

この後、高千穂観光でのクライマックス、天岩戸神社天安河原へ向かいました。

そこへ向かう途中の車窓からの景色も、山々が色とりどりで、一斉に芽吹いたような新緑も美しく、何て素晴らしい景色の所だろうと見惚れてしまいました。

一週間来るのが早かったら、桜も満開で山々が所々ピンク色に染まり、さらに綺麗だったのではと思いました。

長くなりましたので、次回へ続きます!(^^)/