ピーチライナー夢の跡
ご無沙汰してます。
コロナで暇すぎて1年以上ぶりの記事です。
今回は2019年8月の桃花台新交通(ピーチライナー)廃線跡の様子をお届けします。
ピーチライナーに関して詳しくはwiki先生なり何なりをご参照いただくとして、超短く説明すると不運にも廃線になってしまったニュータウンへのアクセス路線ですね。地下鉄の延伸がもう少し早ければ…とか、末期の捨て身の値下げとか、調べれば調べるほど切なくなるのでぜひ。
この日はMOVIX京都で映画けいおん!の上映があり、18きっぷで始発に乗っていくと上映まで少し時間が余る…
何をしようかということで遂に解体開始!!みたいなツイートを思い出し、1回ぐらい見とくかーと訪問しました。
時間がたっぷりあるわけではないので、路線の両端の桃花台東駅と小牧駅付近に絞って探索です。ピーチライナーといえば終端のアレですからね。
ということで桃花台東駅。中央西線の春日井駅からバスで訪れました。
写真の右方向が小牧方面なのですが、駅から延びる線路(って言っていいのか分かりませんが)はすでにバッサリ切られており、駅とアレだけが残っている状態です。
営業用の運転台が片方にしかなかったピーチライナーは、終点でコレをぐるっと回って折り返していたそうです。プラレールのUターン線路(赤いやつ)そのものって感じですね。
コスト削減以外に片方しか運転台がない理由が思いつかないのですが、運転台のコストとループ線建設のコストどっちが高いのか謎。
ポツンと残った駅とループ線も解体中の看板が立っていました。
令和2年1月31日までって書いてあるから今はもう撤去されちゃったのかな。
1枚目の写真の反対側から見た駅舎です。ロータリーとかあってこっちが表口な感じ。
バッサリと切られた小牧駅方を断面図的な感じで。ホームどうなってるのか気になるなあ。
駅周辺をプラプラしてると代替バス、その名もピーチバスがやってきたので、これに乗って小牧駅に向かいます。
乗るときに行き先を申告し、運賃箱(リアルただの箱)に運賃を投入するという超アナログシステム。
当然ピーチライナーのルートをなぞっているため車窓から廃線跡が見えました。
こちらが小牧駅。
無慈悲にシャッターが閉まっている桃花台東と比べると、こっちの方が駅っぽさが残っている気がします。
平成2年(1990年)竣工。廃線が平成18年(2006年)なので、役目を終えてからの年月の方が長いんですね。
桃花台東ほど迫力がないのはあんまり高さがないからかなぁ…と思っていましたが、航空写真で見比べてみるとどうやら桃花台東のほうが若干大きいループのようです。
これは桃花台東から高蔵寺への延伸が計画されていたためと思われます。実現していたらループ線を潜るなり跨ぐなりして営業線が伸びていたことになり、想像するだけで萌えますね。
↓慣れない航空写真埋め込み。分かりやすいようで分かりづらい。気になる方はご自身で拡大縮小をお願いします(解体後のやつに航空写真更新されたら終わるなこれ)。
高速バスとの競合はwiki先生とかも指摘してますが、改めて桃花台東駅の地図見ると中央道近すぎて笑うしかない。中心部はひと駅隣の桃花台センターとはいえ。
というわけで、ピーチライナーの探索はここまで。いかに安く18きっぷ使えるところに復帰するか考えた結果、小牧から名鉄で新鵜沼に出て、鵜沼から高山線に乗りつつ京都を目指しましたとさ。
もちろんお目当ての映画は何度見ても大満足。
今夜はニコ生で上映があるので楽しみにしています。どうせ追い出されまくるんだろうけど。
ムーンライトながらに乗り遅れた話
あけましておめでとうございます。
タイトル通りの記事です。文字オンリーです。結構長いです。
1/3 9:30 宇部駅
おはようございます。念願の?本山支線に乗車して戻ってまいりました。本日のこの先の旅程は以下の通りです。もちろん18きっぷです。
宇部 9:50発
(宇部線1838M)
新山口 10:51着/11:09発
(山陽本線3328M)
岩国 13:17着/13:23発
(山陽本線7354M:豪雨災害ダイヤ)
糸崎 15:54着/16:10発
(山陽本線436M)
倉敷 17:25着/17:41発
(山陽本線3724M ~1330M)
姫路 19:25着/19:26発
(山陽・東海道本線3326M新快速)
米原 21:58着/22:07発
(東海道本線5528F快速)
大垣 22:38着/22:48発
東京 5:05着
どこで飯食うんだとかは毎度のことなのでさておき、岡山から先が1本でも落とすとながらに乗れないということで緊迫しております。(そこから手前はサンライナーで巻けることには巻けるので少しは余裕あり)
宇部からおとなしく山陽本線で行けばこんなことにはならないのですが、宇部線に初めて乗ったのが昨夜でして、まったくと言っていいほど車窓を見ておりません。これで乗りつぶし済にするのはまずいだろうということで、リスクはありますが少しストイックに行くことにしました(結果的に大きすぎる代償を負った)。
17:05 東福山駅
全部書いてるわけにもいかないので巻きます。予定を変更してサンライナーに乗りました。
117系の爆走、新快速を彷彿とさせるもの。
ず~~っとオンボロ使ってるので惨ライナーなんて揶揄されたりもしますね。
岡山まで行ってもいいのですが、乗り継ぐ姫路行きが伯備線から来るやつなので着席のため倉敷で乗り換えます。
17:58 岡山駅
倉敷時点では座れなかったのですが、岡山で空いた席に座れました。姫路まであと1時間半ほどあるので睡眠タイムです。
ってか備中高梁発姫路行きってエグいですね。
19:18 はりま勝原駅
おはようございます。姫路まであと2駅というところで目が覚めました。
ドアが開いたとき、反対側のホームから「相生方面のお客様、お待たせして申し訳ございません」的放送が聞こえたのが気になります。
これから向かう方向で何かしら起こっている可能性がありますね。調べてみましょう。
…あれ?これはマズいかもしれない。
軽く調べてみますが、「19:30再開予定」以上の情報はどこにもありません。
乗車予定の新快速は19:26発。さすがに厳しいか…?とか思いながら姫路到着を待ちます。
19:25 姫路駅
果たして、次発の大阪方面は26分の新快速ではなく、19:31発の普通野洲行きでした。
「ながらに乗れない」が現実味を帯びてきてかなり焦ります。ここで山陽電車に振り替えるか、このまま普通に乗るかしばし思案。
とはいっても、調べてみると次の直通特急は19:35発。山陽姫路駅は少し離れているので、即断せねばなりません。
私が山電に持っているイメージは、「とにかく遅い」というもの。姫路ー大阪(梅田)だけで見ればあながち間違いではないと思います。
このまま普通で行って、ダメそうだったら大阪なり京都なりから新幹線に乗ればいいや。複々線区間は快速になるし、山電の直通特急よりは良いんじゃない?
決断したというよりは、判断を延期する形で野洲行きに乗り込みました。
ちなみに、後で調べてみると、姫路19:31の普通(西明石から快速)野洲行きは大阪21:09着に対して、山陽姫路19:35の直通特急は梅田に21:18着。新快速じゃなくてもマジでJRのほうが速かった。もちろん時間通り動いていればのお話…。
19:40頃 姫路駅
31分発の野洲行き、やっと動きました。うーん…。
接続ギリギリの新快速に15分遅れて普通で上ってるわけですから、向こうが待ってくれない限り間に合わないのは明らかです。
20:00頃 加古川駅
途中でノロノロ詰まったりしながら加古川までやってまいりました。スマホで列車位置情報を見ると、後ろから新快速が来ています。
乗り換えるか迷いましたが、この列車の先、西明石手前でも新快速がモタモタしています。
ワンチャン追いついたりしないかな?ということでこのまま乗車。希望的観測が過ぎる…。
西の位置情報は東と違ってブラウザで見れるので、私のような一見さんにはありがたいですね。
20:20頃 西明石駅
先の新快速にはもちろん追いつきませんでしたが、後ろの新快速からは逃げ切りました。ここで追ってきている新快速に乗り換えることにしました。
私は先述の位置情報を見て乗り換えを決めましたが、車内放送は西明石停車中に「新快速はお隣のホームからお乗り換えです」みたいな感じでボソッと入っただけで、調べてなかったら危なかった。
現場にも情報が全然来てないのでしょうが、もうちょっと何とかならないものでしょうか…。
21:08頃 大阪駅
新快速に乗りながらどうするか考えますが、ここで重大発表。
「この電車は21時ちょうど大阪発の新快速米原行きとして運転させていただいており、ただいま8分ほど遅れております。姫路方面からご乗車のお客様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
※ながら最終接続の新快速は大阪20:30発
…なるほど。やっと先が見えましたね。所定の5分続行で出たはずが、いつの間にか30分あとの新快速に乗っていたということです。
米原で接続ワンチャンとか思っていたのですが、所定で30分遅れているわけですから望むべくもありません。ただの乗り遅れ。
残りの道は完全に消えて新幹線ワープは確定なのですが、ここで考え得るワープ区間は2種。
①京都→名古屋
京都 21:38頃着/21:49発 ←最速乗れるのこれってだけで別に次もある
こだま696号 運賃2590円+自特2480円=5070円
名古屋 22:35着/ながら23:20発
②米原→名古屋
米原 22:36頃着/22:40発 ←最終4分乗り換え!危険!!
こだま698号 運賃1320円+自特1730円=3050円
名古屋 23:05着/ながら23:20発
しばし考えて、ぼくは思いました。
「2000円の違いはでかいな」 「米原まで下で行くか」
アホかな?
4分乗り換えってのも今の遅れで行くとってだけで、今後どうなるかわかりません。
21:36頃 京都駅
先ほど、(おそらくながらの)指定券を持って車掌に相談していた同業者が降りていきました。嗚呼、名古屋で会おう…
21:42頃 石山駅?
覚えていないので時間も駅もけっこう適当ですが、ここらへんで重大発表。
「この先普通列車の本数が減っておりますので、この電車野洲から先の各駅に止まります。遅れが増大しまして申し訳ございません。」
…先ほど申し上げた通り、米原の乗り換え時間は順調にこのままの遅れで行って4分です。これはヤバめの匂いがしますね。
次のエスケープ地点が米原までない以上運試しするしかないと落ち着きを装っていましたが、よく考えればこの時点で京都にリターンすれば普通に間に合ったのでは。
名古屋でながらに繋がる最終のこだま698は京都22:18発です。今思いつきました…。
22:00頃 草津駅
これまでいくつものワンチャンを狙ってひとつも掴めていない私ですが、ここで最終宣告というべき放送が。
「この先安土駅で列車とお客様が接触したため、しばらく運転を見合わせます」
…え、また?もはやワロタ。
この時点で乗ることはすっかり諦めましたが、乗れないなら乗れないで指定券代ぐらいはせめて返してほしいものです。あわよくば無手数料。
このまま行くと米原にすら着く前に発車時刻を過ぎてしまいますので、改札口にてご相談。
「これ、もう乗れないですよね?」
「無理だねー、米原行くだけで11時回るしねー。」
なんでこんなフレンドリーなんだこいつ。とりあえずみどりの窓口に回されました。
が、改札口を出て考えることしばし。
このまま窓口に行けばお金は帰ってくるのでしょうが(手数料は不明ですが…)、「ながらに乗る予定だった」証拠がなくなってしまいます。この先で何かしら救済措置的な対応がもしあった時に指定券ないのはマズイ。
…まぁ結局何もありませんでしたし、そんなこと考える思考力を姫路なり京都なりの時点で使えよって感じですね。
あれこれ考えているうちに、運転再開するということであわてて改札を入り、車内へ。意外と早かったですね。
ながらは定刻に出発したようなので、ぼくのほぼ無意味な抵抗によってひとり乗れない方が出たのが申し訳ないです…。
大垣とか小田原とか、発車時刻直前まで指定席券売機で粘っている方を結構見ます。
23:00頃?安土駅
当初の宣言通り、ひと駅ひと駅丁寧に止まっていきます。
この辺りでは、よく「○○駅に新快速停車を!」みたいな横断幕を目にします。野洲~米原の通過駅全部にあるんじゃないのかって勢い。
まあ普通電車が30分に1本なので、気持ちは分かります。
米原下車後に確かめたところ、種別幕は「新快速」のままでした。ということで、安土稲枝河瀬南彦根も念願の新快速停車駅に。
おめでとう!!言うてる場合か。
23:25頃?米原駅手前
なんかホームが埋まってるらしくしばらく停車。
気になるこの先の接続ですが、米原から大垣方面の最終は23:09発です。こちらはお乗り換えをお待ちしておりますとのこと。
最終が大垣に着く9分前に大府行きが出てしまうのですが、こちらについては「米原駅でご確認をお願いいたします」とのこと…会社が違うとはいえさすがに雑すぎでは…。
私のようなオタクは良いのですが、車内にはユニバかなんかで遊んで名古屋に帰るようなグループが何組もいます。。。
ご存知の方も多いとは思いますが、米原も大垣も失礼ながら大してなんもない駅です。放り出されても困ってしまいます。
23:30頃 米原駅
放送に急かされるようにして大垣行き最終に乗車。車内では死刑宣告(?)が繰り返されていました。
「この電車で大垣に着きましても、その先の電車はすべて終了しております。また大垣駅におきまして列車ホテル等の設備は一切ございませんので、ご了承ください。」
うーん、この時点で言われても…。決まってるなら西にも情報伝達してほしいものです。
大阪方面に戻る電車は終わってますし、①大垣行き②長浜行き③米原1泊 ぐらいしか選択肢がありません。どうすることもできないまま大垣行きに乗り込みました。
0:00頃 大垣駅
放り出される乗客、大混雑の有人改札。先送りにされてきた案件が一気に集まり、駅員氏がお気の毒…。
空いてきた頃にながらの指定券を見せてみると、あっさり520円戻ってきました。
改札内のテーブルにはおそらく指定券と思われるきっぷが10枚以上並んでおり、無謀オタクはどうやら私だけではなかったようです。
どうすることもできないので駅周辺をふらついてみると、タクシー乗り場に列が出来ていました。
その後は何とか夜明かしして、始発からの最速乗り継ぎで帰りました。
豊橋熱海直通の211なんていう初体験もしたのですが、そこに至るまで色々ありすぎてもはやどうでもいいですね。熱海で食べたそばが沁みた…。
おわりに
3が日最終日のダブル人身、明日から仕事だったのかな…とか思ったりしました。
ぼくはどうでもいいけど他のお客さんが…なんて前置きするのも卑怯ですが、西と海はもうちょっと連携してほしいですね。
今考えれば、新幹線ワープの正解はおそらく姫路→新大阪(乗1490+自特1730=3220円)ですね。須磨でなんか起こってるっていうのになぜそこに突っ込んでいくのか。
姫路行きの車内で寝てたのも痛手でしたね。おそらくどっかのタイミングで放送はあったはずで、到着5分前に知ってもなかなか判断ができません。
18きっぷを数えきれないほど使ってきてこの失敗談、少々お恥ずかしいです…。
小田急線ぶらり途中下車の旅
タイトル名の番組に代表されるように、世間ではいったん降りる=途中下車のようなイメージがあります。
このブログでいう途中下車とは、もちろん本来の意味である「乗車券類の前途が有効なまま一旦下車する」ことです。こんなブログに足を運んでくださる方は多くがご存知かと思います。
さて、小田急線の普通乗車券では基本的に途中下車することはできません。
松田や小田原からJR線に接続する乗車券を買うとできることもありますが、その辺はその筋のプロの方にお任せして…
今回はこのきっぷで途中下車の旅をした話です。
小田急線には発駅からの往復+現地フリー、のような企画乗車券がいくつか(江の島、大山、箱根)ありますが、いずれも現地までの往復は途中下車が可能です。例外はメトロパスぐらいでしょうか。
券面に「往復区間は下車前途無効」といった記載がないのがその証です。
江の島・鎌倉フリーパス|おとくなきっぷのご案内|PASMO・きっぷ|小田急電鉄
ホームページには以下のように明記されています。
というわけで、藤沢から途中下車しながら帰ってみました。
自動改札は途中下車に対応しておらず、出る時も入るときも有人改札からです。
トータル10駅は下車したかと思いますが、券面には大和の入鋏印(相鉄委託側の出口から出たので駅員氏がよくわかっていないのでしょう)とたった1駅、新百合ヶ丘の下車印が残りました。潰れまくりですが…
基本的にはそのままどうぞ、の対応が圧倒的多数でした。少し心配していた、途中下車の可否でもめるようなことはありませんでした(当然)。
途中下車できるきっぷだからという理由で降りまくるとは暇人もいいとこですが、この制度があまり使われていないのは想像に難くありません。観光の行き帰りに寄り道することはそんなにないですよね。ロマンスカーに乗るならなおさら。
ただ、こういったきっぷで往復区間の途中下車ができるものは少ないので、予定の組み方の幅が広がるのはうれしいことです。首都圏で他にできるのは京急のフリーきっぷ類ぐらいですかね。
オタク的に苦言を呈すとすれば、途中下車可能なのにゆき券かえり券に分かれていないのはガバガバすぎますよね。今回下車印が押されたのは新百合だけでしたが、仮に往復とも下車すると同じ駅の下車印が2つ押されることになります。もはや下車印の意味なし…
また、途中下車したことが券面にも磁気にも残らない駅が大多数だったので、悪意を持って使うこともできてしまいます。幸か不幸か認知度の低さ故にそこまでの問題にはなっていないのでしょうか。
ちなみに、この日はさすがに途中下車のために出かけたというわけではなく、東海道貨物線を走る新旧南武線を藤沢近辺で撮影していました。
所属区に初めて回送されるピカピカの新車と、海外譲渡に向けてJRマークを剥がして所属区を離れるベテラン。
当時は必死に撮っているだけでしたが、今思うと置き換え過渡期を象徴するような1日でしたね。
写真のナハ36編成を含めた譲渡組は国府津から新津まで配給輸送されたあと、新潟西港からジャカルタへと旅立っていきました。というわけで、私も新潟やジャカルタへ足を運びました。芸能人の追っかけのような感覚?
南武線205系は今でもジャカルタで走り回っているわけですが、南武線カラーではなくなり、現地版編成札が設置されているとのこと。
設置された編成札が日本時代の緑色を踏襲しているのはうれしいのですが、元の編成番号もラインカラーも消えてしまったとなると、もう1回見に行くかどうかは微妙です。
最後はタイトルからだいぶ離れてしまいました...。
いもこ列車
北へ南へ記事は転々と…
今回は前夜に新潟でレンタカーを借りだし、山形県は河北町の河北中央公園にやってまいりました。
駅名になっていない地名に弱いオタクなので分かりやすく認識するとすれば、山形新幹線のさくらんぼ東根と左沢線の寒河江の中間地点といったところですかね。
目的はこちらのいもこ列車です。
(晴れるとは思っておらず…)
いもこ列車というのは、奥羽本線の神町(現在のさくらんぼ東根の隣駅)から谷地(現在保存されている公園周辺)までのわずか5.6kmを結んでいた路線「谷地軌道」のことです。
走っていたのは1916年~1935年という極めて短い期間。
お芋を運んでいた…というわけではなく、火の粉止めがついた大きい煙突が里芋に似ているからついた愛称だそうです。
「台糖」「〇湖」の銘板
機関車は台湾の渓湖製糖で使われていた347号機。
当時のいもこ列車は現存しておらず、この機関車は全くの別物なわけですが、そんなことを言うのはは無粋というものでしょう。
100年近く前の20年間だけ走っていた列車をこのような形で残そうとする努力には頭が下がります。
シンボルの「いもこ」型煙突も改造して復元したもののようです。
いかんせん想定外の晴れで写真は大苦戦…お目汚しすみません…
満員御礼
このような感じでキャブ側に増設されたスペースに子供たちを乗せて行ったり来たり。
料金はなんと無料…!
最後のほうに大きいお友達である私も乗せてもらいましたが、楽しかったですw
バック運転で車庫に収まるところまで見届けて、2時間の展示運転が終了。
今度は私が運転する番ですので(?)、レンタカーを新潟まで返却回送。
磐越西線の最終で会津若松→ネカフェ泊→郡山周りで在来線という奇妙なルートで帰途につきました。
いもこ列車のすぐ近くに展示されているヨ8000。
参考資料
いもこ列車 - 雛とべに花の里・河北町
公式情報はコチラ。今年度の運転は終了しています。
『いもこ列車 ~谷地軌道物語~』を見る。|編集長敬白|鉄道ホビダス
ご存知編集長敬白。
やまがた橋物語-最上川第2部【谷地橋(河北)】|山形新聞
以下のエピソードがおもしろかったので。
いもこ列車には、自転車が競走するようなスピードだったとか、大勢の力士が乗ったため上り坂で止まり、その力士が後ろから押した、というエピソードも残っている。
…ホンマか?
沖縄都市モノレール1日乗車券
モノレール繋がりで、今回は南の島沖縄。
沖縄観光の帰り道、首里駅で1日乗車券を買って乗りつぶしを兼ねて撮り鉄しつつ那覇空港を目指します。
1日乗車券はここ数年で600円→700円(運賃値上げ・24時間券化)→800円(企画券のみ値上げ)と順調に高騰しているようです。延伸したらどーなるんでしょ。
首里から那覇空港までの片道運賃は330円です。行ったり来たりするつもりはないので、かなり乗り降りしないとモトが取れません。迷いつつも1日券を買ったのですが、結論からいうとおそらく普通に切符買ったほうが安かったです。
慣れないQRコード式乗車券を改札に読み取らせて、いざ撮影スタート!
今回は撮影地下調べなし(調べたところでよくわからん)、よさげなところに降りていきます。まずは首里からひとつ目の儀保駅で下車。
ホーム先端でお手軽に海バックのゆいレールが撮れました。
ガラス越しでの撮影ですが、それでも悪くないでしょう。
縦で青空を大きく入れて後追い。これもいとをかし。
いい写真は撮れたのですが、いかんせんホーム先端ですので1日券の意味がありません。
その後はピンとくる場所がなく、結局かなり空港寄りの旭橋駅まで来てしまいました。
今度こそ改札を出て県庁前方面へ歩きます。
久茂地川に沿って大きく曲がってくるところを切り取りました。
さすが沖縄、市街地とはいえ空が広いですね。
この後も途中で降りてみたりしたのですが、曇ったりうまくまとめられなかったりしているうちに時間切れ。1日券買っちゃったのは残念でしたが乗りつぶしもできたしよかったかな。
延伸したらまた来ないといけませんね。
おまけの沖縄観光
那覇市内から車で4~50分のところにある玉城城(たまぐすくじょう)跡。
お城は残っていないのですが、城壁を丸くくり抜いた城門がユニークです。いわゆるインスタ映え。
かわいい城門だけでなく、眺望も素敵でした。
多摩動物公園セット券
はじめまして。主に鉄道旅行記的なものを書いていきます。
ブログタイトル通りにならないよう、長く続けていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
さて先日、多摩モノレールの「乗りつぶし」を兼ねてこのようなきっぷを使いました。
多摩モノレール1日乗車券が870円ですから、なんと130円で動物園に入れることになります(通常の入園料は大人600円)。このきっぷがお得なのか、そもそも多摩モノレールが高すぎるのかはよくわかりませんが、とにかく購入してみました。
(念のため一部画像加工済)
この2枚+入園引換券が出てきました。入園引換券は当然引き換えたため手元には残っていません。
入園引換券はそのまま入り口で提出するだけでOKです。こういう系のきっぷでよくある(?)いったん窓口で引き換えるような面倒くささはありません。
入園の際に小さなクリアファイルを頂きましたが、通常の入園記念品なのか、このきっぷの特典的なものなのかどうかはよく分かりません。
雨の平日の動物園、当然ながらガラガラでした。
乗りつぶしのオマケ程度に軽く考えていましたが、一周するだけでそれなりに時間がかかりました。
人が少ないからか、動物たちもリラックスしていたような。気のせい?
今回はスルーしてしまいましたが、京王れーるランドがリニューアルしたということで、次回この辺りをふらつく時は久々に行ってみたいですね。
さて動物園を満喫したあとは乗りつぶしです。未乗となっていたのは砂川七番~上北台という微妙な区間。というわけで上北台に向かい、即折り返し(写真なし)。
多摩モノレールを完乗したことによって、未乗区間が残っているモノレールは千葉都市モノレールのみとなりました。
乗ろうと思えばいつでも乗れるけど、かと言って乗る用事もない微妙な距離感…。
京成のちはら台とかも行ったことないので、その辺と絡めるのが吉ですかね。
立飛のららぽーとをふらついたりしていたら、いつの間にか雨が上がっていました。
乗り放題がついているということで2か所はどこかを回りたいとなると、なんだかんだで動物園からのららぽーとというのはこのきっぷのモデルコースのような気がします。上北台に行く必要はありませんが。
あとはサンリオピューロランドのアフタヌーンチケットが2000円だったりするので(変動あり?)、それと組み合わせてレジャー満喫とかでしょうか。ちょっと盛りだくさんすぎる1日ですね。
Wiki先生によると、多摩都市モノレールは国内のモノレール最速で乗客5億人を突破したとか。モノレール界の優等生なんですね。延伸計画もあるにはあるのですが、こちらは望み薄みたいです。
個人的に多摩モノレールといえば大学生のイメージです。平日昼間に混んでるなぁとか思っていると大体○○大学駅で降りていきますね。
これからもこんな感じの記事を書いていければと思いますので、よろしくお願いいたします。