由無文

横浜

ボードゲームブラインドオークション2020春 結果

というわけでボードゲームブラインドオークション2020春 終了しました!入札いただいた皆様、ありがとうございました。近日中に落札結果をお知らせしますので、しばらくお待ちください。

以下入札結果・落札金額一覧です

商品番号 邦題 最低入札価格 最高入札額
(落札者)
2番目入札額 落札者支払額
(2番目or最低入札価格)
5 アクアスフィア完全日本語版 ¥3,500 ¥4,800 ¥4,000 ¥4,000
24 エル・カピタン ¥2,500 ¥4,900 ¥3,200 ¥3,200
27 エルフの玉座 ¥2,000 ¥2,200 ¥2,000
28 エレメンツ ¥800 ¥1,000 ¥800
31 王と道化 ¥1,000 ¥1,500 ¥1,000
44 狩歌 基本+応用セット(旧版) ¥1,500 ¥2,000 ¥1,500
45 カルタゴ 商人とギルド ¥3,000 ¥3,700 ¥3,000
49 ギフトトラップ ¥4,000 ¥4,200 ¥4,000
54 キングダムビルダー ¥2,500 ¥2,800 ¥2,500
70 コレクタブルモンスター ¥1,200 ¥1,300 ¥1,200
81 ジャイアンツ ¥3,500 ¥5,400 ¥4,200 ¥4,200
87 スクイント ¥1,500 ¥1,600 ¥1,500
106 タオロン ¥4,000 ¥4,100 ¥4,000
114 チャイナ ¥3,000 ¥3,600 ¥3,000
124 てづま師 ¥3,000 ¥3,600 ¥3,000
128 天空都市ヴィラコチャ完全日本語版 ¥2,000 ¥2,100 ¥2,000
139 ニューヨーク1901 ¥2,000 ¥2,200 ¥2,000
155 はやぶさ君の冒険追加カードはやぶさ君の回想セット ¥1,500 ¥1,800 ¥1,500
157 はんか通骨董市 ¥1,200 ¥1,500 ¥1,200
165 ファブフィブ ¥2,000 ¥2,100 ¥2,000
166 フィレンツェの匠 ¥5,000 ¥5,500 ¥5,000
172 プラムの法則 ¥1,500 ¥1,800 ¥1,500
178 ブルーラグーン ¥2,500 ¥2,800 ¥2,500
184 マグナストーム日本語版 ¥3,000 ¥3,100 ¥3,000
186 マニトバ ¥3,000 ¥3,700 ¥3,000
190 みんクエ ¥600 ¥1,000 ¥800 ¥800
191 みんなで本を持ち寄って ¥1,500 ¥1,800 ¥1,500
204 ラインレンダー ¥2,500 ¥2,800 ¥2,500
207 リミット ¥3,500 ¥3,800 ¥3,500
212 レスパブリカ2230AD ¥1,000 ¥1,800 ¥1,400 ¥1,400

ボードゲームブラインドオークション2020春 開催要項

最終更新日時:2020/04/01 20:00

オークション出品一覧を提示

 

以下の通り開催します!出品一覧へ飛ぶ前に、必ず下記すべて特に開催概要・入札時のルール・注意事項をよく読んで、ご理解いただいたうえでの入札をお願いします!

長文となりますが、入札を希望される方はどうぞ最後までご一読ください

オークション出品一覧

2020春ボードゲームブラインドオークション出品一覧はこちら

 

開催期間

2020年4月1日(水)20:00入札開始~同4月12日(日)24:00入札終了

開催概要

  • オークション主催こいちが委託を受けた様々なボードゲーム・カードゲームを、ブラインド・セカンドプライスオークション方式で出品します

ブラインド:すべての入札情報はクローズドとなり、他の入札者の入札金額を知ることはできません

セカンドプライス:その商品への最高額入札者が落札権を獲得しますが、支払う金額は自身の最高額入札額ではなく、二番目に高額だった入札額を落札権者が支払います

※最高額入札者が複数人存在した場合、ルール(後述)に従って落札権者を決定し、支払う金額=最高額入札金額(セカンドプライスが同額)となります

例:

 1.最低落札金額1000円の商品a

   Aさん 3000円で入札 ←最高額Aさんが落札 セカンドプライス2000円を支払い

   Bさん 2000円で入札 ←セカンドプライス

   Cさん 1500円で入札

  2.最低落札金額2000円の商品b

   Bさん 20000円で入札 ←最高額Bさんが落札 最低落札金額をセカンドプライスとみなし2000円を支払い

  3.最低落札金額3000円の商品c

   Aさん 5000円で入札 ←セカンドプライス

   Bさん 4000円で入札

   Cさん 5000円で入札 ←オークション告知をリツイートしていたCさんが落札 Aさんの入札額5000円をセカンドプライスとみなし同額を支払い

  • すべての入札情報は入札締切後に開示されますが、入札情報と個人情報が特定される・紐づく形で開示されることはありません

  • 購入を希望される方は、出品物一覧の提示後に内容をよく確認して、落札希望商品の商品番号・商品名・入札価格を定型メール(後述)で送付してください
  • 連絡先および、最高額同額入札時の優先ルール(後述)確認用に使用するため、入札メールにはTwitterユーザー名の記載欄があります。いたずら入札の防止のため、メールによる入札内容をTwitterアカウントへのDMで確認させていただき、入札成立とします。入札の際には、主催@satokoichiのアカウントをフォローいただくか(必須ではありません)、フォロー外DM受信の許可をお願いします。何らかの事情によりTwitterアカウントを非開示としたい・またはアカウントを持っていない場合、その旨を入札メールでご相談ください

入札時のルール

  • すべての入札金額は100円単位となります。10円・1円単位での入札があった場合、100円単位に切り上げた金額が入札金額となります
  • 各商品には最低落札価格が設定されています。入札を希望する商品の最低落札価格を100円以上上回る金額で入札してください
  • 入札は、各商品毎に行います。「○番と○番で合わせて○千円」といった入札には対応いたしません
  • 特別の事情がある場合を除き、入札および落札後のキャンセル・金額の変更はお受けできません。熟慮の上ご入札ください
  • 各商品の落札者は、下記の順番で優先されて決定します
  1. 入札金額が最も高額
  2. オークション主催こいちによる当オークションの周知ツイートを4月10日(金)までに「リツイート」している ※入札メールに記載された「ユーザー名」で検索し確認します(ユーザー名とアカウント名の違いについて 参考:Twitterのユーザー名とアカウント名とは?違いは何?)
  3. 同一額入札者の中で合計入札金額が最も高額
  4. 同一額入札者の中で合計入札個数が最多
  5. 入札が最も早い

落札特別サービス

以下いずれかの条件に適合した落札者は、特別サービスとして合計落札金額から5%割引となります

  1. 合計落札金額が最高
  2. 合計落札個数が最多
  3. お住まいがオークション開催地(神奈川県横浜市)から直線距離で最も遠い
  4. 合計落札金額が1万円単位で端数なし(ちょうど1万円・2万円・3万円…)

ちなみに上記特別サービスは重複します。全落札者の中で最も遠距離の方が最多・最高合計金額10万円分の商品を落札した場合、なんと20%引きの8万円で購入できます!

1.2.3.は全落札者の中から各1名を想定しますが、ぴったり同額・同数・同距離の方が複数いた場合にはすべての落札者が対象となります!

入札定型メール

以下の定型メールを「bg_auction@dive-in.to」へ送信してください

 

件名:ボードゲームブラインドオークション2020春入札

氏名:

連絡先:メールのやり取りに使用するメールアドレス

Twitterユーザー名:@XXXXXXXX

入札品:

商品番号 商品名(邦題) 入札金額

商品番号 商品名(邦題) 入札金額

 :

※入札記載例(今回の出品物ではありません)

2 アイル・オブ・スカイ 族長から王へ日本語版 ¥2000

89 電力会社 ファクトリー・マネージャー ¥2200

97 ニューエントデッカー ¥2800

114 ヒマラヤ ¥1000

落札後の手続きについて

  • オークションが終了し、すべての入札があった商品について落札者が確定し次第、1点でも落札があった入札者に対して個別に連絡します
  • 落札点数・合計金額を確認していただき、間違いなければ送料を加算した総支払金額をお知らせします
  • 商品代金+送料の支払は「銀行振込」となります。複数の銀行を提示しますので、もっとも都合のよい振込先を選んで振込をお願いします。振込手数料が発生する場合に限り、ご負担をお願いします
  • 発送は、ヤマト運輸の宅急便・宅急便コンパクトで行います。運送会社を指定しての発送は受けられません

注意事項

  • 一般家庭で、ごく普通の環境下で数年保管されていたものであること、経年劣化はごく通常の範囲で発生していることをご認識、ご了承いただき、入札をお願いします
  • 特に大きな箱傷みや欠品については確認可能な限り別記し、状態がわかる写真を掲載しています。よく確認して入札をお願いします
  • オークション終了前であっても、何らかの事情により出品が取り消される場合があります

 

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。多数の入札をお待ちしております!

第2回はまゲー杯争奪麻雀大会

すいませんまとまった時間が取れず遅くなってしまいました。

先週、12月8日(日)に第2回はまゲー杯争奪麻雀大会を盛大に開催いたしました。皆様の集客ご協力もあり、前回から+1卓の3卓12名!やーありがたい、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

メンツ確定したのが前日夜遅くだったのでね、確定前には万が一のことを考えて三麻のルール調整、確定後はできる限り同卓メンツがばらけるように(12名参加だと予選4回戦では全員対戦はできないのがわかってたので)ああでもないこうでもないとうんうん言ってたらあっという間に2時!そうか5~8位決定戦でもうろうとしてあんな大事故が発生したのは睡眠不足が原因だったか

docs.google.com

 

人生初がいちにちで2回も起こる、非常にレアな日でした

 

いっこめ

f:id:yoshinashi4474:20191215203715j:image

初嶺上開花ツモ上がり

予選3ラウンド目までが3-4-2着と非常にいまいちで、よっぽど大きなトップがないとほぼ決勝優勝戦卓への進出が絶望的となる予選4ラウンドで出てくれました親ッパネ

他の局は無難にこなし何とかこのラウンドはトップ、しかし予選4位となんと1ポイント差の総合5位…残念ながら5-8位決定戦にまわったのでした

 

にこめ

人生初の役満放銃は大三元でした おわり

※開催日決定!12月8日(日) 第2回はまゲー杯争奪麻雀大会開催のお知らせ

11/12追記:

開催日程調整していましたが、

・先行で参加表明いただいた8名全員が参加可能な日が12月8日(日)

・会場「健康麻雀スペース クローバー」様から、「日曜開催であれば相当いろいろ融通がきく、なんならもう今の時点で4卓仮押さえできる」というありがたいご提案をいただきましたので…

 

開催日は2019年12月8日(日)で確定します!

今後は、12月8日の参加が可能な方からの参加表明を引き続き募集します!よろしくお願いします

 

追記おわり

 

前回の様子はこちら!

www.yoshinashi.yokohama

基本的なレギュレーションは変更なく、細部を微調整してより具合よく遊べるようにします!

前回は2卓8名の参加で大変盛り上がりました。今回もまずは同人数、できれば3卓12名の参加を目標にしたいと思います!前回参加してよかった、またやりたい!という方はもちろん、今回初めて知った方も、前回都合がつかず残念ながら参加できなかった方も大歓迎です。とりあえず普通に打てる(符計算はうろ覚えでも大丈夫です)、対人戦に抵抗がない方で、主催こいち@satokoichiに直接の面識がある・または面識なくても今回の参加予定者のお知り合いの方、下記のマナー・注意事項を普通に守って楽しく打てる方の参加をお待ちしております!

  • 先ヅモ(盲牌含む)はしない
  • あまりに過ぎる長考は控える
  • 捨て牌河は6牌で折り返す
  • あまりに過ぎる口三味線は控える
  • 大声を出さない・奇声を上げない
  • ツモ・捨て牌で強打しない
  • 他家の打ち筋に口を出さない
  • 気になることがあったら、けんか腰にならずに冷静に指摘する
  • 指摘されることがあったら、周囲と相談の上で可能な限り正す
  • トラブルになりそうなことがあったらこいちに相談する
  • 鳴きの発生後、必ず先に手牌をさらしてから対象牌を取る

 

参加してやるぜ!という方は、こちらの調整さんで参加者管理を行いますので登録をお願いします。近隣お誘いあわせの上、どしどし登録お待ちしております!

 

必ずしも4の倍数人数ではない参加人数となる可能性があります。入れ替わり三麻卓の発生や代走店員さんの投入など可能性がありますが、常にベストプラクティス目指して頑張りますのでご協力お願いします

 

 

11/12追記:

開催日が12月8日(日)で確定しましたので、今後はこの日に◯もしくは△をつけられる方の参加表明を引き続き募集します!

調整さん上の表示は間もなく変更されますので、よろしくお願いします

 

○:表彰式(二次会)までフル参加

△:本大会のみ参加(上位入賞者の場合の賞品授与は後日)

 

chouseisan.com

 

会場「健康麻雀スペース クローバー」さんは、各線関内駅から徒歩5分!大変良好な環境です。呑まない吸わない賭けない!でよろしくお願いします

https://968.crayonsite.net

 

 

 

空脳 あるいはゲームブックと私

小学4年生の8月下旬。夏休みも終わろうかという中で誕生日を迎えた私は、親戚のおばさんにお祝いの図書券をもらい、喜び勇んで平塚駅ビルラスカ5階のサクラ書店に本を買いに行きました。本を読むことは好きでしたが、つい数ヶ月前に両親が離婚し、父親が出ていったばかりの我が家には子供に本を買い与えるような余裕はなく、もっぱら学校の図書館でルパン全集やホームズを読み、黄金三角やまだらの紐にドキドキする日々を過ごしていました。初めて自分で本を買ったのがこの時と記憶しています。

特に何を買いたいと決めていたわけでもなく、数十分も本棚の前をうろうろしていたところで、平積みになっていたある本の表紙が目に留まりました。初めて目にした時のなんとも言えない衝撃をいまだに覚えています。表紙には

 

「スーパーアドベンチャーゲーム 城砦都市カーレ」

 

と書かれていました。

 

冒険小説大好きな子供だった私は、「アドベンチャー」という言葉に大変な興味を覚えました。なんだろうこの本、ゲーム?よくわかんないけど面白そうだ!とすぐに手に取り表紙買い。もらった大事な図書券で会計を済ませて自宅に持ち帰り、ワクワクしながら袋から取り出し、数ページ読み進んだところでふたつのことに気付くのです。ひとつはこの本が単なる小説ではない、「ゲームブック」というまったく新しいものであること。そしてもうひとつは、この本は4部作「ソーサリー」の2巻目であることに

 

翌日、なけなしの小遣いを工面して再度サクラ書店へ、1巻「魔法使いの丘」を買いに走りました。緊張してルールを熟読…これは魔法使いでやらなければならない、と決意して、数日間の準備に入ります。

 

少し説明。「ゲームブック」とは、ご存知の方も多いかもしれませんが、読者が文章途中に現れるパラグラフを選択し、その選択内容によって物語が変わっていく小説?ゲーム?です。ファンタジーの世界を冒険する「ソーサリー」というゲームブックは、スタート時に2種類の職業どちらかを選択します。力が強く戦闘時に有利だが、殴るしか能がない初心者向けの「戦士」と、力は劣るが、戦闘だけに限らず様々な局面で魔法を使うことができる上級者向け「魔法使い」のいずれかです。魔法使いは、万が一任務の遂行に失敗した場合に秘伝の呪文書を敵に奪われては一大事!持ち出し厳禁!!ということで、特定のアルファベット3文字の組み合わせと効果一覧が記載された「呪文書」はプレイ中一切開くことはできず、すべて記憶の範囲で呪文を選択し、唱えなければならないという制約があるのでした。

必ずしもすべての呪文を覚える必要はありませんが、誤った呪文を唱えると最悪、死を迎える場合もあるペナルティーがあり、どんな局面も打破できる強力な呪文は体力の消耗が大きい。一方で、「こんな呪文どこで使うんだろう」と思わせるわずかな効果、体力消費が少ない呪文が多数あり、ピンポイントで局面にピッタリの呪文を唱えることができた時のあの快感といったら、それはもう最高のものでした。

 

生意気にも、当時はちょっと頭の回転に自信があったような薄ぼんやりとした記憶があり、これはもう魔法使いでやるしかない!と、とても興奮してプレイしました。しかし1〜3巻は頑張ってクリアしたものの、4巻をクリアするための必要条件を満たさずに4巻に到達してしまっていたため、また遡ってやり直す気力を振り絞ることができずに未クリアのままとなってしまいました。今思い出しても本当に残念なことをしました。いつか完全クリアするんだ!と目標にしましたが未だに未達成です…これはぜひ、気力があるうちに達成したい。生涯の目標です。

 

閑話休題。そうこうするうちに、当時住んでいた団地、今にして思えば相当破格だったはずの家賃支払いが滞る程に我が家の家計は悪化します。滞納は数年におよび、さすがにこれはお目こぼしも限界、もう無理ということで退去せざるを得なくなり、緊急避難として、母親の知り合いが持っていたアパートの一室の提供を受け、六畳一間に家族3人(母と姉)の生活がスタートします。

学区をまたぐことになり、小学6年の5月に転校という、今思い返してもなかなかにハードな状況に身を置くことになりました。生来、自分から積極的にコミュニケーションを取ることが苦手な私は、転校先でのすっかり出来上がったグループコミュニティに入り込むことができずに、休み時間には自席でひとりひっそり本を読んでいる、お高くとまった転校生というポジションに期せずしてついてしまったのです。

 

「なんか面白そうな本読んでるね、なにそれ?」

 

今風の言葉で言えば「コミュ力」が高い、クラスでもリーダー的存在だったSくんがある日、自席で黙々とパラパラマンガの要領で本のページをパラパラしている私に声をかけてくれました。引き続きゲームブックにハマる日々、今にして思えば、あまり良い環境ではないリアルから、現実逃避していた部分はあったんだろうと思います。教室の机上でダイスをコロコロ転がすわけにはいかず、そんな状況を見越して当時のゲームブックにはダイス判定のためのランダム印刷が各ページにされていたのです。

多少緊張しながらどんなものかを説明するととても興味を持ってくれ、過去作を何冊か貸してあげることに。これは面白い!と、発信力のあるSくんの影響もあり、なんとそこからまあまあの人数がゲームブックに興じる、プチブームが我がクラスにやって来ます。奇跡的にブームの火付け役という居場所を得た私は、その後しばらくして発売されたばかりだったテーブルトークRPGのルールブック「ファイティング・ファンタジー」を入手し、新しく出来た友人宅に放課後遊びに行ってGMの真似事をするという、まあ転校当初と比較したら夢のような恵まれた環境に身を置くことになりました。

 

その後の中学進学と同時に、私たち家族3人は周囲の方の尽力により、母子寮に住まうことになりました。共同生活による多少の窮屈さはありながらも、とにかくどうにか安定した暮らしを得ることができ、その安心感からか私は、それまで以上にTRPGや、そこから派生して広くアナログゲーム・特にマルチプレイヤーズゲームにどっぷりはまっていくことになったのです。

そして、平塚近辺でTRPG・アナログゲームを嗜んでいたら絶対に外せなかった店「平田人形店」との出会いや同好の士との交流、その交友関係を母体としたTRPGサークルの設立もこの前後ですが、またその話は別の機会に。もう30年以上前になるのか…

 

私の高校入学と同時に、ちょうど3歳違いだった姉が高校を卒業し就職、私も狂ったようにアルバイトをし始め、就業が困難な状態だった母もなんとか社会復帰と、物心ついて以来1番の余裕ある家計状態となり、晴れて母子寮から退寮できることになりました。その後、貯めに貯めた未払い家賃も3人の協力で全額返済しています。あの時の開放感はいまだに思い出すほどで、あれはかあちゃんえらかったなあと

 

ほぼアルバイトに専念した高校3年間ながら、なんとかつじつまを合わせる技術と運でなんとか留年することなく成績優秀(!)で卒業。高校に普通に通いながら月180時間バイトて、今こうして書いてても頭おかしいとしか思えないな…何か勘違いがあるんじゃないかと計算してみても、時給670円で最高12万円ほぼ毎月10万円以上はもらってたんだから、間違いないのか。時給670円!卒業3ヶ月前、年明けすぐに上がったんだよなあ20円。690円!

こんな時給で平日ほぼ毎日放課後フルタイム、駅前の良く客の入る喫茶店で、ホールもキッチンもなんでもござれでやっていました。土日のどっちかは月に何日か開店から締め処理までやってたもんなーよく生き残ったなあと。まかないだけで何百回、もしかしたら4桁食べてるかもしれないのか。お世話になりました。

 

そんなこんなで、高校卒業からしばらくして出会い、お付き合いを始めた方と数年後に結婚。それを機に横浜に引っ越すも平塚にはずっと縁があり、不定期ながらいまだに車や電車で年数回〜月1回くらい平塚を訪ねる機会があります。

そしてそんな時、可能な限り食べに行っているのが「花水ラオシャン本店」。今ではすっかり、知る人ぞ知る有名ラーメン店となり、地元サッカークラブ「湘南ベルマーレ」サポーター御用達のお店としてメディア露出の機会も増えました。試合の日には、遠方から観戦にやってくるアウェーチームのサポーターが噂を聞きつけて来店し、開店から大行列になることも。

ここのラーメンを食べて、美味しい不味いの好みはともかく「ああ、◯◯に似てるね」という感想を持つことだけは絶対にない!と断言できます。唯一無二の体験をしてみたい方、どうぞ行ってみてくださいおすすめです。

 

花水ラオシャンはとにかく安くて、値上がった今でも最安メニュー「タンメン」は400円!消費税率が8%になるまでは、ずっと350円で頑張ってくれていたのです。そのおかげで、当時すぐ近くの母子寮に住んでいた貧乏家庭の中学生である私に、たまの贅沢に食べられるラーメンとして強烈にインプットされたのでした。

高校入学からの激烈なアルバイト生活により、懐事情が大幅に改善された結果始まったのが近隣ラーメン屋巡りでした。そもそも少ない小遣いをやりくりして、相当安いとは言えわざわざラーメンを食べに行っていたんだから、もともと好きな気質だったんでしょう。平塚だけに飽き足らず、うわさを聞きつければ市をまたいで自転車に乗って食べに行くほどでした。

そんな中でも、何か基準を確かめるように、整えるように定期的に変わらず通っていたのが花水ラオシャン本店でした。当時から存在は認識していた支店や、なぜ別系統になったのか今となっては知る人がいないという、平塚駅前「老郷(これで「ラオシャン」と読みます)」には頑なにひとりでは行かなかったのを覚えています。なんでかなあ、操を立てる、的な気持ちがあったのは間違いないのだけれど

 

つい先日もそんな日でした。平塚在住の友人に招かれ、自宅に遊びに行くことに。午後から行くから!と伝え、いそいそとしばらく行けていなかった本店へ…と、これがまさしくベルマーレが試合の日で、入り口を大きくはみ出してちょっと引くほどの大行列!

これはあかんと、すでに変な精神的縛りもなくなり何度か行っていた支店に向かおうとして、ああそう言えばどうなってるのかな、もうずいぶん建物も古くなってるだろうし…と、お世話になった母子寮に向かってみました。ら、きれいさっぱり建物がなくなっている!

後から調べたところ、昨今の共同生活を嫌い、プライバシーを重視する風潮から利用世帯が激減。いよいよ入居0世帯となったことを受けて、2017年に廃止になっていたんだとか。

 

母子生活支援施設の廃止について(報告)

 

いやーそうかーと、なんだかとても感慨深くなって。ここに入るまでも入ってからも色々あったなあ、狭い部屋の中にゲームブック並べたなあ、かあちゃんと大げんかして、激昂しながら「飛び降りてやる!」って2階なのにwなにやってたんだかなあ、とか色々なことを思い出してふと

  

そう言えばあのゲームブックたちは、どんな順番で出てたっけ?「送り雛は瑠璃色の」はいつ買ったんだっけかなあ、と調べると1990年。あら、もう高校入ってからだったか記憶ずれてんなあ…?

気になって、「城砦都市カーレ」の発売日を調べてみる。1985年8月1日!?「魔法使いの丘」はその前月?

 

 

 

1973年8月生まれの私が、どうやって小学4年生・10歳の年、1983年に「城砦都市カーレ」を購入したんでしょうか。私がサクラ書店で衝撃を受けたのはいつなんでしょうか

 

 

 

 

間違いなく転校したのは1985年5月、そして1986年3月に小学校を卒業しています。私はあの日、Sくんに話しかけられた時には、何を読んでいたのでしょうか

 

この話にオチはなく、現時点で思い当たる解答もありません。ちなみに、個人的オールタイムベストは「悪夢の妖怪村」です。

 

第1回はまゲー杯争奪麻雀大会

こどもの日である5月5日、こどもがやることとはまったく真逆っぽい麻雀の大会を開催しました。急な募集でどうなることかと思いましたが、最終的に8名に参加いただきました。参加いただいた皆様、会場情報や賞品提供にご協力いただいた皆様のおかげで無事に開催にこぎつけることができ、大変感謝しています

麻雀打ち始めて30年以上になりますがセット打ちのみでフリー経験なし、せいぜい職場の身内5人で2抜けで回したことがあるくらいで、2卓以上のメンバーで面子を入れ替えながら一定回数打って順位を争う、ってのをやったことがなく。ずっとやってみたかったものの、丁度よい規模の大会もそんなにあるわけではなく、長年懸案として引っかかっていたのです

ここしばらくで、お声がかりがあって麻雀卓を囲むことが増えたり、周囲で「最近ルールを覚えた」という声を聞くことが多くなったり、しまいにははまゲーでついに卓が立つに至り*1、これは完全にきてるんだなあと追い風を感じていました。聞いてみると、やはり「すずめ雀」で興味を持った・面白かったし前からちゃんと麻雀やってみたいと思ってんでいいきっかけにして勉強した って人が複数人いて。あーやっぱりそういうことがあるんだなあと

すずめ雀 (第二版)

すずめ雀 (第二版)

 

 まあまあいい値段するんで「すわ転売プレ値か?」と思ったら公式の定価なのね!ほほう

というわけで当日ドタキャンもなく、むしろちょっとした行き違いから面子ターターでどうしようって事態になりかけ、これは自分が運営サイドってことで引くしかないか…?と一瞬覚悟しましたがどうにか回避し、8名が7時間計5回戦で優勝を争いました。レギュレーションがこちら

総合結果がこちら

個人的には…予選3回戦まではあまり見せ場もなく大沈みもなく(3戦連続2位!)、4回戦時間切れ後最後の局でトップをかすめ取り、なんとか決勝上位卓にはギリ潜り込みました。大崩れがなかったのには満足していますが、一日中基本的には「忍」の精神でキツかった~

決勝卓は3位になるもトータル順位は変わらず4位。いや順位関係なく、同卓した上位3名は本当に強かった…なんというか、打ち筋に背骨があるというかちゃんとしてる。いい勉強になりました

そしていまだに心の底から後悔するのがオーラスでアガったこの七対子

https://pbs.twimg.com/media/D5z20nDUIAIa9uJ.jpg

ダマでトップ直撃するも何の足しにもならず順位も変わらず、どう考えても最低でもピンフ二盃口うまくいけば純チャンまで伸ばして倍満を視野に入れるべきで…なんでこれアガっちゃったんだろう…

なんてことをウダウダ後悔するのも次回開催へのモチベーションになります。というわけで

 

半期ごと定例開催することにしました!

 

次回第2回は今年の後半にやります。今度はしっかりと事前周知して3~4卓開催を目指しますので、腕に覚えがある方からルールや符計算が怪しい方まで、最低限牌をそろえられる方ならどなたでも大歓迎します。次は優勝するぞ!

*1:ちなみにはまゲーでは、面子さえいれば卓が立つこと自体は全く問題ありません。ただないとは思うけど、一日中固定面子でずっと打ってるようなことがあるとん?と思ったりするかもしれないけど!

10年前のあいつを倒しに行く

書くことにとても逡巡があって(覚悟が決まらない的な意味で)もう1週間くらいずっと下書きにいる文章なんだけど、えいやと上げてしまう

 

今年後半のどれか、気候がいい頃のフルマラソン大会にエントリーして、完走したいです。そのための準備を近々始めるにあたり、なんらかのサービスを一緒に使用してゆるく連携して、可能なら同じまたは別々でも同時期の大会に出場する人を募ります。そういうことならやってみるぜ、という方、どうぞお気軽にこちらへのコメント・TwitterへのリプライやDMでご連絡くださいだれもいなくても単独走辞さず

 

以上主題終わり。以下余談

 

タイトルの意味。ぼくは1回、過去にフルマラソン完走しています。2009年11月、36歳の時。記録は6時間28分35秒、4046位/完走4434人。

完走できた!という達成感はもちろんとんでもなく大きくて、いまだにちょっとした心の支えになっていたりするんだけど、同時にいやーもっとできたなあ!準備が足りなかったなあ!おっせえなあ!という後悔の念もずっとあって。不思議ともう2度とごめんだとは思わなかった。

もちろん当時から体力的にも厳しくて、折り返し後なんて500m這いずるようにぺたぺた少しだけ速足で歩いてはぶっ倒れて3分休んで、とかになってたんだけど。一番消耗した、大変だったのはなんせ靴擦れと乳首擦れだったのね。もうとにかく痛くて我慢できなくて、最低にひどかった区間はシャツをつまんで浮かせながらシューズのかかと踏んでたりしてね。なんでぼくは最低限の絆創膏すら持ってなかったんだろうと、そもそも手ぶらだったからね!今にして思えばありえないよなあと。

当時からおっさんだったのがもっとおっさんになって、日々の維持鍛錬とかまったくやってないんだから体力低下は当然。きつくなってる一方に決まってるんだけど、同時に「少なくとも道具やら準備やらやることやってれば、もうちょいなんとかなったんじゃないの?」という思いをずっと抱えていて、それが本当にそうなのか、実は全然そんなことないのか確かめたいなあと、そんな思いからのものです。ので、倒す相手は10年前の自分。

 

と、もうひとり

 

大会には、友人と一緒に参加したのです。当時はぼくと一緒でフルマラソン未経験。会場までちょっとだけ距離があったのでぼくが車を出してどっかで前日泊…したっけ?当日朝ちょっぱや出発?よく覚えてないや。スタートからしばらくは仲良く同走してね。12km地点くらいだったかなあもっと手前だったか、もともとかれの方が体力あるだろうというのはわかってたので、こちらがきつくなってきたところで自然に先に行ってもらって。結局、あちらは6時間14分19秒。

ゴール後に合流してお疲れ様!いやあお互い頑張った完走できたなあよかった!と健闘を讃え、ボロッボロになりながら帰りの車を運転。日帰り温泉かなんかに寄っていったんだっけかなあ、どのあたりが大変だったなにがよかったタイムが遅すぎて補給食のバナナが無くなってたのはまじで絶望リタイア考えたなんて話をわいわいしながら、ご飯食べて解散。解散してからこう、あんなに早くに別れたのに最終的には15分弱くらいの差なもんなんだな…と。おんなじように七転八倒してた話を聞いて、なんであそこでもうちっと頑張れなかったんかなーと、まあぶっちゃけ「勝てないことなかったじゃん!」って、思ってしまったのです。

 

もちろんこういうのは他人との勝ち負けじゃないなんてのはよくわかってるし、そのかれともなんか賭けて勝負したわけでもない。んでもこう、やっぱりそこはほら、ぜんぜん手が届かないなら諦めもつくけど、6時間走って15分の差と言われると…なんとかなったんじゃないのと思ってしまい。冷静にいま計算してみると、15分てことは1kmあたり21秒か、1kmあたり9分14秒だったところ8分53秒…微妙だ、まあまあ大変な差じゃねえかどうなんだろこれ

 

まあそんなわけで、同走したあいつはジョブチェンジの結果ぼくとは休みが合わなくなってしまったので、最初は練習も本番も単独のつもり満々だったんだけど。やっぱりこの手のある程度の期間頑張るやつは、ひとりか仲間がいるかで全然違うのよね。こうやって旗を掲げればだれかつられるのがいるんじゃないかと思って、やってみてます。いい機会だ!という人、ぜひぜひ

いやいやそんなん言うても現実的に無理でしょってなる人もいると思うので、まずはよかったら話だけでも