優しい世界
「姉妹差別が辛かった」
と私が話しても、
「あなたも親になったんだから
わかるでしょ。
姉妹仲良くしてほしい」
としか言えない母。
今まではずーーーーーっとそうして
親を優先してきた。
でも姉妹差別をする親が、
いつか孫差別をするんじゃないか。
そう思ったら、
私は私の心を無視できなくなった。
そうして、私は親と絶縁した。
そこからもうすぐ２年。
私の世界は変わりかけている。
最初はとても辛かったけど、
今は心底よかったと思う。
あのまま、
他人優先の生き方をしていたら
自分の家庭も壊れていたと思う。
私は人が怖くて怯えていて、
ウサを晴らすように子どもに当たり、
愚痴や不満でいっぱいの毎日を過ごし、
自己犠牲しなきゃ生きられないと
死んだように生きていたと思う。
人とは協力できるし、
人は優しいし、頼っていいし、
甘えていいし、バカになんてされないし、
一緒に笑って泣いて楽しめること、
知らずに死んでいたと思う。
怯えた親に押し付けられた世界、
違う！嫌だ！って思うなら、
その心に従うほうがいい。
自分が思う方へ。
他の誰でもない自分で生きる。
そうしたら、
奪わない、傷付けない世界に行ける。
人は敵
両親は、他人に対して警戒心が強かった。
父はお酒を飲むと別人のように饒舌だが、
普段は大人しく礼儀正しく、
必要以上に堅くギクシャクした人だった。
母の兄にも敬語で作り笑いをしていて、
私は幼心に違和感を感じていた。
母は悲しそうな暗い顔のイメージが強い。
明るい印象はまるでないけれど、
怒る印象もあまりない。
母は祖母や父の妹が嫌いで
私によく愚痴を言っていた。
だけど、本人には決して言わず、
愛想良くしていた。
だから私は人が怖かった。
表面的にニコニコしていても、
陰で何を思っているのかわからない。
信じることなど出来なかった。
今冷静にこの両親のことを考えると、
自己肯定感が低く、
人を信じられずバカにしていて、
自分は弱いし周りは敵ばかりで
生きているのが辛かっただろうな。
と、思う。
だから私をコントロールして、
両親が安心したかった。
父母とも中卒や定時制卒で
学業コンプレックスがあったのか、
小学生の頃から地元の進学校に行け、
薬剤師になれなんて言っていた。
母があんまりにも祖母の愚痴を言うから、
私が祖母に反発すると、
「あんた達はそっくり。
喧嘩ばかりやめて。」という母。
かと言って私が祖母と仲が良ければ、
それはそれで嫌だったのだと思う。
何したって文句や愚痴の出る母。
「弱い母でごめんね。」
そう謝られたけど、余計困る。
ずるい女だ。
私はそんな両親の、
「社会は怖い。人は敵。」
という価値観をそっくりインストールした。
人は二面性がある、裏切る、信用できない。
だけど、そんな相手にも気を遣う。
いつだって自分より他人優先。
だから…まぁ。
正直変な人としか繋がれない。
そして私も、しがみつかない。
一人にならないように、
普通ぽくいられるように、
誰かと遊んでみる。
でも気を遣うし信じられないから、
執着しないし離れられてもホッとする。
それでもそんな自分に気付いてなくて、
ずっとモヤモヤ悩んでいた。
逆転親子
カウンセリングで気付いた事。
「母との思い出はほとんどありません。
でも、父とはよく話しました。
お酒飲むと饒舌に語りだす父の話を
私はよく聞いてました。」
「話を聞いてもらうんじゃなくて？」
「聞く方が多かったですね。
私は聞き役が多いです。」
「それ…親子逆転してるよ」
衝撃でした。
私、話し下手だと自覚があります。
なので聞き役に徹しているんですが、
それ、家庭環境の癖でもあるんだと。
家庭の癖、家庭の常識は、
外に出るとおかしいこともある。
それに気付いて解いていくことで、
楽になっていく。
元不登校児の子どもは、不登校になるのか？
私は自分が不登校だったので、
要素があると思って子育てしてました。
子どもが保育園の頃は色々心配で、
先生に「うちの子大丈夫ですか」と
食い気味に聞いてました。
が。
返ってくる答えは真逆のことばかり。
発表会など見に行っても、
いい意味で裏切られる姿ばかり
見てきました。
今小学生ですが、参観日や懇談でも、
「このキラキラした子は誰の子？」
と目と頭が混乱するほど、
我が子は学校生活に適応しています。
正直これは本当に予想外でした。
でもそれが、実家や親がおかしかった？
と疑問を持つきっかけでした。
親は私のことを
「ワガママで金がかかって、
家庭をめちゃくちゃにする長女」
という言い方をしてきたので、
私は自分の事をヤバイ人間で、
何かしらの発達障害や精神病を持っている
人間なんだと思っていました。
最近気付いたのですが、
私は自分のことを、
最底辺のゴミ箱だと認識していました。
それが相応しいと思い込んでいたんです。
だから、、、
子どももそうなると覚悟していました。
でも、違った、、、。。。
この衝撃はかなり大きかったです。
私が気をつけていたのは、
自分がされて嫌だったことをしない育児
私がしたかったことをしてみる育児
です。
これが良かったのかなんてわかりませんが…
とりあえず、我が子は私とは真逆の
学校生活を送っているのは事実です。
世間体
不登校だった時いちばん感じたこと。
「親は、子どもより
世間体が大事なんだな」
親がいつもいつも気にするのは、
他人の目。
一体誰なんだかわからない
「世間様」。
目の前にいる私を殺す勢いで
貶し責め立てる。
それであんた達は結局、
何を守りたいの？
自分でしょ。
わかってるよ。
愛なんかじゃないこと。
普通の、いや、優秀な子が欲しかった。
そんな願いが透けて見えてる。
ねぇ、自分は何も成し遂げられないから、
一発逆転したいだけでしょ？
それが、普通どころか普通以下、
学校さえ行けない私だったから、
受け入れられなかっただけでしょ？
全部、不登校の私のせいにして。
全ての原因を私のせいにして。
自分達が何も出来ないこと、
見て見ぬふりしたんでしょ。
私のせいにすれば、
可哀想な、健気な、一生懸命な、
優しい、子ども想いな、、、
って形容詞がつく親に見えるもんね。
その姿を周りにアピールすればいいもんね。
「悪い子」
にされた私の心なんか、
どうでもいいよね。
どれだけ辛かったか、傷ついたか。
親は何も知らない。理解しない。
だっていつだって気にしてるのは、
親である「自分」が
周りからどう見られているか。
それだけだから。
私のこと
まずは自己紹介をさせてください。
こちらでは、
ひぐらしと名乗らせていただきます。
イオンはありませんが、
スタバと無印のある田舎に住んでます。
38歳の派遣パート、
夫と小6の娘と小4の息子の4人家族です。
中学1年の夏頃から不登校になり、
中3まで自宅と
保健室登校、相談室通いでした。
当時の家族構成は
祖父母、父母、私、弟、妹の7人家族。
あの頃のことがたぶん
今の私の傷やブロックになっています。
今「不登校」は珍しいことでは
なくなっていますが、
昔も今も深い悩みとなっている親子は
多いのではないかと思います。
もしよろしければコメント下さい。
この場が私や読んで下さる方の
傷を癒やし、進みたい方へ進む
きっかけになるといいなと願いをこめて
書いていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
改めまして。
１年前に開設したものの、
ずっと放置していました…。
実はその間に、
実家の親兄弟と絶縁しました。
もうそろそろ１年が経ちますが、
１度も連絡しないし来ません。
「その程度の関係だった」
寂しい、悲しいことではありますが、
それがしっくり来てしまうのです。
１年の間に絶縁、転職、職場での無視
色々と続きさすがに参りました。
無職期間に自分を見つめ、
カウンセリングを受けました。
そこである程度気持ちの整理がつきました。
今は日々色々な気付きがあります。
自分の意識、
無意識が変わっていくようです。
それを残していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
