氷河期男の咆哮

ロストジェネレーションサラリーマンがお送りする育児、書評、時事情報です。

【せどり】最初の動機は月3万円の副収入を求めて~

いつの間にやらどっぷり漬かりこんでしまったせどり界隈。元々のきっかけは「あと3万円でいいから副収入があったらなぁ」というぼんやりした願望からでした。

 

吹けば飛ぶような零細企業の勤め人。ゴリゴリの子育て世帯。年齢も40歳を迎え、遅まきながら「リスクヘッジしないとヤバくね?」と思ったからです。

 

無理利くの40代までですからね。開花するかどうかはともかく、種を撒いとかなきゃ10年後「死」だなと思いまして。

 

それからゴニョゴニョ動き始めて数か月後にせどりにたどり着き、今に至る感じ(現在も模索中ではある)です。

 

ゴニョゴニョ動いて結局やらない人も多いと思います。僕もまあまま「そっち系」。なので、このゴニョゴニョのくだりを少し書いておきます。今ゴニョってる人の参考になればコレ幸い。

せどり

第一段階 リサーチ期

とにもかくにも3万を毎月得るには働くか投資するか泥棒するか、決めなければなりません。なかでも最もリスクが低いのがいうまでもなく労働。働いてるのにまだ働くのイヤ。だけど労働。投資は余裕がある人が、泥棒は余裕がなさすぎる人がやる認識なので一択です。

 

では、次に何をするか?日中は仕事。夜にコンビニや飲食店でバイトはやる体力も気力もない。休日の土日を潰したらなんのために家族と居るのか意味が解らない。ということでこちらも、在宅ワーク一択だなということに。

 

そこで行き当たったのが、在宅ワークの大家「クラウドワークス」と「ランサーズ」でした。

第二段階 奴隷期

ボクは20代の頃から文章を読むのも書くのも好きでした。リサーチの結果「クラウドワークス」と「ランサーズ」はそういう案件がたくさんあることを知りました。

 

そこからライター業に繋げた人も多いるみたいで、「おっ、なかなか夢のあるバイトやん」と、その道を目指してみるかということで取り組んでみました。

 

当然のごとく現実は厳しい。少しでもやったことがある人ならわかるでしょうが、単価が奴隷レベルに安い。1文字1円ももらえないのに、めっちゃダメ出ししてくる。納期バリ厳しい。

 

それでも「修業とはこういうものだ。途中で投げ出すのはカッコ悪い」という一心でしばらくは求められる文章を書き倒しました。クラウドワークスのライター講座的なものにも通い大学受験を控えた高校生のようにテクニックを学びもしました。

 

しかし、カッコ悪く放り投げだしました。やってることがあまりにもつまらないし、渾身の寄稿が1日50,000PVとか叩き出してもなんの達成感もありません。担当者が喜んで次回のハードルが上がるのみ。賃上げ要求も一蹴です。

 

SEOに特化した「しょーもなまとめサイト」はごく近い未来、一気に廃れると思い、将来性をまったく感じなかったのも投げ出した理由です。数年経った今、現実のものとなったんじゃないでしょうか。

 

わかりやすい説明や紹介サイトをひたすら寄稿するライターさんを否定する気はありません。実際にお会いしたこともあります。主婦業の隙間時間で頑張ってるめっちゃいい人でした。

 

単純にボクにはその仕事を高いレベルでこなす能力がなかっただけです。納期に追われ満足感は得られず、イライラが募り「こりゃ家族に迷惑かけるわ」ということで次です。

 

(ちなみにこの時期の収益は月2万程度だったと思います)

第三段階 ブログでもいけんちゃうん?期

そんな物書き奴隷をやってる折、いろんなサイトを見る機会がありました。今や天上界に上られたヒトデさんや、色んなブログを見てみるとアドセンスで月3万ぐらいなら頑張ればいけるっしょという結論に達しました。

 

奴隷解放宣言をし、無給ライターからやり直しです。しかし、この目論見は電光石火でとん挫しました。頼みのアドセンスがまったく審査通過できないんだもの。。。

 

直しても直しても審査落ち。まず、どこが悪いかもわからないので修正のしようがない。フォーラムで質問するもめっさ高圧的に返してくるのでふてくされてやる気失くす。コミュ障の面目躍如です。

 

そのなれの果てがこのブログです。モチベーションは以後、回復することなくブログの継続も終了。副収入もどうでもよくなってしまいましたとさ。自分で書いてても無能すぎるw

 

その後、長期間おいて申請したらなぜかアドセンスは通過しましたが、その理由がいまだわかりません。そしてそのアドセンスは計ったかのように「1円」という不労収入をボクにもたらし続けてくれています。

最終形態 せどらー

ではなぜ現在せどりをしているのかというと、理由はものすごく単純です。給料が激減したからです。ケツに火が着いた人間の力はキン肉マンを見ればわかるとおり。普段の自分ではありえない力が湧いてくるものです。

 

追い込まれるまでやらんからおめーはダメなんだという話はひとまずさておきましょう。行動した者は幸運を得る機会を得ます。それは偶然の出会いによるものでした。性懲りもなく「副業 3万」とか打って情報の海を泳いでいて辿りついたのが「中古本せどり」。

 

今や中古本せどり職人としても名高い「よこさん」のブログ三方よしで行こう!を食い入るように読みました。細かい数字とかやりかたも書いてあって「これならボクでもできるかもしれない」と。

 

せどりの存在は知ってましたが、偏見で「なんか家電とかお宝とかムズすぎ」とメンタルブロックしてたので、こういうものとは思いもよらずで。直接よこさんに連絡を取ったところ、幸運なことに無料コンサルして頂く機会(現在は無理かと思います)まで得て、ボクのせどり生活はスタートしました。

 

 

ということで、紆余曲折あって現在に続いています。正直言ってボクが独身なら時の流れに身を任せ、副業なんて考えることもなかったです。家族とたくさん居たいし、お金も欲しい。その一点のみで副業を続けています。

 

尻に火が着く前にやっていたらという思いもありますが、動いただけマシとも思ってます。最たる例でいえば、もう少しスタートが遅ければAmazonの初心者アカウント殺しで死んでたかもしれないし。

 

「幸運は準備している人の元にしか転がりこんでこない」といいますので、結果的には下手な鉄砲を数撃っといてよかったです。

 

ボクのように行動が遅い人も多いと思いますが、副収入が欲しければ自分の許容できるリスクはしっかり把握して、失敗覚悟でいろんなことにチャレンジしてみることをお勧めします(^^)

【2年目せどり日記】新年明けまして氷河期男の生きてます

新年あけましておめでとうございます。半年ぶりのブログでございます。氷河期男、何とか生きてます。

 

せどりもへこたれず続けています。2019年の実感としては初心者に毛ぐらいは生えたんじゃないかなと思ってます。

2019年の数字

年商はザックリ集計したところ3,000万ちょいというところです。利益率はさすがに1割切るような売り方はしてないんで、最低でも純利で300万以上はあったかと思われます。

 

「3000万円」は僕のような小市民にとってはとんでもなくバカでかい数字ですが、新品転売においては資金さえあれば誰もが届く数字です。怖いですね。家買えるやん。無自覚に大金を使うさまはまるでギャンブル依存症のようです。

 

2019年は利益率は10%を最低ラインとして回転率を最優先にしました。その結果、自分の持ち時間でどこまで売上が伸びるかという実験でしたが、だいたい320~330万円というのが通常運転で出る売上ということがわかりました。

2019年にやったこと

途中、利益率の向上とリスクヘッジのため他の事(中古アパレル)もやってみたんですが、手応えを感じつつも結局、通常のせどりに追われて手が回らずで途中断念。

 

あとヤフショ申請が一発で通過しました。しましたけど、こちらも手つかずの放置プレイ。

 

情報発信なんてもう見てのとおりです。情報発信なんていうのも恥ずかしく、ブロガーというのもおこがましいので、同じような人の笑いのタネにでもなってくれれば何の文句もありません。アドセンスの収益が毎月コンスタントに1円入ってきたことが地味に嬉しかった(笑)

 

最大の変化は国金の融資を受けたことです。300万借りて毎月の売上が320~330万。ひと月あたりの利息は5,000円もないんで、まぁ楽っちゃあ楽です。人のカネで人の考えたことをマネしてるだけなんで利益率低いのも当たり前というか。

 

とはいっても、自己資金10万円とかでやるよりは低金利の他人のカネが300万ある方が物質的にも精神的にも余裕があることは言うまでもありません。

 

一部だけが得をしている世界的に異常な低金利政策。ここで恩恵受けるしかないです。

2019年の気づき

冒頭にも書きましたが初心者に毛が生えた程度にはせどり界隈を俯瞰できるようになりました。「せどりリテラシー」がついたとでもいいましょうか。

 

雨後のタケノコのように発生する情報発信者。繰り出されるウソか誠かわからない情報の嵐。一次情報か二次情報かはたまた三次情報でもって不安を煽って売りつけられる教材、ツール、コンサル。

 

やっぱり初期は右往左往してましたよね。実際なんやかんや購入して、安価な教材にも関わらず神対応な情報発信者もいれば、クソみたいに横柄な大手な感じの人とも接してきました。

 

情報を遮断するわけにはいかないので、自分に必要な情報を選択して、怪しげな情報に惑わされない力ってとても重要です。そこらへんはだいぶ身に付いたんじゃないかと思います。

2020年の展望

今の新品せどりについては、副業のひとり作業としてはキャパ的に仕組化しないとここが限界です。

 

なので、今年は新しいキャッシュポイント作りをマジでやらないといけません。Amazon一本足打法の新品せどりなんていつゲームオーバーになってもおかしくないですもんね。

 

あとは、やっぱり人マネだけじゃキツいです。再現性が高いということはライバルも多いということなんで、創造性を育んでおかないと継続は難しい。なんといってもおもんないですよ、模倣だけでは。

 

ということで2020年は人に頼らず、資金を貯めつつ新しいことにチャレンジする年にしたいです。

 

わかりやすく元旦に更新したわけですが、しないよりはマシということで。元々好きな文章はもうちょっと書きたいです。右往左往しながら。

 

相変わらず横の繋がりなく孤独にやってるんで、そこもなんとかしたいんですが、性格的にそこはまぁまぁの壁。

 

人との関わり気にするよりも、もっと自分のレベルアップですね!今年も子育てと上手く両立できるように頑張っていきます。

 

 

【2年目せどり日記】せどりに重要なのは経験 or ツール?

せどりって漁師っぽくないですか?店舗にしろ電脳にしろ、なにがしかの道具を携えて大海原に漕ぎ出し、時には回転の速い人気商品を、時には利益ドカンの大物を探してエンドユーザーにお届けするという点は同じですよね。

そこで重要になってくるのが勘であったり、アンテナの貼り方っていう経験値によってやるのか、そんなもんは帳消しになるぐらい便利なツールでもってせどるのか。

TVの特番でたまに漁師の一攫千金ものを見かけますが、あれはすべて船の設備に頼ってわけではないでしょう。魚群探知機があれば誰でも大儲けできるのであれば、みんな千金を手にすることになりますから。

せどりがツールを使えば誰でも簡単に金もうけできるわけじゃないの理屈は同じじゃないですかね。

道具に頼るプロはいない

僕のこれまでの経験からなんですけど、便利なツールばかり追いかけてると「ツール地獄」に陥ります。情報発信者のLINE@に登録しまくっている方はご存知でしょう。

無限にツールの案内がやってきますね。セミナー→使用制限ツール配布→完全版&コンサルっていうのが誘導の王道。

商品を完全な状態で出さないっていうのもマーケティングの手法で、まぁそこはみなさんうまくセールスしますよね(笑)

「今日申し込んでくれた方には特別価格で!!」ていうお決まりのフレーズにもついつい吸い込まれそうになっちゃたりもするし。

経験がない人ほど垂涎ものなわけですが、やっぱりツールだけに頼る他力本願状態では結果出にくいと思います。

ツール使ったらまぁほぼ仕入れ商品カブりますから、価格競争が起こるわけで、結局いちばん得するのは当たり前ですけどツール売ってる人です。

ツールで得する人=ツール販売者ということをわきまえて、あくまでもツールは道具だとうことを忘れてはいけません。

バットやグローブにすべてをお任せするプロ野球選手はいないように、せどりも同じであくまでも自力がないと現役は続かないと思われます。

かくいう私がこの1年間LINE@とツール情報で右往左往してきて、いい加減腹立ってきたもんだからこんなこと言ってます。

ツールのメリットは時間短縮

誤解しないで頂きたいのですが、ツールを全否定するわけではないです。価格改定ツールなんかはどう考えても必須ですし、最大のメリットである時間短縮はツールなしでは得られません。

なんやかんやと金を払ってきましたが、無料ツールレベルでも仕入れは十分可能じゃないかと、最近になってやっと感じるようになりました。

拙いながら毎日アホみたいに回転のよい売れ筋商品を眺めてたらド素人ながらにも傾向と対策が見えてきたからです。これぞ経験。

それこそ初めは未知の大海に泥船で漕ぎ出しているようなものでしたが、少なくとも航海図ぐらいはゲットしたのかなと思います。

見つけたときの押し引きのバランスも失敗があっての賜物です。利益商品発見してパブロフの犬状態で縦積みしたらAmazon在庫復活で死亡なんてのはよくある話ですが、最近は被害最小限に食い止めるようケアできるようにもなりました。

得するためにやってるわけですが、損しないことも大事。なんていいながらAmazonの在庫切れを首を長くして待っている長期在庫君たちを抱えてますが。

まあとにかく経験って成功より失敗の方が後々活きてきます(立ち直り可能な失敗に限る)。毎日のルーティンで地力を底上げして道具をうまく使いこなしていこうという次第です。

そうしたらまたツールを俯瞰的に見られるようになって、よりうまくチョイスして使っていけるんじゃないかなと思ってます。

というわけで、長々と書いてきましたがやたらと漁を出してきたのはこの本と無理やりこじつけてやろうと思ったからです。

もちろんまったくせどりとは関係ないんですが、読んでてせどらーのことを思ったのも確かです。

漁で質素な生活を営む年老いた船頭と船員たち、そして物語の中心となる唯一の若手船員が、振って湧いてきたビッグビジネスに翻弄されてっていう物語。

専門技術を有した年老いた船員たちの話を読んでると、この先せどりのプレイヤーとしていつまでもガンガンやっていけるわけではない、ケツが決まってるんだと自己投影してしまいました。

まぁ身も蓋もなく救いのないストーリーなんですが、僕はけっこうこういうのが好きでして、西村賢太さんのゲスい主人公が受け入れられる方は好きなんじゃないでしょうか。

邪な人間とお付き合いするのはごめんですが、人間の邪な部分にスポットが当てられた本は好きなもので。なかなか味があっておすすめします。

というわけで、今週は体調が回復して読書も仕事もええ感じに捗ってるんで、この調子で頑張って行きたいと思います。閲覧ありがとうございました。

 

【2年目せどり日記】せどりの基本は体調管理から

この2週間ほど、風邪が長引いた影響で激しくモチベーションが低下しています。と、同時に今後、副業を続けて行くことを考えると、とにかく健康状態を保つのはミッションだなと改めて思わされました。

30歳を超えた頃は、まぁまぁ元気でしたが40歳過ぎると、とにかく通常運転でいるだけでもけっこう大変。なんやかんやと不具合出るし、若い頃の不摂生が放出されていくお年頃なのでしょう。

というわけで、長期的に副業をやりたい、ましてや専業で何かをやっていきたいのなら、まず自分の生活を見直せよって思った話。特に中高年で副業を始めようと思っているのなら。

若者と同じ土俵には上がれない

せどりに限らず副業でご活躍されている20代の成功者を見る機会は非常に多いですよね。大手の情報発信者になってくると30ちょいといったところでしょうか。

で、そんな彼らの最強の武器はなんといっても体力です。何時間でも店舗せどりを続けられるダイナモ。ワクワクすっぞ!と思いながら結果を出し自己肯定感を強め、失敗も糧にしてどんどん成長していけます。

もちろんオジサンだろうがなんだろうが、気合でカバーすることは可能だし実際できる人もいるでしょう。でも僕はそうではないです。そんなゴールデンタイムをひたすらアルコールと馬券に消費した僕が簡単に彼らと同じ土俵に上がれるハズがありません。

敵わないものは敵わないと潔く優劣を見極め、その手法を自分の能力に合わせてカスタマイズしないと継続できません。人に教わったりすると「とにかくガンガンいこーぜ」っていう人多いんじゃないでしょうか。

副業において時間の捻出は最重要事項ですがHPの配分も同等です。1日寝ても全回復しませんからね。ましてやチビッコが家にいるとその両方が削り取られますし。

なので、ここで頭打ちにならないために、せどり2年目の課題は「免疫力強化」かなと思ってます(笑)

20代で突っ走り、失敗と成功を積み重ね30代で拡大するってのが理想なんでしょうけどね。失ったものは戻りません。できることをできるだけやる。これ重要。

2年目でイキって投資しまくってマンパワーが追い付かずゲームオーバーなんてのはごめんです。

ちなみに免疫力が下がった状態でチビッコと接しているとこんなことになるよという悪例がこちら↓

www.babyz-dont-cry.info

暗闇でも走る

最後にモチベーションが上がった本を紹介。

発達障害・うつ・ひきこもりの経験を持つ著者が起業して「不登校・中退者の進学塾」を経営するに至るっていうサクセスストーリーです。

ちょっとありきたりなキャッチコピーに最初ページをめくったときは「しょーもないかな」と思いつつだったんですけど、なかなかに深い。

不遇の時期から事業の成功までが一足飛びに書かれていますが、その苦労は尋常なものではなかったでしょう。

ドン底を知っている、そしてモーレツな努力をした人はやっぱり強いですよ。成功して然るべき。

子どもは努力すべきベクトルを見つければ強制しなくても勝手に突き進むんですよね。僕も我が子に対して少しでも何かできればいいんですが、やりすぎてもあかんっていう、それがムズいところです。

で、余談ですが中古本扱っている方なら誰もが知っている「最低価格ブレイカー」バリューブックスの社長さんが登場したりします。これ読んだら「ああいくらでも売ってくれ」てなると思いますよ(笑)

というわけで乱雑な内容にお付き合い頂きありがとうございました!酒の美味しい季節ですが、アルコール控えめで頑張りましょう!

 

 

【せどり日記】あけましておめでとう せどり生活1周年おめでとう

あけましておめでとうございます!12月の更新を最後に、実に半年ぶりの更新です。年またぎどころか、元号まで変わっちまいました。なぜ、今更書くことに思い至ったかと申しますと、タイトルにあります通り我がせどり闘争が丸一年を終えたからです。

中古本せどりから何の気なしに始めたわけですが、まぁいつの間にやらてんやわんやとアレやコレやとやっているうちに、あっという間に1年経ってしまった次第です。

ブログなんて書いてるヒマもなくなるほど己を追い詰めてしまい、その結果どうなったことでしょう。

まったく弄っていないにも関わらず、毎月コンスタントに50円の広告収入をたたき出してくれるお客様に敬意を表し、1年間せどりを続けた男が現在どうなってるか、ザックリお伝えさせてもらおうかと思います。

現在のせどり収入

中古本せどりから始まり試行錯誤を繰り返し、本業・副業・子育てのバランスを鑑みた結果、電脳せどり一択という結論に達しました。

というわけで今やっているのは基本的に電脳の新品せどりです。最近安定してきてる数字では売上250万。利益率が15~20%てとこです。

200万仕入れて250万売って入金200万。翌月以降にポイントがだいたい2割返ってくるんで、それで回してる感じです。

利益分を常に仕入れにぶっこんでるんで自転車操業感はハンパねぇす。最近、税理士さんに利益が出ていることを確認してホッとしました。。。

山上から転がした雪だるまがどんどん巨大化していくマンガ的なアレを想像できますかね?

なんかもう「止まったら終わりだ」みたいな感じでやってきましたが、毎月末の資金繰りのダルさ!

と、ネガティブ語を並べてしまいましたが、それを継続できてるのは一応それなりに利益が出せているからです。1年間リタイアせずに走り切れたのはそれに尽きます。

2019年の課題

今後については、このままAmazon一本足打法にて資金集中することに大いなる不安を感じております。余裕で消費税の対象にもなりますからね。現金ないのに。

ということで、今は融資やら他のキャッシュポイント作りに奔走しているところです。垢バンとか真贋の話題見るだけでウンコ漏れそうになりますからね。このままだと。

Amazonは緩やかに成長させていき、0→1を何個か作るとういのが2019年の目標です。MNPは美味しかったんですけど、将来性ないのと管理のダルさが一級品なのでボチボチ打ち止めにしようと思います。

来るべき消費税増に向けてやっぱり輸出も押さえときたいです。できるだけ早いうちに基礎的なことだけでも。

ヤフショでも売りたいしメルカリの中古アパレルもやりたい。興味をそそるものがいくつかあるんで、とりあえず行動です。

とにかく今、作業効率がものすごく悪くなってるんでタイムマネジメントをしっかりしなければと強く感じ中。

マネタイズできないブログを読んでくれると嬉しい

そしてブログ。僕、実は文章書くことが好きなんです。半年も書かないくせに。だからこんなにアクセスないブログやってるんです。クリエイター感味わえるじゃないですか。誰も読んでなくても。

さすがにわかってるんですよ。己が今世にあるような方法でブログをマネタイズするのは無理ってことは。

SNS集客のアフィリとかも、どうも性格的に合わないし。「僕は働きたくないんですよね」「仕組化が得意なんです」っていう人がこの世界の上流にいて情報発信をされてるわけですが、どう考えても僕は「そっち側」じゃないんですね。やってもできない人間の遠吠えでもありますけど。

孤独に黙々と労働するのは嫌いじゃないし、そもそも仕事で他者とできるだけ関わりたくないからこんなことやってるんで。外注とかゾッとするぐらいイヤ(笑)

なので、このブログはこんな自堕落かつ向上心というものから、かけ離れた人間でも地味ぃにせどりやってる姿を小ばかにするなり笑ってもらうなり、俺より私より下がいると勇気づけられたり、誰かが元気になってもらえればと思って書いてます。

同じような意識低い系せどらーや、親父から見た子育てとか、読書のこととかそういう仲間できたらなおのこと嬉しい。

なので、今年はマネタイズなんて考えずにどこかで奇特な閲覧者の元に届けばという思いでたまに書いていこうと思います。一か所でもクスッてなってもらえると、それは僕にとってプレ値で物が売れるより至上の喜びだったりします。

それではごきげんよう。次は上半期が終わるまでには更新したいものです。

【中古本せどり日記】7ヶ月目 まったく価値の薄い月商100万達成

今年も早や師走。今日は気温20度にゲリラ豪雨と日本大丈夫か?という一日でした。時候の挨拶はさておき、7ヶ月目は何の感慨もない月商100万円を達成しました。

というのも、新品を薄利でやってりゃ売上100万はまったく凄い数字やないんですよね。極端な話90万仕入れたら100万円いくに決まってますんで。

中古本を中心にして利益率3割で回してる月商100万円とはまったく価値が違うわけで。ということで今回はそのあたりを振り返りたいと思います。

目次

中古本せどり6ヶ月月目の結果

10月が3割増しで40万だったんで、11月は凹むかなーと思ってたんですが、マグロのごとく止まれない仕入れをやってたら、さらに倍増という結果でした。

  • 売上= 1,033,195前月比224%
  • 販売数=416点前月比169%
  • 純利益(入金-出金)=433,663円-369,024円64,639円

ね?全然っ価値ないでしょw

ちょっと今月から先月まで単品管理してきっちり出していた販売益を出すのを止めにしました。というのも、同一商品で仕入れ値がけっこう変わるので、いちいちつけてると、ごっつ時間食われるんです。

そうすると時給が下がってしまうんで、今月からはAmazonの入金から送料と仕入れ値(カード引落とし代金)、その他雑費を引いた金額で純利益を出すことにしました。

なので、仕入れ値は前月のもので、入金も私の場合引当金がけっこうあるので後ろに回るため、今月は入金も出金も少なめです。

こうして振り返ると、いまいち儲かってないっすねぇ。これに獲得予定のポイントがあったりするので、実質はもうちょっと利益あるかと思います。

薄利多売について

さて、かなりゲームチェンジしてしまった僕のせどりですが、とりあえず作業は圧倒的に減りました。新品転売の場合、基本リピートの縦積みなんで、リサーチ無用でFBAに放り込むだけ。

その代わり仕入れ代金が高くつくわけですが、基本1週間以内にキャッシュ化できる商品を仕入れてますので、キャッシュアウトの心配はありません。

で、その代わり心配なのは「アカウント停止」。仕入れ代金が大きいので、止まると一発死亡です。

なので、細心の注意をやってるつもりが先日ある商品にまったく違うラベルを貼って納品してしまうというとんでもないミスを犯してしまいました。。。

話それましたが、とりあえず現状薄利多売のメリットは時給が劇的に上がるということです。その代わり、手持ちが少ない場合リスクも増大しますので、そこらへんの兼ね合いですね。

空いた時間を有効活用して、さらなる上昇に繋げるのが理想。12月の売上と利益を見ながら検証してみます。

あとはあまりにも薄利(20%以下)でやると、来年以降、年間売上が1000万に乗って消費税を納める対象になってしまったときに商売が立ち行かなくなりますね。

ですのでそこまで計算して、新品転売といえど利益率2割は死守、できれば2.5割でやっていきたいです。

見る・学ぶ・教える イラスト柔道の形

11月印象に残ったのはこの1冊。

BOOKOFFで900円→5970円でした。正直これ、初心者の時に仕入れてゴミ化確実と思ってた本なので感激もひとしおです。

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モノレートもこのとおり、今年初売れです(笑)なんで仕入れたんだろ。

BOOKOFF仕入れはやっぱりこういうのがあるので、ウキウキしますよねぇ。最近足が遠のいています。店舗せどりは足腰に来るもので。。。

また、在庫が減ってきたら行ってこようかな。

中古本せどり7ヶ月目の振り返りと12月の展望

とういことで11月は良かったのか悪かったのかイマイチわかってません。12月の結果を厳粛に受け止めたいと思います。

今月はPAYPAYのキャッシュバックが始まったし、セールも多いので前月並みは行きたいですね。

とりあえず、正月明けに家族で温泉旅行でもする銭を捻出したいところ。

空いた時間もいい感じで活かしたいなぁ。せどり初めてよかったことは、いろんな人のいろんなやり方や意見を知ることができたことです。

まさに情報は玉石混交ですが「玉」と巡り会えたときは気持ちいいですよね。

 

【書評】安楽死を遂げるまで この地獄を生きるのだ

生来、「陽」というよりは確実に「陰」側の人間なので、人の死について考えることがよくあります。30代で鬱を患ってからはなおさらです。

「死」というものにリアリティを感じたこと、そしてそれを乗り越えたことで、非常にそれを客観的に感じられるようになりました。

なんだかんだ言って人間はどうせ死ぬわけです。だから恐れたり、傾倒するんじゃなくて、冷静に捉えればとても興味深い題材なんですよね。

目次

安楽死を遂げるまで 

日本では未だに議論がまったく進む気配を見せませんが、世界ではスイスやオランダなど人為的な死が認められている国があります。尊厳死といったり安楽死といったり。

本書では色んな国の色んなケースが紹介されています。この本のいいところは専門家による分析ではなく、著者が安楽死に対して無知なところからスタートするところです。

学ぶ感じじゃなくて読者が感情移入しやすい。著者もジャーナリストとしてつとめて第三者的に振舞おうとするんですけど、ある種のカルチャーショックを受けながら取材を進めていくところなんてリアリティがあります。

今年、西部邁さんが自殺を遂げられ、協力者が自殺ほう助の罪で執行猶予つきの有罪になったのは記憶に新しいところですが、西部さんのようなケースなら安楽死が認められていたであろうと思われます。(ご本人が望まれるかどうかは別ですが)

今後、きっと日本では同様のケースがどんどん事件化していきますよね。老々介護の末の嘱託殺人がたまにニュースになりますが、何か劇的な事件が起きた時に法制化が検討されるんでしょう。

僕、個人としては死期が近づいたらみんなでパーティーして、その後「クッ」と酒を一杯あおって「そんじゃバイバイありがとう!」なんて死に方最高じゃないかと思います。

死んで残るのは、生きている人の心の中にだけです。それならできるだけ楽しい思い出で残りたいじゃないですか。

この地獄を生きるのだ うつ病生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

現代社会の宿痾とも言うべき「ブラック企業での激務」「鬱病」「生活保護」などのエピソードがふんだんに盛り込まれています。

「漫画かよ」と言うぐらい悪辣な医療従事者や、クソみたいな役人が登場したり、波乱万丈な社会復帰までのストーリーは飽きることなく一気に読めてしまします。

シニカルかつ情緒ある文体が僕にはとても合いました。なんといっても、同じ病を患った同世代の方ということで、シンパシーを感じる部分も多かったです。

こともなげに振り返って書いておられますが、それはもう苦しかったことだろうと思います。終盤、社会復帰に向けて道が開けていくくだりなんかは感動的で、フィクションでは味わえないものです。

ずっとひたむきに努力されてきたことが日の目を見ることになって、やっぱり誰かがそういうの見てるんですね。

僕なんかは諦観して激流に身を投げて委ねているうちに、偶然の積み重ねで穏やかな水面に戻っていた感じで、雲泥の差です。

頑張ってこーと思わせてくれる本でした。

まとめ

死について深く考えて、今の生の輝きが尊くなるもんです。無意味に無駄に生きている今日も、実はすごく大事な一日だったり。

今日と同じ明日が来るとはかぎらない。この気持ちは大切にしときたいです。

 

 

 

【せどり日記】7ヶ月目 年末商戦に思ふこと

いきなりどうでもいいことですが、中古本の売上比率が下がってきたので【せどり日記】に改名しました。

そんなド素人が発毛したぐらいの僕でも年末は商機であることはわかります。もうかれこれ40年以上生きてますし。

そんなわけで、僕もこの波に乗ってやろうじゃあないかと1ヶ月ほど前からWEBセミナーなんかに顔を出したりして色々12月に向けて準備してました。

で、ぼちぼち本番を迎えるわけですがそのあたりのことを記事にしておこうと思います。

目次

12月の転売が儲かる理由

冒頭に申し上げたとおり12月にヒトカネモノが動くのは周知のとおりです。12月の転売が儲かるのも至極当たり前の理由で、需要と供給のバランスが急激に崩れるからです。

誰しも経験したことがあると思いますが、プレゼントって何ヶ月も前から用意しませんよね。よっぽど気に入った異性にでもしないんじゃないでしょうか。

結果、12月に需要が急激に増えて店頭やネットで欲しいものが買えなくなり、そこへ登場するのがAmazonさまですね。

なぜ楽天とヤフーになくてAmazonにはあるのかというのも簡単で、Amazonは他の2サイトと比べて、販売者の参入障壁が極端に低いからです。

人気商品を抑えた無数の個人セラー、つまりせどらーがそこへ商品を大量投下して再販するというシステムができあがってるので、必然的にAmazonは最後の砦となるわけです。(まあちょっと卵が先か鶏が先かというところもありますが)

溺れる者のワラ状態のAmazon価格はどんどんプレミア化して、転売が儲かるという寸法ですね。早く用意したもん勝ちということです。必ず上がる株を仕込むようなもんなので、慣れたせどらーには楽勝なのもうなずけます。

で、僕も12月はやったろう!と、世間に数多ある「年末爆儲け」「利益30万確定!」みたいなのをいろいろ漁ってみていろいろ思ったわけです。

転売は悪なのか

世間的に評判のよくない転売行為ですが、僕はやってる人に対してもやることに対しても良いとも悪いとも思っていません。

僕自身何度も余ったチケットを高額で捌いたことがありますし、たくさん儲けている人がいれば素直に「すげーなー」と思います。

転売人は良いも悪いもなく、ただ需要と供給の中間にシステムの一部として立っているだけの存在です。悪いことだと思ったらそもそも僕はやりません。

いくらプレ値になろうとも現代の商業システムがそうなってるんだから、文句言っても意味ありませんので、僕も必要なら高くても買います。

チケットにしても需要があるから転売が後を絶たないわけで、禁止してもムダですよね。そもそもの流通システムを変えないとただのイタチごっこです。

アーティストのチケットに関してはプレミアム分はアーティスト本人に還元されるべきだと思うので、最近ちらほら耳にする「ダイナミックプライシング」によるチケットの時価販売がそのうち浸透するんじゃないでしょうか。

話逸れました。で、転売に何の感情も持ってなかった僕なんですけど、ノウハウを調べてリサーチしてると、なんだか胸がチクチクするんです。

いざ、「仕入れるぜ!」という段になって思うわけですよ、「これって子を持つ父親のやるべきことなんか・・・」と。

プラレールアンパンマンシンカリオンと、自分の子供たちが好きなものが世間にも人気があるわけで。ネットで物を買う時代にそんなことないかもしれないけど、楽しみに店にやってきた子供が買えなかったりもするのかな?なんてよぎったりして。

大人に高値で売りつけることには何とも思わないんですけどね。むしろ、本来買えなかったはずの人への橋渡しになったと思うぐらいで(笑)

どうする年末商戦

初めて湧いた転売への感情が、僕の心へ影を落としてしまい、どうにもやる気とはウラハラにいつものように淡々と作業できない。

少なくとも父親としては高くても買う側でありたいと思うのです。しょうもないきれいごとなんですけど。

利益確定商品を向こうから運んできてくれたらそりゃ買いますよ。その程度のちっぽけな矜持ですが、副業なんでノリノリで楽しくやりたいじゃないですか。

今までもやりたい事をやりたいようにやってきたから、面倒くさがりの僕が半年以上飽きることなく、せどりを続けてこれたのだと思います。

なんかせっかく勉強したし利益出せそうなのにもったいないという気持ちも、もちろんあります。が、イレギュラーよりレギュラーを大切にします。

ここのところ売上作りに傾倒して情報を詰め込みすぎ、フラフラしていたので軸を通すいい機会になりました。

これからセールも増えてくるんで、他の形で利益追いかけることもできますしね!そんなわけで、この何日間モヤモヤしたことを記事にまとめてみました。

100人のサンタクロース

というわけで最後は書店で見かけたこの本が、なんかええ感じだったのでオススメしときます。定価で買えますよ(笑)

僕も子供に送る予定です。時には高値で売りつけるサンタですが、まぁ折り合いつけて頑張っていきましょう。

【書評】トマト缶の黒い真実 ゲッベルスと私 ベルリンは晴れているか

せどりを初めて半年になり、いろいろ慣れてきたので作業が効率化され時間が余るようになってきました。始めた当初は仕入れだけでひーひーなってたので慣れってのはえらいもんです。

この半年は僕の自由時間はすべて子供とせどりに費やしてたんで、唯一の趣味である読書からすっかり遠ざかってましたが、近頃は本読めるぐらいの時間の余裕ができてよかったです。

金を稼ぐのは楽しいですが心が潤わない人生ってつまんないですから。というわけで以前チビチビ書いていた書評も続けたいなーという次第です。

目次

トマト缶の黒い真実

どこにでも売ってて誰でも口にしたことがあるであろうトマト缶に、実は現代資本主義の縮図が詰まっているという、かなり読み応えのある一冊です。

中国、アフリカ、ヨーロッパと飛び回り、ヒエラルキーの上層から下層に至るまで、現場取材もしていて、これぞジャーナリズムではないでしょうか。

現代のみならずトマト缶の誕生の歴史、ひいては資本主義の勃興期にまでも触れられています。

なんだか読んでてつらくなったりするんです。アフリカを食料と武器の廃棄地帯として平然としている先進国にガッカリして。「先進国っていうか人間ってなぁ」って。

たったひとつ、イタリアのゲットーで無償で働く医師のくだりには人間の光を感じてほっとしました。

本書読後は安いトマト缶買うのはイヤになることうけあいです。もっと売れてもよさそうな傑作だと思うのですが、食品メーカーの都合上、広告的にプッシュできないのかなと勘繰ったりもしてしまいます(笑)

ゲッベルスと私

同名タイトルの映画の書籍化です。ゲッベルスといえば、もちろんナチスの広告塔ゲッベルスのこと。彼の下につかえた「普通の女性」による当時の回想録です。

ヒトラーが好きとか、ナチスが好きとかいう意味ではなく、この時代のドイツに関する本はとても興味深いものが多いです。

どうしてああなったのか?なぜそれがまかりとおったのか?そして、再びそのようなことは起こりうるのか?

ナチスドイツという組織にスポットを当てた本はたくさんありますが、一般市民でなおかつ中枢に近いところにいた人の目線というのはあまり見たことがありません。

そういう意味で歴史的価値も高い作品ではないでしょうか。

欧米でポピュリスト、ナショナリズムが台頭し、世界に不安定感をもたらしている今世紀と照らし合わせて読んでみると、より一層興味深いものとなります。

日本だって10年20年後はどうなっているかわかりません。やれ自己責任だ、格差社会だと、民衆の分断を助長する要素はすでに揃ってますからね。

悪しきリーダーが現れないことを願うばかりです。

ベルリンは晴れているか/深緑 野分

たまたまナチスドイツ物が続きましたが、こちらはフィクション。ジャンル的には歴史+ミステリです。

戦中~終戦直後のドイツが主人公17歳の少女アウグステの目を通して描かれているんですが、その描写が瑞々しいわ生々しいわ。このへんは深緑さんの文才に惚れ惚れします。

描写のみならず、長編をまったく気にさせない構成の巧みさで最後までまったく飽きさせません。ナチスの圧政によって運命を捻じ曲げられていくアウグステの様は胸がつぶれるほどに苦しい。

ラスト数十ページの展開は圧巻で、僕はもう最後の一行に残る余韻に至るまで堪能させて頂きました。

深緑野分さんは僕の中でバズってて今後も楽しみな作家さんです。

おわりに

せどりやってると楽しくてどんどん深堀りしてしまいますが、たまには立ち止まって自分の世界に没頭するのも大事です。やっぱり。

せどり業界を覗いてみれば、景気のいい話ばかりで「なぜ今やらないんですか」的なマルチ商法の勧誘風のあおり文句が飛び交ってます。

人に動かされてやってるようでは結局会社員みたいなもんだから。大事なのはマイペース。へぼせどらーでいいんで楽しけりゃいいんじゃないすかね。意識低い系のせどらーで。

【中古本せどり日記】6ヶ月目 複利の効果が出てきて上々でした

気づけばもう2018年も終わりです。せどりを初めてからもあっという間に半年。最初は10万ぐらいの資金で始めて、ビクビクしながらの仕入れでした。

本が売れて出た利益はほぼ、そのまま仕入れに突っ込んでいたので、この半年間、儲かってる感はゼロ。自転車操業の毎月末です。

が、今月は地道に仕入れやってきたことが、ようやく実になってきたかなという感じです。これがいわゆる「複利パワー」というやつでしょう。

目次

中古本せどり6ヶ月月目の結果

先月は副業としてちょっと一皮むけたかなという手応えがありましたが、「そのまま上手くいくもんかい」と気持ち的には割り引いて考えてました。なので10月は嬉しい誤算というべき結果です。

  • 売上= 490,450円前月比138%
  • 販売利益(売上-手数料-送料-原価-ツール料)=112,003円(前月比125%
  • 販売数=246前月比129%

Amzonからの入金がおよそ35万ぐらいで、今月はそれとメルカリで20,000ほど売上がありました。仕入れを調整していれば初の純利益10万だったのですが、そのまま30万ほど仕入れに回しましたので、手元に残るキャッシュは5万ぐらいです。

冒頭に述べましたが、これまでもそんな感じで販売益はほぼ仕入れにそのまま使っていたので、ようやく複利の効果で数字が膨らみ始めたようです。

少なめに見積もっても利回り20%で毎月回しているとして、4ヶ月目には元本が倍になります。半年で3倍になりますので、今月はちょうど効果がわかりやすく出る時期だったのかなと思います。

まったく計算も調整もしてないんですが、初月の仕入れが10万ほどで、今月が30万なのでほぼピッタリですね。

ちなみに10月は売上も販売数も中古本7・それ以外3という構成でした。

奇跡の経営

この本はプレ値はプレ値です。が、特に安く仕入れられたわけでもなく1,000円ほどの利益が出ただけなんですけど、ものすげー残念な思いをしたので記録しておきます。

状態も良かったですし、出品したら電光石火で売れていきまして、そこまではよかったんです。しかし後日返品リクエストがやってきました。

理由は「本のそもそもの新品価格より高いから」

え?それが中古のプレミア価格じゃあないのかい?と僕にはさっぱり理解できませんが、カスタマーセンターに問い合わせたところ、それは正当な理由だそうです。

僕が最も疑問に思ったのは経営に関する本を読もうとしているのに、その考え方で大丈夫なのかということですが、初めて経験するわけのわからん返品だったので、激しく印象に残りました。

まぁでも、こんなご時世に変な返品が今までまったくなかったということは、やっぱり活字を読もうとする方はそれなりの常識も良識もある人なんですね。

こんな方たちならハロウィンでも他人に不快な思いをさせることなんてないに違いありません。

後日談として、この本は再販時により高い値でもらわれていきましたので、僕としても溜飲が下がりました。

オキャクサマダイイチ。コレアマゾンノオキテ。

ナキネイッテワスレルガイチバンネ。

中古本せどり6ヶ月目の振り返りと11月の展望

10月はできすぎです。11月は今度こそ一回凹む(笑)心に防衛線を張っておくことにします。

見かけ上の数字のボリュームは増えましたが、利益率は下がっています。古本以外の割合が増えたので、やはり必然的にそうなります。

中古本の仕入れ量自体は減らしているわけではなく、ここ数ヶ月ノルマを決めておよそ150冊をキープしています。

中古本に関しては、当面今のペースを続けて、それ以外の仕入れ量が増えていくと思います。

本が増えるにつれてスペースもさることながら、不安なんですよね。。。地震きてグチャグチャなったらどうしよとか心理的圧迫が。

それなりの量を売る方は家財保険かけたりするんですかね??

と、話がそれましたがそんな感じで11月の目標は「微増」ということで。

コピーライト by 氷河期男の咆哮