古民家に引っ越して一ヶ月で思ったこと
最近、長いこと憧れていた古民家に引っ越しました。テレワークで都内から少し離れた所に移ろうかとも考えていましたが、都内にこれ以上ない条件の物件が見つかったので即決めてしまいました。
昔から漠然と「古民家」に憧れがありその暮らしをしてみたいと思っていました。ノスタルジックなあの感じ。本当は自然に囲まれた古民家みたいなのが理想ですがそれは少し先の話。都内でも庭も広く十分楽しめます。
古民家に住んでみて一ヶ月。良かったこと3つあげてみました。
①古民家の時間
朝はまず雨戸を開けるところから始まります。
開けると光が差し込んで一日が始まった感じがします。マンション暮らしでは味わったことがなかったことで、ちょっと面倒だけど一日にリズムを与えてくれている気がします。
これが朝の習慣になって気持ちがいいです。
②縁側が最高
冬に引っ越してきたこともあり、部屋の中、特に夜なんかはかなり寒いです。
だけど日中の縁側は南向きということもあり異常に暖かい。日なたぼっこしながらご飯なんかはかなりぜいたくな体験です。
庭もかなり広くて、BBQはさすがにまだ近所の迷惑になるかと手探りですが、この前は七輪で餅を焼いて食べました。昼間からビールも飲んじゃったら、庭でキャンプ気分。
もうキャンプ行かなくても良いんじゃないかっていう。
③なんといっても広さ
収納は収めても余っちゃうくらい至る所にあります。部屋にも余裕があるので行き詰まったときに気分転換になります。
物理的なゆとりは精神的なゆとりに繋がります。
子供とかくれんぼしても中々見つけられません。
こんな感じで田舎移住の前のプレ古民家を思い切り楽しんでいます。掘り出しものに当たれば思ったより安く借りれるので、「古民家暮らし」に興味がある方はぜひ探してみてください。これから古民家のあれやこれやも書いていけたらと思いますので、よろしくお願いします。
インスリンと仲良くやる
2020年は二度目の膵炎になり、「生涯でアルコールを一日500mlしか呑んじゃいけない」と宣告された散々な終わりで幕を閉じました。
しかし、年明けの初詣やらプチ新年会も多少ある中でちょっと酒量がオーバーしてしまうのはご愛嬌。いかに知識を叩き込んで自分の身体と向き合うかということが大事になってくる今日この頃です。まずは敵を知れということで膵炎の原因となっているところを探ってみました。
膵臓の機能とは
まずこの膵臓というのは、消化液を分泌する外分泌機能とホルモンを分泌する内分泌機能に分かれます。この内分泌機能によって分泌されるインスリンというホルモンが膵炎と大きな関わりがあります。こいつを味方に付けることがポイントではないかと思われます。
ブドウ糖のはたらき
食べ物から得られる栄養素は糖質・脂質・たんぱく質の3つで、これを3大栄養素といいます。
その中で糖質が消化吸収を通して、最終的にブドウ糖に分解されます。ブドウ糖は脳がエネルギーとして利用できる唯一の物質です。
インスリンのはたらき
インスリンはこの血糖値を調整する役割を持ちます。血糖値を下げるはたらきをするのはインスリンだけなんです。糖尿病は膵臓の異常やメタボなどにより、インスリンが不足し血糖値を下げれなくなり起きてしまいます。
だからこのインスリンというやつと仲良くやっていくのが膵炎持ちには重要なんだと思います。長い付き合いになりそうですね。
白砂糖って何が体に悪いの?
正月に実家に帰りました。
色んな料理が振る舞われるなか、なんの疑いも無く精製された白砂糖を使っていることに驚き、少し調べてみたくなったのでここにまとめます。
砂糖の原材料
まず砂糖の原材料ですが、大きく二つ「さとうきび」と「てんさい」になります。
さとうきびは沖縄など暑い地域で作られ、クセはありますがコクが強いのが特徴です。
てんさいは北海道などの寒い地域で作られ、さっぱりとした味わいになりオリゴ糖などの栄養分が高く含まれます。
製造過程
これらの原料は現地の工場でしぼり汁を煮詰めて蓄えられたショ糖を結晶化させます。固形化することにより輸送もしやすくなります。これが粗糖(原料糖)と呼ばれるもので砂糖のベースになります。
それが製糖会社に運ばれて粗糖が精製されます。
この時に重要なのが「分蜜糖」と「含蜜糖」に分ける工程です。
含蜜糖は結晶と糖蜜を分けずに再結晶化したもので、黒糖、きび糖、てんさい糖などがこれにあたります。
分蜜糖は糖蜜を分ける作業を何回も繰り返し、純度の高い糖分だけにしたものになります。これが白砂糖となりますが、グラニュー糖では99.9%の糖分にまで精製されます。
砂糖の栄養分
この分蜜糖の精製の工程で原料糖に入っていたミネラルなどの栄養素が失われてしまいます。
これが体に悪いといわれる原因と思われますが、ミネラルが失われた砂糖を摂ると体は酸性になります。それを中和するために体の中のミネラルであるカルシウムが使われます。
カルシウムが食べ物から摂れない時は体の骨や歯を溶かして補います。
そのため砂糖の摂り過ぎは体をボロボロにしてしまうのです。
その他にも砂糖は糖分の消化・吸収がとても早いため、一気に血糖値が上がります。一気に上がった血糖値はインスリンによって一気に下げられます。
それによって脳の糖が足りなくなり、集中力がなくなったりイライラしたりしてしまうのです。
どちらにしても砂糖の摂りすぎは問題ですが、なんも疑いなく白砂糖を使っているのであれば一度きび糖やてんさい糖を使ってみることをおすすめします。
今必要なマーケット感覚
最近は読んだ本のまとめブログみたいになっていますが、何より自分のアウトプットのために続けていきたいと思います。
今日はちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」をまとめようと思います。
以前ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」も読みましたが、こちらは資料をしっかり読むことによって論理的思考を学んでいくという内容でした。
今回読んだ本はこの本とは対になっている本で、マーケット感覚と論理的思考とは対で一組であると言われています。
まずマーケット(市場)とは何かというと、
- 不特定多数の買い手(需要者)と売り手(供給者)が
- お互いのニーズを満たす相手にマッチングされ
- 価値を交換する場所
というように言われています。
この価値とは決して貨幣である必要はなく、買い手によって異なるものだということです。
また需要に比べて供給の少ないものは価値が上がります。
社会や時代の変化によって求められる価値は変わっていきます。
このときに潜在的な価値を認識する力やリアルな現場をイメージ出来る力というのがマーケット感覚だということです。
インターネットの普及により、社会は一気に市場化されました。
多くの規制やルールで統制されていた取引は自由になりました。
今までは会社など組織の中で評価されるのが良いことだと思われていました。
しかしこれからは社会が市場化されているから市場に評価されなくては生き残っていけません。
組織による評価は上位のものが偉く、少数のものは黙殺されてしまいます。
市場は少数でも個性があれば、それがメリットとなって評価されます。
これからは尖ってても市場で誰かが見つけてくれるまで、やり続けるということも大事なのかも知れません。
目からウロコが落ちる仮想通貨の落とし穴
前回に引き続いて目からウロコが落ちまくる「奇跡の経済教室」について書いてみたいと思います。
今回は、今後の行く末が気になる人が多いと思われる仮想通貨についてです。
今年になって再び値が回復してきたビットコインについても書かれています。
まずビットコインは2100万BTCまでと発行上限が決まっています。
これによってビットコインの価値が担保され、値が上がっていきます。
この仕組みは昔の金や銀貨などの金属貨幣をモデルにしています。こちらも発行枚数に上限があるため、それに希少性が生まれ価値が出てきます。
この通貨の価値が金に裏付けされている制度を金本位制といいます。
著者は仮想通貨が現在の通貨の代わりになるのは無理だろうと言っています。
それはデフレやインフレといった物価に関わる問題があるからです。
ビットコインは発行枚数に上限が決められているため、供給量に制限があります。
そのため需要が大きくなると、その希少性ゆえさらに価値が上がっていきます。
貨幣の価値が上がるということは物価が下がるということで、それはデフレを意味します。
価値が上がればそれをため込んでしまうので、また悪循環になってしまいます。
これに対して現代の貨幣は、金などと交換価値を持たない「不換通貨」なので供給量を増やすことで物価を調整することが出来ます。
ビットコインの供給量に制限があるということが、デフレの要因になってしまっているんです。
考えてみれば単純なこの原理があるにも関わらず、ビットコインなどの仮想通貨に世の中の賢人達が魅了されているのが不思議に思います。
まだまだ勉強不足で今後どうなっていくかは分かりませんが、このことは頭に入れて市場の様子を見ていた方が良いかもしれません。
目からウロコが落ちまくる経済の教室
最近お金のリテラシーについてよく耳にします。自分もご多分に漏れず勉強をしているところですが、今まで理解しているようでサボってきた経済を学びなおしてみようとこの本を手に取りました。
そもそも経済の基礎知識もあまり無い状態でしたが、「これ以上分かりやすく書くのはもう無理」と著者も言っているようにとても分かりやすく書かれていました。本当に目からウロコが落ちるくらい、現在の経済対策の失敗を分かりやすく説明しています。
その最も大きな一つは1998年から今まで続いているデフレについて、間違ったデフレ対策ばかりやる政府が悪いとバッサリ言い放っています。
デフレ対策とは「需要を増やし供給を減らすこと」。需要とは「消費」と「投資」のことです。需要を増やすにはまず政府が需要を増やさなければいけません(大きな政府)。公共事業への投資等により、雇用が生み出され消費も増えるということです。
さらに需要を増やすために最も大事なことは減税することです。消費と投資を増やさなければいけないので、消費税増税はこの上ない悪手です。税金を上げていいのはインフレの時に物価率を調整して需要を抑えるためにあります。
ここ20年間以上政府はデフレの中心でインフレ対策ばかりやっていたということです。事実、凡人の自分には消費税増税は痛すぎます。多くの人にとっても同じ感想ではないでしょうか。
このように今の日本の経済政策が間違っているのかを気持ちいいほどに分かりやすく書かれています。まだまだウロコが落ちまくりなので、改めて別の機会にも書いてみようと思います。
38歳で急性膵炎
38歳で二度目の急性膵炎になりました。前回もでしたが、さいわい軽度だったみたいでそれほど入院も長引きもせず無事10日ほどで退院できました。自分への戒めも込めて、急性膵炎になって思ったことを記してみようと思います。
膵臓ってあまりピンとこないところだとは思います。食べたものを消化するのに必要な消化酵素などを含んだ「膵液」や、血糖値を調整する「インスリン」を分泌している、胃腸と密接に関係したかなり大事な臓器です。アルコールの大量摂取や暴飲暴食などにより、膵液が大量に分泌され膵臓自体を溶かしてしまうというのが、「急性膵炎」の症状です。
左脇腹から真ん中、腰回りにかけても痛みが襲い、重度の人はのたうち回るほど痛いみたいです。自分は幸い軽度だったのでゆっくり痛くなってそこまで痛みは上がりませんでした。
どんな入院生活を送っていたかというとご飯も水も一切ダメ。5日ほど点滴で過ごします。ひたすら点滴で栄養を送り続け、コロナの関係で外にも出れずずっとベッドで過ごします。動けないのもまたキツかった。5日ぶりのお茶にはそれほど感動もせず、意外と断食生活は楽しんでたところもありました。
そして炎症も治まってきた7日目についにご飯の許可がおります。しかし出されたのは重湯といわれるお粥の上の液体とめんつゆを薄めて温めたような汁のみ。なかなか悲しい気分になりました。それでもお腹に気を遣いゆっくりと食べていきます。それから翌日の味の付いたおかずを食べれたときにどれだけ嬉しかったことか。
今回は軽度ということもあり自分は10日ほどで退院できましたが、長ければ2週間から一ヶ月以上の入院もあるみたいです。重症化すると他の臓器まで炎症が広がり死にも繋がる病気です。しかも膵炎は完全に治るということもなく、また同じような食生活を送っているとすぐに再発するみたいです。なのでアルコールの飲みすぎは要注意、脂の多い家系ラーメンもほどほどにと釘をさされました。
今日久しぶりに家に帰ってビールを呑んだんですが、久々なのもあって麦の味が思い切り伝わってきて新鮮で旨かった-。今まではのど越しだけで流し込んでいたけど、ちょっとずつ味わいながら飲むのも悪くないなと思いました。ご飯一つにしても大盛りをかき込むんじゃなく、ゆっくりと味わって食べるという事をしていこうと思いました。
250mlで酔っぱらいましたが、これを機会に食べるということにもう一度向き合ってみようと思わされた入院となりました。