ニコロのサリサリストア

フィリピン人と結婚した日本人女子による英語学習に関する情報と海外生活情報の雑記ブログです。

オランダ旅行で何を食べる?気軽にオランダを味わいたい人にオススメ5品

オランダ料理と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。質素な国民性の故、シンプルな食事で味気ない、時にイギリス料理に並ぶ不味さ!とも言われています。実際にどうなのかは、是非オランダ滞在時にお試し頂きたい!そんな思いを込めて気軽に食せるオランダ的食べ物5品をご紹介します。

** オエルテンスープ/Enwtensoepとスタムポット/Stamppotーオランダの家庭料理から2品
エルテンスープ/Enwtensoepとはえんどう豆のスープ乾燥した青えんどう豆にベーコン、様々な野菜を加えて煮込んだスープ。入れる野菜は、セロリ、玉ねぎなどで、スーパーマーケットにはすでに切られたスープ用の野菜が売られています。それらの野菜、えんどう豆が形が崩れ、ねっとりするまで煮込みます。冬場の食べるスープ。これだけでもお腹いっぱいです。

スタムポットは簡単に言うと野菜入のマッシュポテトです。その語源となったオランダ語のスタンペン(stampen)とは踏みつけるという意味です。付け合せは色々ですが、少々苦味のあるエンダイブと混ぜ込み、大きなソーセージといただくのがオランダ的です。 

*** どこで食べられる?
HEMAという赤い看板が印象的なオランダの衣類を中心に販売するショップ内にあるカフェテリアで購入し、食することができます。お値段は、3ユーロ前後。

** 食べ方が独特なハーリング
暖かくなってきた時期にハーリング(Haring)を売る屋台が目立ち始めます。また、お店も看板を出して「ハーリング」販売中をお客に知らせています。ハーリングとは鰊(ニシン)の中骨を抜いて酢漬けにした食べ物。5月ごろからニシン漁が解禁となります。

ニシンなんて日本にもあるので珍しくないはずなのですが、その食べ方がユニーク。のしっぽをつまみ、アシカのようにかぶりつきます。以前オランダ人に何故そういう食べ方をするのか?と聞いたことがありますが、答えはさっぱりでした。ここのような食し方をするので、食べている途中でかもめに横取りされたりすることもあるようです。また、パンに挟み、その上にピクルス等を載せて食することもあります。生魚をパンと一緒に食するというのはなんとも不思議な感覚。生魚が苦手という人にはオススメしませんが、国民食をオランダ流の食べ方で食してみてください。

www.youtube.com

*** どこで食べられる?
町中にある屋台や魚屋さん、お値段は2ユーロ程。

** コロッケ?のようなクロケット/kroket
クロケット/kroketは、日本のコロッケのような円筒形または円盤型であり、揚げて作られる食べ物。中身は色々で、じゃがいも、ひき肉が多いようです。また、似たもので、ビターバレン/Bitterballenというひき肉で作られた小さな揚げ玉。こちらは、おつまみとして食されています。

*** どこで食べられる?
駅に軽食の自動販売機があり、購入可能です。一つ1ユーロ程。また、形状は変わりますが、マクドナルドに、McKROKETなる食べ物も販売されており、クロケット的な味を気軽に楽しめます。

パンネクック/Pannenkoek
所謂パンケーキですが、日本のようにパンケーキの上にトッピングを施すのではなく、お好み焼きのように生地と一緒に焼くタイプのもの。また、オランダのパンケーキは薄いのが一般的ですが、観光地のパンケーキショップでは、生地が厚めの甘いパンケーキもサーブされています。
そして、甘いだけではなくしょっぱい系のパンケーキもあります。オススメは、ベーコンとチーズ。パンケーキの仄かな甘さとほベーコンとチーズの塩気が意外と美味しかったです。また、ベーコンなどの塩気のある食材と薄く焼いたりんご等の甘めの具材との組み合わせのパンケーキもあります。
<figure class="figure-image figure-image-fotolife" title="オランダのパンケーキ">f:id:NORIKOHASHIMOTO:20190504075038j:plain<figcaption>オランダのパンケーキ</figcaption></figure>

*** どこで食べられる?
アムステルダムなどの大きな都市には、かなりの数のパンケーキ屋さんがあります。お値段は10ユーロ以上。

** 我が家では何を食べているか? 
オランダで何を食べていますかと聞かれます。私は日本人、夫はフィリピン人なので、アジア飯です。アジア飯と言っても純和食、純フィリピン食というよりは、日本ナイズされたパスタだったり、フィリピンっぽい煮物だったりします。近頃はインドネシア人の友人の影響でナシゴレンを作ったり、テンペを揚げたりしています。ちなみにナシゴレンインドネシア風の炒めご飯、ナシ=ご飯、ゴレン=揚げるの意味。テンペは大豆で作られた固められて乾いたブロック状の食品でインドネシアの納豆と言われているものの納豆のような臭み、そして糸は引いていません。オランダ風の食生活ではありません。一応アジア人なので。

ナシゴレン

暑さの処方箋、日本のかき氷屋発祥のフィリピンのハロハロ(Halo Halo)で涼を得る

今週のお題「わたしのイチ押しアイス」

毎年、夏季に発売されるミニストップのハロハロ。この時期に食べたくなるスィーツです。1995年からの人気アイスシリーズは定番の「ラムネ」「宇治抹茶あずき」や「みたらし団子」など、今日まで様々なフレーバーが登場しています。日本でもハロハロを食べられる嬉しさを感じる今日この頃です。

ハロハロの本場は、フィリピン。ハロハロは混ぜるという意味で、かき氷はもちろん、練乳、レッチェフラン(濃厚なプリン)、緑や赤やらのゼリー、甘い豆などが入っており、上にトッピングされたアイスが標準的で、混ぜて”食べるスィーツです。

フィリピンのハロハロ(Halo Halo)

フィリピンのハロハロ(Halo Halo)

日本発祥のハロハロ?

フィリピンのスィーツハロハロですが、明治時代にフィリピンに経済移民として渡った日本人がフィリピン北部のベンゲット道路工事終了後も日本に戻らずにフィリピンにとどまり、生活の手段としてかき氷を販売しました。かき氷にモンゴ(マメ)を入れていたので、モンゴ屋と呼ばれ、これが原型となり、ハロハロができたと言われています。今のように色鮮やかで、様々な食材が入った「かき氷」が進化して、ハロハロとなったのは後々のことです。

夏場の人気スィーツ、ハロハロ

フィリピンの夏は日中はゆうに30度を超える気温が続き、ちょっと歩けば汗が噴き出ます。家も屋根がトタンで作られている場合は室内が何とも温室のようになります。外の日蔭の方がまだ涼しいというのが現状です。

 

暑さがピークの午後は外にハンモックやあるいは簡易ベッドでのんびりとしたいというの気分になります。私のフィリピンの家は二階建てで一階部分がまだ涼しいので、甥っ子と姪っ子は現在お昼寝します。少しでも涼を得るべくするのが、水風呂、ハロハロを食べる、打ち水をする等です。

 

お風呂は、温水器が付いていない家が大半なので、バケツに水をためてそこから手桶ですくいながらお風呂に入ります。肌寒いシーズンはこの水風呂が何とも苦痛でなりませんが、この水風呂が気持ち良いのが当にいまの時期です。暫くさっぱり感を楽しむことが出来ますが、長くは続きません。

 

身体のうち側から涼を得るべく、ハロハロを食べます。近くの駄菓子屋まで行くにも気持ちが折れそうな暑さですが、ハロハロのためならと小銭を握りしめ買いに行きます。食べ終わるまではこの暑さを忘れられます。

 

打ち水をします。打ち水とは庭先や道に水をまいてそこから生じた気過熱が地表から熱を逃がしていくというもの。だからと言って、水道水をガンガン庭先にまくわけにはいきません。水はあくまで再利用。日本であればお風呂の水、米のとぎ汁や雨水を推奨しています。しかし、ここは熱帯の国。雨水をためておこうものならば、たちどころに蚊の繁殖場所になってしまいます。打ち水の水を得るのは水風呂に入った時、最後の方に使った水。それを家先とバルコニーにまきます。気持ち涼しい・・・でしょう。

 

しかし、益々暑い日本、ハロハロを食べて、内側から涼みましょう。

ピリッと辛い唐辛子のアイスクリーム(Sili Ice Cream)で蒸し暑い夏を乗り切る!フィリピンビコール地方

今週のお題「わたしのイチ押しアイス」

 常夏の国、フィリピンでアイスクリームは人気のスィーツ。特にフィリピンの夏場、3月から5月の毎日平均気温30度を超える猛暑、にわか雨や夕立後の日照で蒸し風呂のようになる気候でアイスクリームは涼を得るための最良の方法です。

同地では、バニラ、チョコレートという一般的なフレーバーは不動の人気ながら、マンゴー、ウベ(紫芋)のようなフィリピンならではの味もあり、これらの味も人気です。また、フィリピンにはその地方特有のフレーバーもあります、其の一つが唐辛子のアイスクリーム。

f:id:NORIKOHASHIMOTO:20190804204431j:plain

唐辛子のアイスクリーム(1st Colonial Grill )

特産品を使ったアイスクリーム

フィリピン、ルソン島南部、マニラから400キロ、バスで約8時間ビコール地方は小さく通常の唐辛子の数倍の辛さがあるという唐辛子(Siling labuyo)を用いた料理、「ビコール・エクスプレス」(電車ではありません)で有名です。その辛さの素”チリ”を使ったアイスクリームが唐辛子のアイスクリーム(Sili Ice Cream)が人気です。

唐辛子アイスクリーム、その味は?

唐辛子のアイスクリームは明るいピンク色、見た目はストロベリーアイスクリームのようです。香りも通常のアイスクリームと同じく、甘い香りがします。口にいれた瞬間は甘いため、他のアイスクリームと変わりはない!と思い油断していると、時間と共にピリ辛さが口に広がります。甘いのに刺激的な味。辛いのに、後を引く味です。

辛さにはレベル1からレベル3まであります。レベル1で上記のような感じでしたので、レベル3とはどんな味なのでしょうか。食した人曰く、辛くて汗が出て、毛穴が開いて汗がひいた後涼しく感じたとのこと。もはや、アイスクリームの味の感想ではありませんでした。

どこで食べられるの?

このアイスクリームは、ビコール地方の行政の中心都市レガスピに本店があり、現在同地方を中心に店舗展開中のレストラン「1st Colonial」にて提供中です。ビコール地方は遠いので、同地方に行かないと食べられないのかぁ・・・と残念に思う人も多いはず!しかし、近年は ニノイアキノ国際空港ターミナル3 に同店がオープンしました。マニラ首都圏では初です。ということで、ビコール地方を旅せずとも唐辛子アイスが楽しめます。

ここでは、唐辛子味だけではなく、マルンガイ、生姜、ピリナッツ(ビコールのお土産品として有名なナッツ)、お米、ライン(芋の葉)など様々楽しめます。

ピリナッツはマイルドで口どけなめらか。お米は炒ってあるのか香ばしく和菓子のような後味です。マルンガイはそれらしい味はせずひたすら甘く、ラインは少々独特の香りがしますが、甘過ぎるのが苦手という人には良いと思います。

フィリピンご旅行の際は、ぜひぜひ唐辛子アイスクリームをご賞味あれ。

フィリピンのには様々なスィーツがあるので、それも合わせてご賞味あれ!

globalleaner.blogspot.com