愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『しかもフタが無い』ヨシタケシンスケ

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イラストとストーリーや言葉で、今はかなり有名なヨシタケシンスケ氏。

本書は、その最初の作品です。

なんだかホッとして、面白くて、それでいて納得するという、心の様々な部分に訴えるものがあるのですよね。

辛い時に読むと救われる人は、きっといるはずです。

豆だから

6歳の娘がとにかく可愛いです。

昨日はトイレットペーパーの芯で、禰豆子の口に加えているヤツを作って、鬼滅ごっこをしていました。

かなりクオリティが高いヤツです。

 

「あれ、おかしいな?何も見えないよ!」

今朝は、そんなことを言っているので駆けつけると、白目をむいて立っていました。

「見えない…」

まだ言ってる。

 

以上は、以前書きかけで放っておいた記事です。

今週のお題は「納豆」

なぜ?なんの話?

なんとなく想像するに、豆とい漢字が禰豆子の名前に使われているからだろう、と判断するしかありませんでした。

 

こりゃあ、お蔵入りですな、確かに。

 

今週のお題「納豆」

『実作俳句入門』

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かなり厳しい先生による、俳句の入門書です。

 

独り立ちしたところで頭打ちになるケースが多い

 

とにかく継続する、休んだ期間の3倍は戻るのに必要

 

俳句雑誌に投句する

5年続けたら、選び直しを検討

 

まずは見様見真似でつくる

 

歳時記をよく読み、季語をたくさん憶える

 

正岡子規以降の著名な俳人作品を朗誦する

 

俳句は短い

出来るだけ意味を消す

 

や、かな、は効果の強い切れ字

一句に一つだけ使う

 

今、を詠う

時間の幅を詠わない

 

自分が使い慣れた、普通の言葉を使う

 

俳句だから古いと決めつけない

 

時間ではなく空間を詠う

お弁当を持って、別荘へ!

今週のお題「お弁当」

 

業界用語では、執行猶予のことを『弁当』と呼びます。

ドラマなどで判決を言い渡す時に

「懲役3年執行猶予5年」

などと言う、あれです。

執行猶予がつくと、刑務所には入らなくて済みます。

ただし、執行猶予の期間中に悪いことをしたら、猶予はなくなり刑務所に入ることになります。

新たな悪いことで懲役3年の判決を受けたら、それプラス弁当の3年で、都合6年の別荘暮らしです。

あ、別荘とは、業界用語で刑務所のことです。

 

以上のことから、その業界の人にとって弁当と別荘は、忌み嫌われるものだという事がお分かり頂けたと思います。

そのためそんな人たちと話す時に、くれぐれも

「来週末はお弁当を持って、別荘に行くんです」

なんて、あらぬ誤解を産むような事は、くれぐれも言わないように気をつけましょう。

「ご一緒にいかがですか?」

なんて聞いたら、縁起でもないと、怒られてしまうかも知れませんね。

 

まあ、一般的な人は、業界人の知り合いなんていないのでしょうけど。

 

『日本兵捕虜は何をしゃべったか』

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日本兵は捕虜になることを、とてつもない恥とされました。

それ以前に、捕まると物凄く酷い目にあうなどと教えられ、自決を選ぶ人たちもいたようです。

それでも、やはり捕虜になる人は皆無とはいかず、それをとっかかりとして日本軍の情報が漏れて、米軍に有利な状況にどんどんなってしまいました。

それらは、しっかりと記録されています。

表には出てこないものもあるようですけど。

 

全員が立派な人だけではなかったようです。

また、一貫して素晴らしい振る舞いを続けるのも、やはり難しいかも知れません。

捕虜になった人たちは、皆それぞれに思う事はあったのでしょう。

とても無念だったはずです。

それを考えると、これらの記録は、涙なしでは読めないものとなるのかも知れませんね。

『天才 藤井聡太』

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中学生で棋士としてデビューして、連戦連勝を続ける藤井聡太氏。

紛れもなく天才です。

著者は、その本人と師匠、そして対戦相手などをしっかり取材して、本書をまとめました。

子どもとして、師匠のところに通い始めた頃のこと。

実際にはどのような性格なのか。

どれほどの努力をしているのか。

周りの人は、彼をどう見ているのか、接しているのか。

実に興味はつきません。

それはやはり、普段我々がみることのない、稀に見る天才だから、に他ならないようです。

『トットちゃんと訪ねた子どもたち』

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トットちゃんと言えば、黒柳徹子さんです。

ユニセフの親善大使となり、様々な国の子供達のために、東奔西走しています。

本書は、それに常に帯同して来たカメラマンの著書です。

三者の視点から見たトットちゃんと子どもたち。

それを文章と写真で紹介してくれています。

トットちゃんも凄いけど、著者も凄いです!