カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

13日の月曜日だからなんなんだ日記

今週のお題「ラジオ」

日記

割とサクサク淡々と書いていくのは性に合っていたので毎日続けられるかも、と思っていたのだが、日々をそのまま綴っていくと筆者本人はともかく所属組織や娘の幼稚園までつまびらかになってしまう恐れがあると気づいた。(今更ながら娘の誕生日ももうちょっとぼかせばよかったかな~と思ったりするがあの時リアルタイムでお祝いいただいたことはやはり無二であったので、これはまあいいか)嘘をつくのがあまり得意でないたちなので、その時は多少日付や場所をぼかせたりしたとしても後から参照する際に(後から参照するのがブログという外部思い出スクラップ装置に綴ることの利点である)整合性が出てこなかったりするとみっともない。そんな感じで日記というよりはもう少し長いスパンで、しかし週報までするとあれもこれもと思ううちに結局どれも抱え込んでしまう今までの過ちをまた繰り返しそうでもあるので、まあ、いい感じのペースで続けていきたいですね。


この手法の先駆者と言えばもちろん敬愛するでごさんであり、またでごさんが「日記」を記す際に紹介されていた動画も大変含蓄溢れるものであった。本当はワントピックをすいすいと書けるとまあスマートで素敵、ということになるとおもうのだが、このすいすいの極意になかなか至ることが出来ない。

dego98.hatenablog.com

youtu.be

note.com

あと個人的には古賀及子さんといえばこのエッセイがたまらない。段々とペースを速めていき、最後に、ト、と着地する。鮮やかだ。

家族

この間も娘はトイトレを頑張っている。幼稚園でもやっていきましょう! ということで、早速「トイトレ開始はまずここから!」みたいな厚手のパンツを子育て応援西松屋が提案してくれていたので購入して持たせたのだが、幾日かして、連絡ノートには「分厚いとした後も気づきにくいので最初から薄手でやってみましょう!」と先生からご提案頂き、妻が病み上がりの体をおして、娘と共にそういうパンツを買ってくれた。

筆者が買った厚手のものよりだいぶ「女の子のパンツ」という感じで、筆者一人で買うには少し勇気がいるものだった。妻に感謝である。こういうタイプのパンツは幼稚園では「おにいさん・おねえさんパンツ」と呼ばれ、憧れの的となっているらしく、娘のモチベーションも上がったようであった。しかし幼稚園で身につけた社会性が裏目に出てか、お友達が先にトイレに行っていると娘は遠慮してしまうらしく、苦戦が続いている。家では夕食・入浴後はオムツで、声掛けはしてみるが、なかなかトイレには行きたがらない。最近はコトが終わった後は報告してくれるようになり、一歩前進ではあるが。


母の日には去年に引き続き、カーネーションを贈った。朝、(まだ寝ている妻を起こさないように小声で)「ママに、カーネーション、あげる…!」と決意の言葉をつぶやく娘のかわいらしさと言ったらない。当日はかなりの雨であったが、午前のうちに家を出て、妻にささやかな休日を送った。実家で過ごすことで孫との触れ合いを設け、ささやかな実母への孝行もした。天真爛漫な娘の心が我が家と実家を照らしたことであろう。

鑑賞

open.spotify.com

オリジンタビュー:ガンダム00を聴き終わった。凄まじいボリューム(だいたい7時間!)、しかしここまで語り下ろしてもまだまだお二人の「00トーク」が聴きたいと思わせる濃厚さ、さすがだった。筆者は00の登場人物のなかでグラハムがとても好きで、いつの間にか年上になってしまった。ともすれば良質なロボットアニメになりそうなところを(悪いみたいに言うなよな)グラハムがいることで強烈に「ガンダム」になる、その塩梅がたまらない。
無理矢理な分類をするとファーストシーズンはロボットアニメとしてよく、セカンドシーズンはガンダムアニメとしてよい、などというと古強者の皆様にボコボコにされそうなので深く言及は避けるが、しかし我慢弱く人の話を聞かない、空気を読まない男がこの対話を至上とするガンダムにおいてライバルとして、「仮面の男」として現れ、そして最終的にはガンダムを駆るに至るというその軌跡をもって筆者は主人公たちの来し方と同様にこの作品において「ガンダム」とはなんであるかということを示しているように思えてならないのである。――というこの早口の数々は単に筆者の00への偏愛でしかなく、実際この作品をどのように2人が語られたかというのは是非自らの耳で確かめていただきたい。

単純にお2人とも声がよろしいこともありこの一週間の通勤時間は大変贅沢な時間だった。Spotifyならではの堂々と著作権を遵守して曲を引用できる編集もとても良い。UNKNOWNのかけ方が天才過ぎた。筆者も当時は日々追いかけて視聴する――という感じではなく、周辺の極度にガンダムを愛するお兄さんたちの話を聞きながら、時にリアルタイム、時に録画、時に感想まとめサイトで見た気になる(よくない!)……と野放図な大学生らしい視聴姿勢であったので、居住まいを正してしっかりと全話視聴してみたいものである。長いが決して冗長ではない、音声だけで絵が浮かぶような、手に汗握るような体験だった。コロナ禍でつまみ食いした時も予告まで意識していなかったのに、オリジンタビューによれば鮭を頼んで皮を食べないような言語道断の振る舞いだったようだ。娘の興味ベクトルがガンダムになんとか向かないものだろうか……。

しかし、2人とも体力も精神力も凄すぎる。超兵なのかもしれない。

聴いている間にためてしまった「Y2K新書」に追いついたら、また別のエピソードを拝聴したい。まさにお題の通り「最近聴いたラジオ」としてばっちりのPodcastだった。

創作

創作というほどでもないけれど、ツイートで参加できるやつに参加してみました。「落とす」のではなく、憑き物を「憑ける」感じにするのが正しいのだと思うのだけど、どうしても一回落ちというか、話を切ろうとしてしまって、あんまりよくなかったな、と反省。

 

 

5/7 急加速の業務

家庭

連休前無念のおやすみだった娘はさぞ暴れ散らかすだろうと思っていたが大変お利口で給食もおいしいおいしいとしっかり完食したとのことだった。ただ相変わらず園では37℃台を出すので油断ならない。Coolにいこうぜ。園の方でもトイトレを本格的に始めるということで、応援していきたい。

平日であったので妻はやっと診療を受けることが出来、処方薬をゲットできていた。養生して欲しいが妻子の合作でおいしい海鮮チャーハンを作ってくれていた。感謝。

仕事

さて再びの仕事である。いや、本当に仕事だろうか? そもそも筆者はGW前に本当に働いていただろうか? 野山に交じり、竹を取りつつ、よろづのことにつかひけりしていなかっただろうか? そういった似非懐疑主義も空しく、諸々を考慮していつもより早く出勤した。待ちかねていたかのようにイレギュラーが降り注ぎ、サンパチマイクの前に立っていたらもうええわやめさせてもらいますで一礼するところだが、そうもいかないのが辛いところである。ひとまずあらゆるボールを投げて退勤したが、業務という坂道を転げまわってより加速して迫ってきている音が後ろからしているように思えてならない。

鑑賞

open.spotify.com

ボリュームがすごすぎて尻込みしていた光光太郎さんのオリジンタビュー「機動戦士ガンダム00」を聴き始める。筆者が娘を寝かしつけるころ収録スペースがはじまり、寝落ちしてド深夜に起きたら一切テンションが落ちずむしろ加速していたワンマンアーミー・虎賀れんとさんゲスト回である。迸る熱いパトスとクールな分析が同居した感想&考察記事で名高いれんとさんだが、むしろブログという形態はまだ「抑えて」いたことがわかりまだ序盤(40分)(序盤…?)だが大変面白い。Ryoさんの「あなたとトクサツ」もそうだが、人のオリジンを聴くのはとても楽しい。一つの作品があってもそれぞれの置かれた環境やタイミングで全く違う輝きを放ったり、あるいはそれでも不変のものが立ち現われたりする、その妙がよい。光太郎さんはこのタイミングで再度しっかり視聴されたということだが、あのぐだぐだ紛争劇(褒めてます)が嫌な方向にリアルさを増しているということに暗澹たる気持ちになりながらも、この物語を知った人間だから出来ることがあると信じたい。

shonenjumpplus.com

信頼するフォロワーが薦めていたので読んでみた。最初でかなり食らってしまったがその後はどんどん面白くなってきている。公式切り抜き機能もいつの間にか実装されており、活用したいのだがうまくいかない。今は4話まで読んだ。

5/6 連休最終日、雨の自宅で世界旅行。

家族

連休最終日であるが、家族全員どこかしら調子がよくない。昨日までの「さあ行楽にお出かけなさい」という天気はどこへやら、高速やJRが止まるレベルの雨が降っていたのも関係しているだろう。昼前にどうにかしとしと降りとなったので、外で昼食を食べたいと繰り出すが、個人経営店は日曜日まで頑張って今日はお休み、というところも多く、そのためそうでないところは一層混むというありさまでなかなかありつけない。最後に寄ったお店がちょうど団体さんが出たところで、瓦そばにありつくことが出来た。

下関の味、とあるから店主はそこの方なのかもしれない、懐かしい中国地方の語り口に嬉しくなった。そばのパリパリとモチモチの塩梅は広島お好み焼きがそうであるように一人一派的な好みがあると思うが、筆者はこれくらいでちょうどよかった。写真は三人前なのだが、ただでさえおいしいのに空腹という最高のスパイスも相まって一瞬でなくなった。たぶん筆者一人でもぺろりと食べられるであろう。

帰路、賢い妻は祝日であれ図書館の本の返却日であることを忘れていなかったので図書館に寄った。筆者は引っ越してきて以来で、館内掲示に「税金で買った本」のものがあってンフフとマスクの奥でオタクらしい笑いを浮かべた。もうすぐ11巻発売である。

折角なので自分の図書カードを作ることにし、本を3冊借りた。電子書籍やブログ他電脳テキストも素晴らしいが、やはり手に取られるのをけなげに待っている書架に並んだ本たちのタイトルをゆっくり眺めるときの楽しさというのは他に代替が効かない。

読書

そういう訳でさくらももこ著「世界あっちこっちめぐり」を読んだ。確か小学校三年生くらいで母親が図書館から借りてきたのを夢中で読み、小学校の図書室で「もものかんづめ」と「ももこのしゃべりことば」を読んで、中学校の図書室には「さるのこしかけ」と「たいのおかしら」もあったので狂喜乱舞した覚えがある。「世界あっちこっちめぐり」もあったので自分でも借りて読んだ。長じて大学に進学してからも購入し、鹿児島に戻る際に人に譲った。

さくらももこ先生を偲んで手元に置いておこう……。とKindleで探したとき、電子書籍では取扱いがなく、残念だった。他エッセイはあるので権利がいろいろややこしいのかもしれない。ということで人生何度目かの再読なのだが、細部を忘れているのもありやっぱり面白い。今の規範に当てはめるとちょっとという部分があるかもしれないが、語り口が名刀のようにスパスパとしていることもあってそこまで気にならなかった。さくらももこ先生はもとより父ヒロシももうこの世の人ではないんだよなァ……夫とも離婚しているんだよなァ……この息子君ももう三十路なんだなァ……。と読みながらぽつぽつ湧き上がってきたりもする。

筆者がこのエッセイで心に残っているのは特に「ガウディ」「ナシゴレン」「ピエールラニエ」で、今回もそうだった初めて読んで以来、サグラダファミリアは筆者にとってあこがれの建物であり続けている。このエッセイの写真のキャプションでも「完成は無理という声もある」と言われ続け、こまっしゃくれたガキの頃には「サグラダファミリアが完成しちゃったらサ、サグラダファミリアじゃねえジャン 建築を続けること自体が祈りなんだからサ……」みたいなことを思ったりしないでもなかったが、完成すると聞いてしまうとその前に一回行きたいなァという気持ちになる。当たり前だが完成すると以降はずっと完成したままであり、建築が続いていた状態はとても長かったけれど過去になる。「あのサグラダファミリアをじいちゃんはまだ建築中に見たんだぞ」「ええっすげえやじいちゃん その頃ってニンジャはまだいた?」「少しな」みたいな話をしてみたいという欲がふつふつと湧き上がってくるというものである。

グエル公園はガウディがデザインした住居だったが入居希望者は2組しかいなかった……しかもその内1組はガウディというエピソードが筆者はとても好きなのだが(そんな挿絵はないが顔にタテ線が入っているガウディがありありと浮かぶ)今回調べてみたらもう一組は公園に名を冠されているガウディの支援者グエル伯爵その人であったらしく、完全に身内じゃねーか! とますます好きになってしまった。モザイクのトカゲ、凄く好きだけどなあ。

ナシゴレンは毎日これでもいいとさくらももこさんが絶賛していた料理で、いいなァいいなァと言っていたら母が作ってくれたような覚えがある。やはりおいしかった。勝手にハワイの料理だと思っていたがバリ島の料理だった。なんか南国、くらいの筆者の雑な記憶力がよくわかる。バリ島の画家へ向けるさくらももこさんの敬意とぬくもりが伝わってくる筆致がじんわりと沁みた。

ピエールラニエもまた、この本で読んでからずっとあこがれの存在なのだがものすごく今更さくらももこさんとのコラボモデルがあったことを知った。分かっていたからと言って買えたとも思えないが、ちょっぴり後悔している。
単純なものでネクスト・イン・ファッションを見た後はファッションに興味が出るし、「世界あっちこっちめぐり」を読んだ後はどこか遠くへ行きたくなってしまう。夫婦で目論んでいた台湾旅行がコロナで吹っ飛んでしまったので、娘がもう少し大きくなったらまた企んでもいいかもしれない。

鑑賞

ネクスト・イン・ファッション

その「ネクスト・イン・ファッション」を完走した。決勝戦のテーマは「コレクション」。残った出場者はそれぞれ自分が設定したコンセプトに沿った8つの衣服を作成し、ランウェイを彩る。筆者のサバ番好き、リアリティ番組好きの原点ともいえる将太の寿司の最終課題が一人前の寿司であることを彷彿とさせるではないか。寿司のおまかせがそうであるように、相手――モデルや審査員に気を配りながら、自分の人生をランウェイに紡いでいく――そして締めの一品ならぬランウェイのトリはまさにそれぞれの人生の集大成であり、随所に家族の絆も挟まれ完全に将太の寿司である。

充実した鑑賞体験だった。折しも明日はメットガラ、きらびやかなステージに圧倒されながら、そこに至るまでの道中を思い呆然としたい。

BLUEGIANT

妻子が起きてくるまで「BLUEGIANT」を見進めた。娘は寝室で妻と寝たので、今のテレビで再生だ。頼むぞ、この作品とスラムダンクのためにスピーカーをドルビーアトモス対応にしたのだから。

奇しくも雨のシーン。今日におあつらえ向きな曲がかかり、その豊かさはスマホのスピーカーをしのいで大満足である。ご機嫌なセッションもいい。その中でピアノを弾くサワベユキノリは主人公、ダイに組むことを持ち掛けられる。

サワベユキノリの筆者の目線は同じだ、さあ、お前はどうなんだ、見せてみろ、聴かせてみろ――。

極上のスープは一口含んだだけでそこに含まれた豊かな食材を思い起こさせるという。映画版「BLUEGIANT」は原作で言えば第二部にあたるらしく、仙台でのダイのそれまでを筆者は知らない、知らないが、ここに至るまで彼がどれほどひたむきにサックスに向き合ってきたのか、その一端に触れられたような気がした。筆者よりはるかに素養のあるサワベユキノリの気持ちたるやいかほどか。

ここで娘が起きてきて、「かまらい」を見たいと熱望するため、中断。早く続きを見たい。

仮面ライダーガッチャ―ド

「かまらい」は「仮面ライダーガッチャ―ド」であった。幼稚園のお友達がグッズを持っているのかもしれない。パワハラ事件以降、情熱をもってシリーズを追うということは出来ていないが、娘と一緒に見た話は一応リアタイした第一話よりは大分見やすくなっていた。主要キャストの皆さんの顔つきが明らかに初回より凛々しくなっているのは一年間は知り続ける現場に若手さんが飛び込むことの醍醐味であるなあと思う。

「おねえさんのかまらいは?」と事情通の娘が言うので、恐らくそういうことになるのだろう。筆者は遠い日の新番組仮面ライダー555番組予告で流れまくった園田真理の「変身!」を思い浮かべ、平成は遠くになりにけりである、と思わざるを得なかった。

5/5 こどもの日に夫婦でデ~トをする

家族

連休中一回くらい娘と離れて妻を「母」から「妻」にウェイトを移してもらった方がいいだろう、ということを考え、また実家方向から孫への「飢え」の波動も感じ取ったため、両親に娘を預けて妻とデ~トに勤しむことにした。

まずは17ZUMAカレー。限定30皿のGW限定カレーを妻が前日に取り置きを依頼してくれていた。スパイスの構成は複雑で筆者のような人間がうまく説明することは難しいが、辛ウマという言葉に押し込めるにはこのおいしさの奔流はすさまじすぎる。華麗な盛り付けだが混ぜることによってその味は更にすさまじい相乗効果を生み出していた。ああ、無くなってしまう……と惜しみながら、ルーを後生大事に掬って食べた。

デ~トというものは何も四六時中ベッタリしているものではなく、食後筆者は散髪に、妻は中心街にしか置いていないようなコスメの行脚に出かけた。三月末の県外への外出時に(これもなかなかまとめる機会がない)妻と娘はばっちり美容院でますます可愛くなって都会ガールたちとも全く遜色ない状態で臨んだわけであるが、おりしも年度末、三人分の予約はとれず、筆者は県外にて「なんてもっさりした田舎者なんだ」という評判を不本意ながら獲得することになってしまった。そのまま年度初めの濁流に巻き込まれ、ようやくこのタイミングで予約が取れたことが、デ~トの発端の一つであった。(休日の娘を妻一人で見るのは大変な負担が伴うため)親子三人で美容室で髪を切ってもらう時は娘を見ていたり、妻と美容師さんの会話をぼんやり聞いたりしているので、久しぶりに美容師さんと自分個人と対話をしたのが新鮮だった。単独で髪を切るのってたぶん8年ぶりくらいではなかろうか。気持ちと頭と財布を軽くして待ち合わせ場所に向かう。

合流先はレブナイズカフェである。B3昇格を賭けた福井ブロ―ウィンズとの戦い、今シーズンから参戦した超新星福井ブロ―ウィンズはシーズン1位の勢いのまま、昨日の第一戦もまさに吹き荒れて、レブナイズは悔しい負けを喫していた。アウェイではあるがこのような応援イベントを開催してくれたのでにわかブースター(バスケではサポーターのことをこう言う)である我々もありがたく参加した。娘もファンなのでその分も背負って応援したつもりである。

試合は1Q立ち上がりに苦戦するが1点差まで詰め、2Q早々の猛追に大興奮したものの福井もギアを上げ、20点差をつけられてしまう。しかし選手もブースターもあきらめず、後半粘りを見せるが残念ながら敗北となってしまった。

B2での戦いも苦しいものとなるだろうが、来シーズンも応援して少しでも選手の後押しが出来たらと思う。機会があれば遠征してみたい。準優勝おめでとうございます。

広島に暮らしていた頃、プロスポーツチームの試合があるとき、街がそのカラーに染まるのがとても羨ましかったので、こういう風景を鹿児島で見るとなんともうれしい。

娘を引き取り帰宅すると、車内でぐっすりだった娘はチャージ完了と言った感じで大変元気だったが、好きなだけ暴れなさい、父が相手をしてあげよう、というゆとりが持てるのが連休の有難いところである。

鑑賞

かねてから見たいと思っていた「BLUEGIANT」のさわりだけ見た。なにやら最近傑作の呼び声高い作品に「ブルー」はよく入っているような気がし、便乗してカナタガタリblueにでもタイトル替えようかな、という気分にもなる。

恐らくテン年代の仙台から青年が旅立っていく。ハイキュー!!もそうだし、なんだか最近あのあたりに縁がある。旅立つ彼はJR高速バスに乗り、取り出すスマホはかつて筆者が愛用していたメディアスで、それだけでもう胸がいっぱいになってしまう。辿り着く先は新宿バスタだ。2016年開業のそれは筆者の就活には間に合わず、JR高速バスはともかく、就活後半、資金がますます厳しくなって利用した格安高速バスは非常にグレーな場所に駐車していて慌てて乗り込んだりした、あの頃のことを思い出した。

可能性を胸に秘め、野心に燃えていたあの頃の自分を重ねてしみじみしていると娘が起きてきて「たまごの実験」動画を見るために中断したが、早く続きが見たい。

ネクスト・イン・ファッション」の続きも妻と見た。白鳥は美しい姿を見せるために水面下で激しく足を動かしている……というのはデマ…という話もあるがとにかく比喩として、デザイナーたちもそれは例外ではない。スポットライトを浴びるまでに様々な挫折があり、喪失があり、それでも、あるいはそれだからこそ、ハイ・ファッションという戦場へ飛び込んでいく。スマートな男性デザイナーの幼少時の写真はかわいらしい女の子だったり、女性デザイナーが紹介する「愛するパートナー」がまた女性であったり、母子家庭の出身、自身がシングルマザー……そういった「多様性」がセンセーショナルに扱われるのではなく、今のあなたは素晴らしいねと受け止める姿勢はシーズン1からとても好きなところだ。いよいよ残すは準決勝、決勝のみとなった。最後まで見届けたい。

5/4 肉を焼き人を轢く

家族

俄かに肉が食べたくなり、「焼肉きんぐ」に行く。妻にとっては塩タンを食べるところであり筆者にとっては韓国風ご飯を食べに行くところであるので、いつも一番下のコースにしていたのだが折角なのでスタンダードなきんぐコースにしてみる。そこそこ行っている我々であるがついに焼肉きんぐの5大名物をその口に入れることを許されたのである。いずれもおいしかった。人に会う用がないのでガリバタもモリモリ食べた。

なぜか最近娘の中で消火器がブームであり、見つけるたびに「これ、何のときに使う?(タメ)これ火事の時に使うんだよ! 使いたいなあ……」ということをそこかしこで口走るので油断ならないが、カルビの滴る脂によって網の中で猛然と燃え上がった炎を手際よく消し止めてくれた焼肉ポリスのお兄さんに目をキラキラさせていた。

帰りに立ち寄ったスーパーでヘルシア緑茶が安売りされていたのでまとめ買いした。このヘルシア槍衾により先ほど摂取したカロリーの悉くは討ち果たされることだろう。

鑑賞

折角の連休なので何か長編を夫婦で観ようとネットフリックスに再加入した。とうとうジョジョ6部を鑑賞しようかと思ったが「ネクスト・イン・ファッション」の新シーズンが未加入の間に追加されていたので思わず見てしまう。

タイトルの通り時代のファッションを担うデザイナーを見出すべく、新進気鋭のデザイナーがその才気を毎回のテーマでぶつけ合い、一人また一人と脱落しながらさらに進歩していく。シーズン1はコロナ禍での我々夫婦の楽しみの一つであった。シーズン2は一度キャンセルされてしまったと報道があったので、喜びもひとしおである。

一話が一時間くらいあるのだが、早速四話くらい見てしまった。ハイ・ファッションの絢爛さと哲学、そのための地道な縫製その他の作業とその姿勢に「プロ」を感じる。プロと言えば、シーズン1から引き続き司会を担当してくれるの出場者への接し方もとても良く、柔らかく優しいがしかし出場者を信じているからこそ決して甘くはないそのスタンスがとても好きだ。

毎回クライマックスは作成した作品をモデルさんが身に纏ってランウェイを歩くのだが、審査員全員が絶賛するものもあれば、賛否真っ二つのものもあり、ファッションというものの難しさを痛感する。

勝負は時の運というが、ひとつ前の課題で落ちてしまった出場者が輝けそうな題材が次の課題で採用されると何とも言えない気持ちになったりもした。

遊戯

ネットフリックスに加入していると追加料金なしで遊べるアプリゲームというものがいくつかあり、その中にGTA:VCがあったので思わずダウンロードしてしまう。

ゼロ年代、鬱屈した時期に手に取った初めての「Z指定」ゲーム。帰宅し、PS2を起動して制服から着替え、一息ついてもまだ終わらないロードの長さ、けばけばしいネオンとその裏に隠された暗い野望、日本刀を持って走り回る夕焼けのビーチ……。絶対に生身で暮らしたくはないが、筆者の中で忘れがたい地、それがバイスシティである。

こんなものがオマケでサクサクと手のひらでプレイできてしまうのだから遠くに来たのだな、という感じである。ただ噂には聞いていたがやはり「ビリー・ジーン」はアプリ版では未収録らしいので悲しい。タッチ操作は最適化に工夫していることは伝わってくるがラジコン操作と相性が致命的に良くない。そんなつもりはないのに景気よく人を轢いてしまい、警察に追いかけられてしまう。安いスマホ対応のコントローラーがあったりしないかな。

5/3 娘氏生後1000日になる

家庭

娘が生後1000日を迎えた。赤ちゃんとしては大きく生まれてきてくれた娘は現在は身長体重共にちょうど平均くらい。

いつもの平日アラームで家族全員リズムよく目覚めたのでそのまま気になっていた早朝から開いているご飯屋さんでおにぎりをテイクアウトする。

いくつになってもからあげが選択肢にあると選んでしまうのだが、今回はからあげおにぎりはもちろんおいしかったが大名竹味噌のおにぎりのおいしさに夫婦して驚かされた。大名竹は九州に多く自生する竹であるらしく、タケノコは「タケノコの王様」とも称されるという。王なのか大名なのかはっきりして欲しいところだ。

娘はしおにぎりがお気に召したようでぺろりと平らげ颯爽と遊具に挑み始めた。

公園でおにぎりをほおばる娘

公園でおにぎりをほおばる娘

両親ともにどちらかというとインドア派なのだが、めちゃくちゃにアクティブで放っておけば二時間でも三時間でも公園で遊ぶだろうという感じだ。元気で何よりなのだが、平日の妻の苦労たるや察するに余りある。

一時間ほど遊んでまだまだ遊びたがる娘をなだめすかして家族湯に向かう。もちろん温泉である。もちろん二人どちらとも目を離すということはないが、自分が髪を洗っている間に娘が走り回ってすってんころりんするのではないか……と心配する時期は過ぎ去り、ゆったり入浴が出来た。温泉は至高の娯楽であるが、冷静に体力の収支を考えると明らかに入浴後に疲れの方が勝つようになった。無論、心地よい疲れではあるのだが、これが日曜の午前であると帰宅後昼寝をし、はっと気がつけばすっかり陽が落ちている……と「休みの無駄使い」のような後悔を胸に残してしまうので、連休初日朝の温泉・インこそはまさに最適解と言えよう。仕事という俗塵を掃い、今ここに身も心も連休を迎え撃つ体制が整ったのである。筆者のGWを実況・解説する人があるとすれば、「この温泉は後々利いてきますよ」とコメントすることだろう。

ピカチュウのアイスケーキとご機嫌の娘

 

昼食、夕食の調達をした後目論見通り睡魔に身を任せ、食後に娘の生後1000日を祝った。昨日帰宅時に31アイスクリームでピカチュウのアイスクリームケーキを購入しておいたのだ。

もともと普通のケーキを頼もうと思っていたが、妻が依然喉が本調子ではなく、アイスであれば普通のケーキよりは食べやすかろうと判断した。ピカチュウは最近の娘のお気に入りのキャラクターだ。筆者が小学生の頃に生まれたキャラクターが娘を祝ってくれているのはなんだか不思議な気分である。

昨夜、店頭でもらったアイスカタログをポストに入っていたDMなどと一緒に帰宅時ぽんと机に置いておいたら娘が目ざとく発見し、「ピカチュウ、いいなあ~~」と言っていた時は内心ガッツポーズであった。だ、だめだまだ笑うな……しかし……。

夕食後、ピカチュウと目が合った時の娘の喜びようと言ったら!

ただ、ピカチュウにスプーンを差し入れることには抵抗があるのかアイスよりチョコの年頃なのか、ネームプレートや目、耳、ほっぺたといったチョコ部分をモリモリ食べていた。ピカチュウアイスケーキの中身はまずストロベリー、そのあとパチパチするポッピンシャワーでもちろん抜群にうまいのだが、ピカチュウの皮1枚剥いて鮮やかなピンクが出てくるとちょっとドキッとした。

食後の娘はいつものルーティンとしてポケモンスマイルでポケモンと一緒に歯磨きをし、ラプラスをゲットして、ポケモンスマイルコラボのキシリトールラムネを満足げにほおばった後、いつしか眠りについていた。ポケモンGo再開しようかなあ。

鑑賞

「大名なのに王様とはこれいかに」と大名タケノコの味噌おにぎりを食べながら思ったことをきっかけに「風雲児たち」を再読した。幕末を書くために関ケ原スタートしたこの傑作はいよいよ様々な布石が収斂する中、みなもと太郎先生が鬼籍に入られ未完となった。あまりに悲しくて筆者は最終巻を未だ買えないでいる。じつは本ブログの最初の記事も「風雲児たち」であり、そういった意味でも特別な作品だ。

なんでこんなことを思ったのかというと、劇中鎖国というモラトリアムを西洋各国が揺り動かしに来るタームがあるのだが、そこで各国の代表は日本の「最高権力者」とは誰か? ということで大いに惑わされるのである。「ショーグン」という江戸にいる人間がそうなのか、それとも京都にいる「すめらみこと」がそうなのか……。

「すめらみこと」はわびしい生活を強いられているけれども、その詔(オーダー)によって「ショーグン」は「ショーグン」として認められている。

例えば毛利家は「ショーグン」を支える一地方の「ダイミョー」であるけれども、「すめらみこと」を支えてもおり、その点に関しては今の「ショーグン」の家より古株である……この複雑怪奇な状態が親しみやすい絵柄で展開されていく様はやはりただただ面白く、思考が刺激される。

5/2 連休前波乱の幕開け

家庭

実は昨日、五月開始早々娘が熱発により早退(14時までのところを13時30分に連絡が来たのでほとんど変わらないのだが)自身も体調万全ではない妻が迎えに行ってくれ、そのまま病院に連れて行ったがそこでは平熱。鼻水がいつもより多い程度。本日朝も平熱だが解熱後一日は登園を控えるよう言われているので、ますます体調下降線の妻(声がかすれ咳が良く出る)に変わり欠席の連絡から始まる一日だった。

帰宅時にドラッグストアに寄り、妻用の市販薬と入浴剤を買う。幼稚園で暴れられなかった娘の相手で疲弊しながらもゆで豚を作ってくれていた。脂が程よく落ちておりヘルシーながらも旨味は損なわれていない。娘は終始めちゃくちゃ元気であった。

仕事

連休前ということで各業者にキャッチボールのボールを投げまくるが、相手もさるものでギリギリで投げ替えされもした。診療報酬改正前のセミナーと連休前の御用聞きが重なり己のタイムマネジメントの下手さを呪う。ボイスメモを仕事で使えたら良いのだけど。

読書

シグルイが全話無料ということで読む……も途中からチケットになり止まる。気がついたら深夜二時になっており、やり場のない気持ちと己の肉体の卑小さに衝動的に布団の上で腕立て伏せをしてみたりする。「もう少しこう 手心というか……」の人と「誰じゃ!?」の人が同一人物ということが衝撃だった。

音楽


www.youtube.com

KAGOSHIMA_SHOWTIME

KAGOSHIMA_SHOWTIME

  • provided courtesy of iTunes

最近試合観戦にも行っている鹿児島レブナイズの応援歌? がサブスク配信されていたので聴く。だから夜中に聴く曲じゃないって。土曜日からはシーズン中一位の福井と優勝決定戦。頑張ってほしい。