のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

石けん生活、その後の話。2024年5月あたま。

1月に石鹸を買ったんですよ。たんまり。これですけどもね ↓

simuramiori.hatenablog.com

 

その後これらをどうしたのか、ということを全く何にもコメントしてなかったということに先日はたと気づき(遅い)、書こうと思いました。

 ちなみにまだ使い切ってはいません。現在使用中のものまで含め、1月中旬から今までに使った石けんは5個。うち、1個は2月にイベントで買ったからあげる、って言われていただいた小さなグリセリン石けんなので、実質1月購入分で使ったのは4個です。
 以下感想です。

 

 まず1月の1個目はLUSH。簡易包装だったため、もうこれは「すぐ使おう」となった。

 不安だった香りは驚くほどほのかで良かった。ただし泡が青い(笑)。
 粘度は少し緩いので、思ったよりも早くなくなってしまった感じ。ただ他の石けんのように最後に小さく残ってしまってずっと終わらない…みたいなことがないのはストレスがなくて良いかも。泡が青いのがなかなか面白かったのでまた買うかもしれない。

 2月末の2個目と3個目。Sui Savon。

 1つが20gと小さいのですが、1個ずつ使いました。香りはどちらもほぼなし。なのですが、柑橘というかソルトというか、何かさわやかな感じはする。普通の石けんと比べても少し硬め。


4月あたまからの4個め。ボディーショップのストロベリー(写真下側)。

 今までの5個中最も石けんぽい石けん。細やかな泡立ち、ほどよい固さ。イチゴの香りは最初だけ。

 あと7個もあるよー!わくわくー!モリンガって何ー(←ボディーショップで購入済石けん)
  ストロベリーはまだまだ終わらないのだけれど、次にどれを使おうかなーというのもちょっとわくわくー。

 重ねて言うけど、
 ホントにいい買い物した私ー!



 
 

ピアノとフルートを聴きに行った話、2024年4月末。

 いつも遊んでいただいている友人(というか世話を焼いてもらっているという方が正しいので多分前世の姉さんとか母さん)に誘われてピアノとフルートを聴きに行きました。

 電車に揺られ、駅で待ち合わせをして歩いて会場へ。
 会場ゲートが驚くほど混んでいてこりゃ開演間に合わないな、と思った(間に合った)。最後に並んだのだけど、「もうこれはとりあえず入れないと開演間に合わない!」となったのか、QRコードをちらりと覗かれただけで限りなくスルー。あぶない。これクラシックじゃなかったらまあまあ危ない。気がするけれどもどうなのだろうか。
 あと大声で物販の呼び込みがあってたのもちょっと新鮮。クラシックのコンサートでこんなに大声で呼び込みやっちゃダメな気がする。雰囲気を気にしてほしい。求めているのそれじゃない感がすごい。まあいいか。いいのか。いやあまりよくない気がする(ダメだし)。

 前半は清塚信也さんのピアノ。後半はフルート多久潤一朗さんとのデュオ。
 事前にピアノの先生(←清塚さんのファン)から
「私今回行けないんだけど、大体トークと演奏が1:1だよ」と聞いていたので、
「あ、本当だ」と思いました。わかっていたことだけれど、私としてはかなり物足りない感じは否めない。が、これもまた次に繋げるための清塚さんの布石のような気もしていて…すごい演出力な気もする。そしてこれ文句言えない気もする。土曜公演なのに五千円だったしね!クラシックってや、安くない??

 そんな清塚さんはカラフルで自在なオールラウンダー、という感じ。
 求められたものにしっかり応え、かつ上回りますよ!という気概を感じる。もちろんだけどプロ意識高いし、この会場で何をどう演じれば「うまくいく」かがわかっている、という感じがした。トークの照準がシニアの方々に合っていた。だからこそ羽生結弦選手と島津亜矢さん(紅白)の話をされたのだろうなと。そして演目も知っている、聞いたことのある曲が目白押し。ぎゅうぎゅう。
 清塚さんは、とにかく自分が「全国津々浦々の市井のクラシックの糸口に」ならんとしている風にも感じた。おそらく日本のクラシック界(主に聴衆をうまく増やせていないという所)に危機感があるのだろうなとも思う。
 音がとてもカラフル。前半はピアノの中のマイクに反響していたのか(多分低音を弾いたときかな)、鈴の音みたいなのが聞こえていた(断っておくが全く不快ではない)。後半は気づかなかった。

 オールラウンダーとしてエンターテイナーに徹してクラシック界を拓こうとする、その頭の良さがすごい。
 このひとが、弾きたいものを弾きたいように弾くとどうなるのだろう。

 ととても思いました。そういうのやらないのかな。やれてるのかな。
 プログラムになかった一番最初の「亡き王女のためのパヴァーヌ」の入ったメドレーとかはもしかしたらそうだったのかな、と思いました。

 とんでもなく優しい音で弾きそうだなと想像します。

 

 後半は多久さんのフルートとのデュオ。
 多久さんを売り出したい清塚さんと「フルートってすごい楽器なんだよ!」というところを是非とも売り込みたい熱い多久さんとの攻防戦のようで面白かった。

 推してるところが微妙にズレている。清塚さんは全てを把握しているが多久さんはそのズレに多分全然気づいていない。あっはっは。

 個人的にはフルート~中国Ver.~がすごかったなと思いました。でも途中で高音でニーハオって言っちゃうのはちょっと不快。Snowmanさんとかがイーアルサンスーって歌ってるからそっちじゃダメなのかな(歌だから著作権的にダメなのかな)。

 

 公演後、お洋服を見て、夕飯にすごく良いお肉食べて飲んで帰りました。
 はー楽しかった。贅沢な一日でした。  

Sol y Sombra,2024年4月末。

 4月の頭、丁度繁忙期の合間、仕事がちょっと途切れたときに休みを取って初日に行きました。藤城清治展。
 チケット売り場のところでとりあえず特定医療費受給者証と職場でもらった割引券を出してどちらがお得か聞くことを忘れない私。ぬかりなし。
 職場でもらった割引券が良い、と言われたので支払っていざ受付へ向かおうと数歩進んだところでチケット売り場のお姉さんが慌てて呼び止めてくれて、
「すみません、やっぱりこっち(特定医療費受給者証)がお得でした!」とチケットを代えてくれ、返金してもらいました。ちょっとぬかった。私も調べてくるべきだった。でも数百円に気づいて追いかけてきてくれて嬉しかったです。

 

 そして、観てきた。
 わー。
 わー。
 今プロジェクションマッピングとか、アートアクアリウムとかチームラボさんとかいろいろあってそれはそれで美しいなあ、確かにインスタ映えるだろうなあとか思うけれど、

 私が求めている光と影はこれだな、と思いました。
 ファンタジーの中に素朴さとノスタルジーと優しさと美しさがあって私の生活と地続きに繋がっている感じ。手を差し伸ばせば、向こう側の猫やウサギや赤鬼やこびとたちがしっかり取ってくれそうな感じ。
 大作の版画が2023年の作品、つまり御年99歳の作品だったりすることに驚かされると同時にその力強さと美しさに励まされる。

 お近くの方はぜひ。

 お近くでない方も足を延ばしてぜひ。

www.artagenda.jp

 あと、泣いた赤鬼の上映があっていて、最初から最後まで観たのですが、細部の作りこみが美しく、日本語も美しく、とても良かった。全体の雰囲気がすごく良い。

 

 ちなみにショップでは(美術館のショップ大好きな人)、ポチ袋・シール・絵葉書・卓上カレンダー・ケロヨンのファイルを購入しました。散財。
 心が洗われた。
 レジの前に美術館とカフェのショップカードが置いてあったのでいただいて帰りました。

 帰りの電車の中、ショップカードを見ながら、
 東京に行く機会があったらいつかここ↓にも行きたいなあ、と思いました。
 良い旅でした。

www.seiji-aki-fujishiro-kobito.com

書きたいことがたくさんあるのに追いついていない、2024年4月末。

今週のお題「名作」

 

こんにちはお久しぶりです元気ですいや元気ではない。
普通に生活できているけどバテるのがまあまあ早いような何かそんな感じです。そんなだというのに、仕事が忙しいので何だか荒々しくなっています(あっ)。


 その合間に  

 藤城清治展に行ったりとか(癒された)、ピアノ聴きに行ったりとか、人生2作目のお洋服を完成させたりとかしてたんですけどもそれらを全て書きたいと思っているんですけども追いついておりません。いつか…。

 というわけで今日は何を書くかというと最近見た映画です。この1,2か月でサブスクで映画見まくった。多分ストレス。全部ストレスのせい。4月長い…(荒ぶってる)。

・プアン~友達だちと呼ばせて~ :良かった!タイ映画イイ!
・1秒先の彼女 :主人公がコミカルなのが良い。あと台湾イイ。
金の国水の国 :カワイイ。エンディングまでカワイイ。大分最初のほうで浜辺美波さんだと気づいた私えらい。
・私の幸せな結婚:意外と面白かった。ちょっとしか出ないけど火野正平さんの声が良すぎる。そりゃジブリからお声がかかる。
・ヴァチカンのエクソシスト:ホラー苦手なのに何故観ちゃったんだ私。
・丘の上の本屋さん:じんわりしんみりイタリア映画。
・東京リベンジャーズ~血のハロウィーン編2 決戦~ 暴力シーンダメなのに何故観ちゃったんだ私。でも続き気になったんだもんよ(何やかやで全部観てる)。

踊る大捜査線シリーズの映画全部(容疑者室井慎二・交渉人真下正義含む)
 やっぱり面白かった。本シリーズの2か3の、船上テロのオープニングが大好き。

 

 万民へのオススメは「プアン」です。

 

 さて、 

 そんな私の中で「名作」はいっぱいあるのですが、あまり知られていない映画を取り上げたい(が、映画をめちゃ観ているわけではないため、映画をすごく観ている人たちにとっては有名どころです)。

というわけで、一つ目はドキュメンタリー。
「83歳のやさしいスパイ」

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 たくさんの人たちが出てきて、そこに出てくるたくさんの人たち一人一人の気持ちになると胸がいっぱいになる。

 

二つ目。「ワンダフルライフ」

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 すごく好きな映画。是枝監督の中で一番好き。そしてこの映画のARATAさんが好き…。ここスタートでこれ観て以降井浦新さんを無視できない。うっ、好き…まいったまいった…。

 

そして3作目。ここで有名どころを出してしまう。

ハウルの動く城

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 いや世界的名作なんだけれども、ちょっとこの映画には一言物申したいところがある。
 この映画、全映画・ドラマの中で最も木村拓哉がカッコイイ。と思うんだけどどうかな。すげえカッコイイきむらたくや私の小鳩さんのような心臓が止まっちゃう・・・!ってなる。かっこいい人がカッコイイを演じたらとんでもないんだな、ということがわかる一作になっているのでぜひそういう視点でも観ていただきたい!(力説)

 

 というわけで、録画がもう少しあるので、もうしばらく映画観ると思います。
 最初に書いた諸々も、近いうちに! 

自分でない誰かのための純粋で切実な祈りあるいは願い、2024年4月あたま。

今年7作目

8月の御所グラウンド 万城目学 著

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直木賞受賞作。短編が1つと中編が1つ、の構成。2つは場所が京都、という以外は特に共通点がないのだが、先の短編が中編の「枕」として機能しているのだろうなあという感じがしました。中編が本編か。
 ひょんなことから真夏の京都で早朝草野球をやることになった主人公(大学生)が主人公。
 これ以上書いてしまうともうネタバレになりそうなので書かない。
あえて、このお話を一言で言うならば、浅田次郎万城目学。という感じ(伝わるはず)。
ろうそくの炎を、空のシャボン玉をどうか消えませんように壊れませんようにと祈るようなお話でした。

 

 ……うん、直木賞

 

 オススメです。

まるくてふわふわでカメラ目線、2024年3月末

今週のお題「あんこ」

 

繁忙期一旦明けましておめでとうございます。やったー。

しかし「一旦」なのである。次が始まるのである。いやだ。わたしはだらだらしたい。

 

というわけで、繁忙期明けたので1日休みを取って行ってきました。

今、長沢芦雪展がかかっているのであった。そして「特定医療費受給者証」を持っているためタダなのであった。田舎住みだからどこに行くにも遠いのと、感染症に弱いのと、なかなか体力が戻ってきていない私にとって、これはとてもよいもの。お出かけするための「最後の一押し」「最初の一歩」になる。ありがたいありがたい。これで浮いたお金は周囲に還元させるね!あと募金に回すね!

 というわけで、小雨が降ったり止んだりする中、長沢芦雪を観てきました。平日朝の10時前に到着したのが功を奏し、太宰府天満宮もゆっくりお参りし(今の仮本殿初めて見たけどすごいな!屋根に木がはえとる!)、お隣の博物館も比較的ゆったり観ることができました。
 うんとー。
 全体的にいろいろ動物が(人も)まるくてふわふわでした。輪郭がはっきりしていないからそう見えるのだなあ、あと毛が一本一本書いてあるのもいいな。あとあと、なんか丸いのもいいな、そして目線がこっちを向いているものがなかなかに多くて良いなあ。というか墨がどのくらいの濃さでどのようににじんだりぼやけたりかすれたりするのかとかが完全に把握されてる感じでまさに圧巻。

 絵葉書3枚と栞を購入し、トラのキャンディーポーチはお見送り。1階のショップでさらに缶バッジのガチャを一回回したらトラが出た。イイ…一番欲しかったの出た…。スズメのキャンディーポーチがあったら間違いなく買っていた…ダメだ…ポーチはもうおうちに売るほどある…。

 

 そして外に出て太宰府天満宮の方へ戻ってきたら3倍くらいの混み具合になっていました。一気に人があふれ出た感じ。
 で、参道わきの「かさの家」さんで名物「梅が枝餅」を。
 実はこの「かさの家」さんは人気店なので、大体人が並んでいるのですが、並ぶのがイヤな私はすかさず近くのてぬぐいやさんに入り、奥へ。実はこのてぬぐいやさんの奥が「かさの家」さんの喫茶店になっていて、中で梅が枝餅食べられるしお土産用の梅が枝餅が注文できるつまり待たなくて良い。というわけで抹茶を飲みつつ梅が枝餅を食べつつお土産の梅が枝餅を待つ。10個入りを買っておうちでも食べて残りは冷凍するんだよー。

↑ ひとくち齧った後で「写真!」と思い出して撮りました。かじったところは隠したからわからないわからないうまいうまい。みんな大好き梅が枝餅。博多駅でも売ってるよ。

 あんこも餅も大好きなのに、それが両方なんて最高以外のなにものでもなかろうよ、なあミチザネ!ってなりました。

 その後美容院に寄って帰りました。
 また美術館とか博物館とか行こうーとなりました。

特別展示「日本刀の美」も観てきた。鐡道院短剣。うふふ。

 

 

既視感のある「身内の話」、2024年3月後半。

3月の繁忙期、まさかの延長戦突入です。大きめの仕事が持ち込まれた。
持ち込んだひとは「滑り込みセーフ!」って思っているけどこれアウトだからな!完全に期日過ぎてるからな!って思っている。
 というわけで、まだ繁忙期抜けきれません。ちっ。(Stop舌打ち)


さて、6冊目。

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うちらはマブダチ [ やまもとりえ ]
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うちらはマブダチ やまもとりえ 著 です。久々のマンガ。
 

 大阪の芸術大学で出会った仲間たちとの話。
 何にもなかった頃の何でもない話なんだけど、ここには笑いがあって、思い出があって、リスペクトがあって、何より愛がある。それはもうほとんど、何もかもがあるってことなんじゃないか。
 なんだろう、

 

 ああ、知ってる。

 

 この空気を私は知っている。と感じた。

 私も、生活するには少しだけ足りないような仕送りで生活をしてた大学時代がある。

 その代わり、好きなことを好きなだけ勉強できた。「すき」が同じひとたちと一緒に。

 それを空気ごと思い出させてくれる本だった。良かった。きっと続刊が出たら買うしドラマ化したら見るだろう。

 

 とてもいい本を読んだ。今年一冊目のマンガがこれでよかったなと思った。