Make a Memorandum

40代サラリーマンによる、その時興味を持つものについて節操無く書き残した記録です。

主体性について 7つの習慣より

ティーブン・コヴィ氏の7つの習慣を読んでいます。1989年に出版されたものですが、現在もその存在感が薄れない、素晴らしい本だと思います。

その中で、1つ目の習慣としての主体性について、個人的な補足を含めてまとめておこうと思います。 

コヴィ氏の言葉を借りつつ、自分も含めた不特定多数に話すような感じで残しておこうと思います。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

 

 

反応的な毎日を送っていないか

まず、私自身も職場等でよく感じる"受け身体質"について、"反応的"という言葉で示しています。

個人的にはよく以下のような場面に出くわします。


○○から無茶な依頼が来て腹が立つ
○○に依頼したものの返事が来なくて課題が解決しない。進んでいないのは私のせい
ではない。
教えてもらってないから出来ない。
忙しすぎて時間がないから、この仕事ができていない
○○さんの能力だから出来ることで、私には出来ない。

一方、逆のパターンでも、

○○が親切にしてくれたから私も親切にしよう
天気が良いから気分が良い

これらすべてが"反応的"な状態ですね。

 コヴィ氏はきっぱりと言い切ります。

■ 全ては自己責任の原則

問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。

 

~刺激と反応~
ある刺激に対して、どう反応するかの選択の自由は自分にある。これは、人間が動物と決定的に違うところ。


反応的な人は、その時の感情・状況・条件付け・環境などに左右されている。

すみません、、反省します。

 

私的に感じた部分としては、この選択をするという責任を放棄することで、一時的に楽になりたいということかなと思いました。

 

ただ、前提知識なく、

「周囲に振り回されて不自由な生活を送りたいですか?」という質問だけを問いかければ、皆、Noと答えることでしょう。

本当は嫌なのに(意識的・無意識的にかかわらず)、一時的な楽さのためにそれを選んでしまっている。これについては強く自分のマインドセットに刻んでおかないと、すぐに楽な方に流れてしまいますね。

 

主体性を高めるには

では、主体性を高めるためにどのような考え方をすればよいか。

これを本書では、"習慣の輪"と"影響の輪"という図式を用いて、まず自分の意識がどこに向いているのかを俯瞰しましょうと言っています。

人間が関心を寄せているのは、世界のあらゆる事象の中のほんの一握りですね。その関心の輪の中に、自分が影響を及ぼせる範囲と及ぼせない範囲があります。影響が及ぶ範囲のことを影響の輪と呼び、関心の輪の中にあっても影響の輪の外にあるものに集中していないか(これが反応的)と問うてきます。

この考え方は、以前にも記事に書きましたコントロールできることとコントロールできないことを分けましょうという考え方に似ています。

 

www.virtualautobiography.com

 

コントロール下にないものに時間と集中力を奪われてしまってはいけませんね。

影響の輪の中にあるものに集中していると、出来ることが増えて、徐々に影響の輪
が広がってきます。
逆に、関心の輪に集中していると、他人のせいにしておしまい(思考停止)で、努力
もしないから、影響の輪が狭くなります。

 

ThinkClearityという本の中では、世界を変えるという幻想を捨てろ、と説いています。

以下の中田氏の動画では、

「お前に世界は変えられない。お前が変えられるのは、自分の人生だけだ」と

まとめています。


【Think clearly】3/3 〜大きすぎる夢を持つな!世界は変えられない〜

影響の輪の中にあるものに集中し、徐々に影響の輪が広がれば、それで十分ですね。

 

主体性を増やすために、常に以下の問いを自分にかけながら考えると良いとされています。
「自分はどうしたいのか」/「自分はどうなりたいのか」

あらゆる取り組みに、この質問を自分にして、答えを言葉にしてみてくださ
い。言葉にすることで、具体的に脳が認識して、すっきりします。

 

まとめ

もう、以下の一言に尽きると思います。


問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。

 

 

すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚!独学法 を読んでいます。

Kindleで今、タイトルにある"すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚!独学法"を読んでいます。

 

すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法

すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法

 

読んでいますと書いたのは、正直まだ読み途中なのです。そんな中でメインに置かれている20字インプット学習法のフレームワークについていったん読み終えたところで、これを実践に移そうと考えたからです。後ろを読み進める前に1つ目を動き出そうと。もちろん後半も並行で読み進めます。

動機

今年の抱負でも書きましたが、これまでInput偏重型の勉強をしてきました。わかったつもりでいたけれど、実際に仕事に、生活に活かしきれてはいませんでした。まさに本書でいうところの「消費型学習」でした。そしてほぼ忘れている。。

それをブログを始めることでアウトプットの訓練を開始したわけですが、そんな中でこの本に出会いました。この本の内容を基本のスキルとして学び、アウトプットを重ねていこうと思いました。余計なアレンジなどせず、まずはそのままを受け入れてやってみようと考えています。

20字インプット学習法の要約

あまり書くと書き写しになってしまうので詳細は割愛します。もしこれを読んだ人でやってみようと思う方は実際に購入していただければと思います。フレームワークのフォーマットも提供されます。

目的を明確にする

本を読む前に行うこととして、目的を明確にして見える化することです。

確かに本屋で本を手に取るとき、Kindleにダウンロードを開始するとき、それぞれぼんやりとは目的としてぼんやりイメージするだけでいました。

それをきちんと書き残して、読んでいる最中にもちらちらと横目に見ながら、目的から反れないように読み進めましょうということです。

キーワードを抜き出してグループ化

読了後、目的達成に役立つキーワードを16個、10分以内で書き出す。16個を超えると情報が多すぎてしまうので16個以内にせよとのことです。

書き出した言葉のうち、似たような意味合いのキーワードをグループ化してまとめに役立てます。

20字の一言にまとめる

 徹底的に推敲し、20字以内にまとめる。少しでも言葉を短くできないか考え抜く過程で自分の言葉になり、それが記憶に残る効果があるそうです。ここが神髄なように私は思いました。これをやらないから、本の内容を一言一句覚えられるはずもなく、忘れてしまって生かせないと。

また、このフォーマットは同テーマの複数の本をインプットとしてまとめることにも使ってよいようです。

 

本書では、実際にフォーマットも提示され、赤や青を使った色分けの記述もありましたので、興味を持たれた方はぜひ本書を手に取っていただければと思います。

 

まとめ

目的のために自分の言葉で20字にまとめ切る

 

まだ下手くそですが訓練を重ねていこうと思います。

自分のあるべき姿

キングコング西野さんのYoutubeを見る中で共感を得たものと、自分の解釈を付け加えて、今後の自分のあるべき姿、目指すべき姿を残しておこうと思いました。

西野さんのYoutube動画は音声のみなのですが、その口調やテンポが私は好きです。

参考にした動画

www.youtube.com

 

この動画の中で、"環境のせいにしない人"になりましょうという内容があります。ダメな例として、

「〇〇さんだから出来る。」

と言ってしまう人が多いのでは、と発言がありましたが、本当にそうだと思います。それを言った途端に思考停止して、絶対に先には進めませんね。

 

同じく、職場を見渡していると、こんな場面もあります。

ある課題に対して期限を超過していることを知れ期された場合、

「やっている時間がありませんでした。」

と堂々と言う人。

忙しさをアピールして同情をもらいたいつもりでしょうか。私にはただただ、「時間管理ができない無能です。」と宣言しているようにしか聞こえません。

 

このように環境のせいにする人達は、動画の中にもありましたでしょうか、集団化して出来ている人の悪口を言い合います。それでストレスを解消しているつもりなのですが、その中に建設的な内容は一切含まれていませんので、翌朝からまた環境のせいにして文句を言い続けるだけです。

 

 

最近少し流行しています、ギバーか、テイカーか、という議論について、能動的か受動的かという要素を掛け合わせる思考実験をしたところ、少し興味深かったので以下にまとめておきます。ギバーとテイカーについては私自身まだ勉強不足なので、いったんまとめを鵜呑みにしますと、

他者指向型ギバー/マッチャー/テイカー/自己犠牲型ギバー

 と分類でき、他者指向型のギバーを目指しましょうというものです。

 

この区分に能動的か受動的かを掛け合わせると、

他者指向型ギバー:能動的

マッチャー:受動的傾向が強い

イカー:能動的テイカーと受動的テイカーが存在

自己犠牲型ギバー:受動的

と整理できそうです。

 

マッチャーが受動的傾向が強いとしたのは、相手から同等のテイクをもらえるために動いていると考えました。

能動的テイカーは、簡単に言うと、本当に嫌な奴。

受動的テイカーがまさに上段で悪い例として挙げた環境のせいにして成長しない人と言えると思います。一見、テイカーは自ら能動的にギバーの資産を奪うようにだけ見えますが、一方で受け身的なテイカーは少なからずいるのではないでしょうか。

 

まとめ

環境のせいにせずに能動的な他者指向型ギバーを目指そう。

 

 

直感とヤマ勘の違いを意識しておこう

ある程度の立場になると、大小あれど、何らかの判断を下す場面に出くわします。

その際、すべての場合において必ず正しい判断ができるとは限りませんね。

 

よく考えていく中で、虫の知らせがあるなどのことで直感や第6感が働いて決定を下し、結果として良い方向に物事が進むこともあると思います。

 

私の所属するITの現場で具体例を挙げるとすると、新システムの性能設計などの際にこの直感がかなり重要だったりもします。予想されるユーザー数や、ピークを迎える時間帯、類似システムの実績など、収集可能な情報を集めて分析した上で、最後の安全率をどの程度に置いておくか、といったところは、まさに直感に聞くところもあります。ここでとにかく予算を削るためにその直感を無視してしまうと、結果として性能不足を招くこともあります。

言葉にするのが難しいところなので発注側へは説明がしづらい部分なのが、傷ですね。

 

さて、不確定な将来に向けての何らかの決定の際に働く直感ですが、これを勘違いしている人がいます。それがヤマ勘で物事を決定する人です。ヤマ勘で物事を決定している人は、自分では直感が閃いたつもりでいますが、それはただの当てずっぽうと大差がありません。

 

直感は、これまでの経験を踏まえた上での現在の状況に合った発想であり、経験を積んでいる人ほどその精度が高いものです。

ファーストチェス理論というものがあります。ファーストチェス理論では、「5秒で考えた手」と「30分かけて考えた手」は、実際のところ86%が同じ手であるということが実証されており、特に経営会議などの場では、前者で決めて早く行動を取ることに集中したほうが良いとされています。

 

直感の精度に関しては、先ほど申したとおり、これまでの経験が豊富であるほど精度が高いと言えますが、精度を高める努力をしてきたかということも大事だと思います。

これは仮説を立ててから行動し、その結果と立てた仮説とを比較することを繰り返すことで精度が高まることになります。(仮設の精度を高めている意味合いにもなりますが、ある程度の情報量から将来を予測するという観点では同義と考えて良いと思います。)

つまり、先ほどのファーストチェス理論に立ち返ると、チェスなり経営判断なり、それなりの経験を積んできたことと、精度を高める努力をしてきた人にのみ使える理論であり、ただのど素人が浅い考慮でこの理論に乗っかってしまうと、ただのヤマ勘であって、決して有効性の高い手法ではないのです。

 

昨今のインフルエンサーさんたちの語り口調としては、失敗してもまたそれを経験として早く次の行動に移りなさい、とにかく考えずに行動してみなさい。という内容がよく踊っています。これを勘違いしてはいけなくて、ずっと無考慮で無鉄砲に行けとは言っていません。失敗の経験から直感の精度を上げ、成功を掴み取るための確度を高める努力をしなければ、その失敗は何の意味も持たないものになってしまうのです。

まとめ

直感は経験に裏打ちされたものであり、その精度を高めることができる。

ヤマ勘は直感には程遠く、当てずっぽうなのでやめた方が良い。

サウナでマインドフルネス

Naked Person

www.pexels.com

サウナでマインドフルネス、私は大好きでよくやっています。どちらもそれぞれ、様々な効果が紹介されており、流行っていると思いますが、サウナでマインドフルネス瞑想をしている話はインターネット上では見つけられなかったので、ここに記録として残しておこうと思います。

私自身は2年ほど前からサウナにハマり、"整う"ことを楽しんでおります。マインドフルネス瞑想を知ったのは1年半ほど前

で、どちらもまだ経歴としては短いです。

どちらもニワカで始めた時期も近いですので、逆に混ぜてやってしまう発想にいたったのかも知れません。

以下に私のやり方を記載します。 あくまで自己流ですし、個人差もあると思います。また、十分に水分補給をした方がよいと思います。

1セット目、サウナは10分から12分入ります。その間は呼吸に集中します。特に私は6分経過後あたりから体の上を玉のような汗が流れ始めますので、その汗の流れる感覚を観察します。10分あたりから息が上がり始め、修行している気分を味わえます。その直後に汗を流し、水風呂にドボン。正直1セット目の水風呂はつらいです。息ができなくなるくらいつらいです。約1分ただひたすらに数を数えながら耐えます。

上がった後、体をふき、2セット目です。同じ形で2セット目、3セット目とこなしていきます。3セット目後の水風呂は最高です。私はここで"整う"ことが多いです。

多い日で6セットくらい続けることもあります。これが良いのか悪いのかは正直わかりません。

 

上がった後は気持ちが本当にすっきりし、退社後に行くことが多いのですが、その晩はぐっすりと眠れます。

サウナでマインドフルネスのコツとしては、テレビの置かれていないサウナを選ぶことですね。どうしても見入ってしまいますので、お勧めできません。

2020年の抱負

今週のお題「2020年の抱負」

便乗して2020年の抱負を残しておこうと思います。

今年は、今まで経験したことのないものにチャレンジし続ける1年にしようと思いまして、新年からこのブログを始めました。

ベストセラーにもなったアウトプット大全でも書かれていたように、インプットとアウトプットの割合は、3:7が良いとされています。昨年までは読書なりYoutubeなり師匠からの教えなりと、とにかくインプットを膨大にやってきました。特にYoutubeはそのサービスの特性上、次々と関連動画が再生されます。見ている最中はその動画の内容に納得しながら日々の生活に生かしたいと思うところまでは行くのですが、どうしても次の動画を見ているうちに翌日には大事なポイントを忘れてしまうのです。ただの消費者になってしまっていました。

アウトプット大全を読んでも変われていなかった私。。。。

今年からは、そのインプットも続けながら、自分の考えを付け加えて、形に残るようにこのブログに自分の言葉で残していきたいと思います。

いつの日か見知らぬ誰かが記事をみつけ、何らかの気づきを得ていただけたら、それはそれで幸いなことではありますが、特にPVや収入などに執着せず、このブログ自体は自分のために続けていきたいなと考えています。(はてなブログさんの主旨とは合わず申し訳ありませんが。)

 

これまで長年生きてきて、世界中が閲覧可能な形で何かを発信するのはほぼ初めてのことです。色々と学びながら、このアウトプットを続けることで少しでもまた自分が成長できればと思い、今後も書き連ねていこうと思います。

ITの現場でコントロールできるものとできないもの

Man Standing Infront of White Board

ストレスをためないための考え方として、自分がコントロールできるものとできないものを分けて考え、コントロールできるものに労力を集中しましょうということが広く言われています。

この文脈でコントロールできないものの代表格として、人間関係における他人の考えや性格などがありますね。どんなに自分が苦悩を重ねてもどうにもならずストレスが溜まるばかりなので、無視して自分ができることに一生懸命になりましょう、というものです。

考察

私が勤めているITの現場でも同じことが言えると思います。

悩んでいるメンバーを見ていると、自分、あるいは会社としても手の出せない領域の問題に対して頭を抱えている場面に出くわします。その悩むことに時間をかけすぎてしまい、結果として時間切れで手を打つタイミングが遅くなり、逆にリカバリに手間暇がかかることがあります。

たとえばITインフラで言うならば、ハードウェアを調達する際、海外からの船舶輸送の関係で納期が遅れてプロジェクト全体のスケジュールに影響を及ぼすようなことがあったりします。

遅延の連絡を受けてからうんうん唸っても納期が早まることはありません。この場合に自分がコントロールできるものとしては、後続のスケジュールを素早く関係者と調整し、タスクの組み替えなどの工夫をすることだと思います。問題発生時のスピード感はその後の工程に大きく影響します。

リスク管理

もう1つ、事前にコントロール下に置くためのツールとしてのリスク管理が有効です。リスク管理というと、PMBOKに沿った社内の規程で作成する必要があるので、仕方なく捻り出して一覧化しているような実態がありませんか?それでは勿体無いのでツールとして活用して旨味を得たいですね。

自分でコントロールできないものは、リスク管理に挙げ、それを公表しておくことで、顕在化した際の意思決定者の判断速度は大きく変わります。(あと本音ベースでは、上層部の印象がかなり違います。)プロジェクト担当者の心理的ストレスの大きさも全然違うのも当然お分かりいただけると思います。

未来の予想と考えてしまうと途端に自分のコントロール配下から外れてしまうので、自動車の運転における危険予測のイメージでリスクを洗い出すと良いかもしれませんんね。

偉そうに書いていますが、私自身も修行中の身です。

リスク一覧に挙げ漏れていても、想定外の問題に直面した場合には、まずはコントロールできるものか、できないものかを仕分けて考えることで、次に起こすべきアクションまでの時間と頭の中のスッキリ加減が全然違います。

すぐにテンパっちゃう人は特に、一瞬踏みとどまって整理することを習慣にしてみてはいかがでしょうか。